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パソコンのレアメタル

パソコン処分とレアメタルには深い関係があります。それはパソコンをリサイクルすると

  • 外枠・キーボード・マウス:プラスチック、鉄、アルミなど
  • CPU・メモリ・基盤:鉄、銅、アルミ、金、銀、パラジウム、タンタルなど
  • HDD:ネオジム、ジスプロシウム(HDDの磁石)など
  • 液晶:インジウムなど
  • バッテリー:リチウム、カドミウム、ニッケル、コバルトなど

などが回収できるからです。パソコンにはレアメタルが含まれています。

レアメタルとは、流通量・使用量が少なく希少な金属のことです。コバルト、チタン、ニオブ、バナジウム、レアアース(希土類元素)などがレアメタルです。貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウムなど)の希少金属も合わせてレアメタルというときもあります。

参照:PC3R - パソコンのメーカ・リサイクルの現状とレアメタル・リサイクルへの取り組み

パソコンに含まれるレアメタルの含有量

国立環境研究所の研究によると、調査に使用した1998年製デスクトップパソコン1台中の代表的な金属の量は以下と推測されます。デスクトップ本体:約11kg

デスクトップパソコン1台中の代表的な金属の量

元素 濃度 元素 濃度
0.781g モリブデン 0.121g
アルミニウム 407g ニオブ 0.022g
0.143g ネオジム 23.1g
ビスマス 0.0066g ニッケル 56.1g
コバルト 0.0286g パラジウム 0.187g
クロム 18.7g 白金 0.0055g
319g スカンジウム 0.0121g
7150g ストロンチウム 0.275g
ガリウム 0.0121g タンタル 0.0044g
ハフニウム 0.0022g チタン 0.506g
ランタン 0.132g バナジウム 0.0132g
リチウム 0.0099g タングステン 0.0011g
マンガン 1.001g 亜鉛 75.9g

ノートパソコンであれば、小型化・軽量化のためにプラスチック化やはんだの使用量の低減があります。デスクトップとバッテリー・液晶ディスプレイの有無で金属比率が変わってきます。

また、最近のパソコンであれば、レアメタルレス化が進んでいますので、金属量は大きく減っているでしょう。例えば、ハードディスクがSSD(メモリ)タイプになってきています。

参照:国立環境研究所 - 使用済みパソコン中のレアメタル等の存在量と金属分析

パソコンのレアメタルの回収方法

  • パソコンはまず手分解します。筐体(プラスチック、鉄)、ブラウン管、HDDなどのユニット部品 ケーブルなどに分類
  • 機械で破砕します。金属部品・ユニット部品は、鉄、アルミ、銅の素材に分解されます。プラスチック部品は再生プラスチックに変わります。
  • プリント板は溶解します。金属製錬所や貴金属回収業者の手で金、銀、パラジウムなどの貴金属が回収されます。

金属精錬所ではただ溶かすだけではありません。不純物を取り除きながら脱銅浸出、塩化浸出、溶媒抽出、金還元、銀還元、溶解鋳造など行ってようやく貴金属になります。化学式の活用ですね。

参照:日本鉱業協会 非鉄金属製錬業におけるレアメタル等のリサイクル

なぜパソコンリサイクルなのか

簡単に言うと、採算が現在は取れているからです。パソコンリサイクルはレアメタルのリサイクルの中でも事業化できる可能性が高いと考えられます。国立環境研究所によると以下の経済合理性が、リサイクルを民間事業で行う場合に必要な条件とされているからです。

  • スクラップがまとまって、継続的に、多量に発生すること
  • 成分組成が安定しており、主成分の含有率が高く、他の成分との分離が容易なこと
  • 有害成分が含まれていないか、あったとしても完全に分離できること
  • 水分や油分の付着が少なく、汚れの少ないこと
  • リサイクル成分の価格が高く安定しており、採算がとれること

また、メーカーパソコンリサイクルのようにリサイクルコストを少額だけユーザーから徴収することで成り立つ場合もありますが、少額であることが重要です。

日本鉱業協会によると一般家庭の小型家電のレアメタル回収は、製品中の含有量が微量で、回収コストが見合わないため、経済原則のみでは回収が困難(タダで引き取っても商売にならない)とのことです。パソコンにおいては、レアメタルの回収とパソコンとしてのリユースという2つの仕組みがあるのでようやく成り立っているのが現状です。

参照:経済産業省 レアメタルリサイクルの経済性に関する分析

参照:国立環境研究所 レアメタルリサイクル技術

レアメタルに今後はあるのか

街には家電やパソコンが多く使われていて、その何億台の製品を集めると、とても大量なレアメタルが含まれることから、日本は都市鉱山と言われます。現在は、レアメタルに頼っている社会ですが、代替材料も開発され始めています。レアではなくなる日も来るでしょう。

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