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USBメモリ型SSDとUSBメモリの違いとは?特徴や使い分けを徹底解説

外付けストレージは、HDDが主流でしたが最近では、USBメモリによく似たUSBメモリ型SSDも登場しています。

SSDは読み込み速度が速いことがメリットのストレージ。USBメモリ型SSDはUSBメモリのように小型で、SSDのように大容量のデータを高速で転送できる外付けストレージです。

USBメモリ型SSDはUSBメモリと見た目がよく似ているため、違いがわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではUSBメモリ型SSDとUSBメモリの違いについてと、選び方や使い分けについてわかりやすく解説します。ぜひ、参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • SSDの特徴
  • USBメモリ型SSDとUSBメモリの違い
  • 使い分け方法
  • それぞれの選び方

SSDとは?HDDとの違い

USBメモリ型SSDの解説をする前に、そもそもSSDがわからない方もいるかもしれません。まずはSSDについて、HDDとの違いもあわせて解説します。

SSDとHDDはどちらも、パソコンのストレージとして動画や画像などのデータを保存する記憶装置のことです。SSDとHDDはどちらも、データを長期間保存できますが、それぞれの内部構造の違いから特徴にも違いがあります。SSDとHDDのメリット、デメリットを比較すると以下の通りです。

メリットデメリット
SSD・振動に強い
・読み書きの速度が速い
・動作音が静か
・HDDよりサイズが小さく軽い
・発熱量や消費電力が少ない
・形状が豊富
・最大容量が少ない
・価格が高い
・故障したときのデータの救出が困難
HDD・1つのドライブで保存できる容量が大きい
・容量単価が安い
・衝撃に弱い
・読み書きが遅い
・動作音や振動が発生する
・消費電力が多い

SSDはHDDよりも振動に強く、データの読み書き速度が高速なため、パソコンに搭載すると起動や読み込みが速くなるメリットがあります。一方、HDDよりも容量単価が高いことがデメリットですが、次第に価格差は小さくなりつつあります。

このSSDの特性を持ち、USBメモリのように小型で持ち運びできるようになったものが、USBメモリ型SSDです。次に、USBメモリ型SSDとUSBメモリの違いを見ていきましょう。

SSDの選び方に関しては下記記事でも詳しく紹介しています。

パソコンのSSDの選び方を解説!おすすめのメーカーは?>>

USBメモリ型SSDとUSBメモリの特徴

SSDとUSBメモリは、どちらもNAND型フラッシュメモリを使用した記録媒体です。どちらも消費電力が少なく、衝撃に強い特性がありますが、データの読み込み速度はSSDが高速です。ここからはそれぞれの特徴や違いについて、詳しく解説します。

USBメモリ型SSDとは?

長年外付けのストレージはHDDが主流でしたが、最近ではより高速で読み書きできる外付けSSDが数多く登場しています。USBメモリ型SSDとは、SSDが小型化され持ち運びできるようになったSSDのことです。USBメモリと同じようなサイズでコンパクトでありながら、大容量であることが特徴です。

見た目はUSBメモリによく似ていますが、SSDと同じ機能を持っており耐久性や転送速度に優れています。USBメモリのようにデータをやり取りするよりも、パソコンに取り付けてストレージ容量を拡張することを想定して作られています。

USBメモリ型SSDは、複数のパソコンを行き来してデータを受渡しするUSBメモリと違い、主に1つのパソコンのストレージの拡張のために使われることが多いです。しかし、持ち運ぶことも想定されており、落下による衝撃に強い耐衝撃性能や、防水性能が備わっているモデルもあります。

一般的な外付けHDDやSSDはケーブルでパソコン本体と接続して使用していましたが、USBメモリ型SSDはケーブル不要で直接パソコンのUSB端子に挿し込んで使えることもメリットです。

USBメモリとは?

USBメモリは、パソコンに接続してデータの保存や転送ができます。容量の大きさが豊富で、USB端子に挿すだけでデータのバックアップや転送ができるため、利便性が高いことが特徴です。

持ち運びできて使いやすいため、外出先や出張先でのデータの持ち運びにも便利です。またUSBメモリは、他のデバイスとの互換性が高く、さまざまな機器に接続できることもメリットです。

しかし、低価格帯のものは特に、転送速度が遅く作業効率が悪くなることもあります。大容量で転送速度が速いものは、高価です。また、データの転送が主な用途で長期的にデータを保存することには向いていません。

USBメモリ型SSDとUSBメモリの違い

USBメモリ型SSDとUSBメモリは外見上はよく似ていますが、特徴や用途が違います。

USBメモリ型SSDは高速なデータ転送が可能なため、大容量のデータのバックアップや、大きなファイルの保存に適しています。また、耐久性が高く、データの安全性も確保されているため、重要なデータの保存にも最適です。一方、USBメモリは、容量が小さく一時的なファイルの保存やデータ転送に適しています。

このように、USBメモリ型SSDとUSBメモリには違いがあります。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

OSからの認識され方

USBメモリ型SSDは、パソコンに「ローカルディスク」として認識される一方、USBメモリは「リムーバルディスク」として認識されます。

USBメモリ型SSDは頻繁に取り外しをするものではなく、パソコンに接続して拡張ストレージとして使用するため内蔵SSDと同じように認識されます。ローカルディスクとして認識されごみ箱が利用できるため、誤って削除したファイルの復元も簡単です。また、ソフトのインストールも可能なため、パソコンが容量不足になった場合にも利用できます。

USBメモリはリムーバルディスクとして認識されるため、ディスク管理画面からできる操作は、ドライブ文字の変更と、取り出しだけです。

データの転送速度

USBメモリ型SSDは、USBメモリと同じくデータを保存するためのポータブルストレージデバイスです。USBメモリ型SSDは、フラッシュメモリチップを使用しSSDと同じ技術を採用しており、高速でデータを読み書きできます。

一方、USBメモリもフラッシュメモリチップを使用していますが、USBメモリ型SSDほど高速ではありません。そのため、大容量のデータを高速で転送する必要がある場合は、USBメモリ型SSDがおすすめです。ただしUSBメモリ型SSDも、内蔵SSDである「NVMe SSD」などよりは転送速度が遅くなります。

耐久性と寿命

USBメモリ型SSDは高価ですが、耐久力が高く寿命も長いです。一般的な寿命は5年程度と言われており、データの長期保存に向いています。

一方、USBメモリは安価ですが、大量にデータのやり取りをすると壊れやすく、データが消えることもあります。一般的な寿命は1~2年程度と言われており、大切なデータの保管などには向いていません。

容量と価格

USBメモリの一般的な容量は16GB~128GBで、データの転送やバックアップなどの一時的なデータ保存に適しています。一般的に容量が小さく安価なため、パソコン同士のデータの受渡し役として広く利用されています。そのため、ビジネスマンや学生など、データの持ち運びが頻繁に発生する場合には、USBメモリを使用することが一般的です。

USBメモリ型SSDはUSBメモリよりも高価ですが容量が大きく、一般的な容量は128GB~512GBで、容量の大きいものになると4TBといったものもあります。そのため、大量のデータを保存したり、転送したりする場合に向いています。

パーティション操作

USBメモリ型SSDは、内蔵SSDやHDDと同様に認識されるためパーティション操作ができます。そのため、パーティション形式をGPTにする、ダイナミックディスクに変更するなども可能です。パーティションの分割や結合などの自由度が高く、データ管理にも最適です。USBメモリは、パーティション操作には対応していません。

それぞれの使い分け方法

USBメモリ型SSDとUSBメモリの使い分けのポイントは、データの用途と容量です。USBメモリ型SSDは高価ですが耐久性が高く、壊れにくく、データの転送速度が高速です。一方、USBメモリは安価ですが、容量が小さい上に壊れやすく、データの転送速度も遅いです。

そのため、一時的なデータの保存やファイルのやり取りには、USBメモリの使用がおすすめ。一方、大容量のデータの保存やバックアップには、USBメモリ型SSDを選ぶと良いでしょう。

USBメモリ型SSDはデータの受け渡しよりも、ストレージの拡張として使用されることを目的としています。容量不足になったパソコンのストレージを拡張するためにはUSBメモリ型SSDを、パソコンからパソコンへデータを持ち運ぶ場合はUSBメモリの使用が適しています。

他の人へデータを渡す場合は、紛失のリスクなどを考え、安価なUSBメモリの使用がおすすめです。

USBメモリ型SSDとUSBメモリの選び方

USBメモリ型SSDとUSBメモリの選び方について考える際の基準としては、主に以下のポイントが挙げられます。

  • 容量
  • 価格
  • 転送速度
  • 耐久性・耐衝撃性・耐水性
  • 用途

以下では、USBメモリ型SSDとUSBメモリの選び方について詳しく解説します。

容量

64GB程度までの容量であればUSBメモリ、それ以上のものはUSBメモリ型SSDを選ぶと良いでしょう。ただし、USBメモリ型SSDは高価なため、予算も考える必要があります。USBメモリにも大容量のものが販売されているため、転送速度にこだわらない場合は、大容量でもUSBメモリを選ぶのも1つの方法です。

一般的なUSBメモリの容量は16GB~128GBです。保存するデータによっては、少ない容量ではすぐにいっぱいになることもあります。容量の目安は、WordやExcelなどのデータを持ち運ぶだけなら、4GB~8GB程度で問題ありません。

写真や音楽、動画などを保存する場合は、32GB~64GB程度がおすすめです。パソコンのデータをバックアップしたい場合は、128GB以上がおすすめですが、データをバックアップする場合はUSBメモリ型SSDが安心です。USBメモリの場合、容量が大きいほど容量単価が下がるため、余裕をもって少し大きめを選ぶのも良いでしょう。

USBメモリ型SSDは、USBメモリと比較すると大容量です。パソコンの拡張ストレージとして活用することも多いため、できるだけ大きい容量がおすすめです。目安としては、保存するデータがWordやExcelなどのテキスト中心であれば、120GB~500GB程度。高画質な画像や動画を保存するなら500GB~1TB程度がおすすめです。

価格

価格で選ぶなら、USBメモリがおすすめです。同じ容量のUSBメモリ型SSDとUSBメモリを比較すると、価格差が2倍以上になる場合もあり、USBメモリの方が安価です。ただし、安価なUSBメモリは転送速度が遅く作業効率が悪くなる場合もあります。転送速度も気になる場合は、予算を決めて他の項目も確認しましょう。

転送速度

転送速度が重要な場合は、USBメモリ型SSDがおすすめです。大容量のファイルを頻繁に転送する必要がある場合や、高速なデータアクセスが求められる場合には、USBメモリ型SSDが適しています。一方、持ち運びやバックアップが主な目的であれば、USBメモリが便利です。転送速度が遅いものの、汎用性も高く使いやすいでしょう。

USBメモリ型SSDやUSBメモリの転送速度は、USBの規格によります。同じUSB形状でも規格によって、転送速度に違いがあります。USBの規格は以下の種類があります。転送速度を重視する場合は、転送速度の速いUSB規格のものを選びましょう。

USB規格転送速度
USB2.0480Mbps
USB3.2(Gen1)5Gbps
USB3.2(Gen2)10Gbps
USB3.2(Gen2 × 2)20Gbps(Type-Cのみ)

参照:Transcend 製品サポート

耐久性・耐衝撃性・耐水性

耐久性の高さで選ぶなら、USBメモリ型SSDが最適です。USBメモリと比較すると、高い耐久性を持ち、故障しにくく、長期間のデータ保存に適しています。大切なデータを保管する目的であれば、USBメモリ型SSDがおすすめです。

USBメモリ型SSDやUSBメモリは、持ち運びや使用時の衝撃によって壊れる可能性があります。耐久性のあるUSBメモリを選ぶことで、データの損失や故障のリスクを軽減できます。特に、耐衝撃性や耐水性を備えたUSBメモリは、アウトドアや過酷な環境での使用にも適しています。大切なデータを守るためには耐久性が高く、耐水性や耐衝撃性があるモデルを選ぶと良いでしょう。

用途

USBメモリ型SSDは、主にパソコンに接続して、ストレージ不足を補うために使用されます。例えば、OSやアプリをインストールして、パソコンの起動や読み込みを高速にするなどの使い方もできます。

一方、USBメモリは、データの持ち運びに特化しています。パソコンにはリムーバルディスクとして認識されるため、アプリやソフトをインストールできません。価格が安価なため、気軽に持ち運びできるため広く活用されています。

まとめ:USBメモリ型SSDとUSBメモリは転送速度や用途が違う

USBメモリ型SSDとUSBメモリは、どちらもデータの保存や転送に使用される便利なデバイスですが違いがあります。

USBメモリ型SSDは、USBメモリと比べて大容量で高速なデータ転送が可能。耐久性が高く壊れにくいため、データの長期的な保存が得意なデバイスです。一方USBメモリは、安価で一時的なデータ保存や転送に便利。データの受け渡しに特化しています。

USBメモリ型SSDやUSBメモリは、以下の用途に最適です。

USBメモリ型SSD

  • 大容量の写真や動画ファイルをバックアップする
  • 大きなファイルを高速で転送する
  • パソコンに接続して拡張ストレージとして使う
  • パソコンに接続してOSやアプリをインストールする

USBメモリ

  • 小さなファイルの転送
  • 一時的なデータ保存
  • データの受け渡し

それぞれ違う特徴があるため、両方持ち、用途に合わせて使い分けましょう。

SSDを新しく購入し、古いSSDが不要になったらパソコン処分.comでの処分がおすすめです。容量がいっぱいで重くなったパソコンは、USBメモリ型SSDで容量を増やすことも可能ですが、パソコンの寿命の場合は買い替えも検討しましょう。

パソコン処分.comならパソコンと同梱すれば、SSDも処分できます。事前連絡やデータ消去も不要で、着払いで送るだけで不要なパソコンやパーツを簡単に処分できます。不要なパソコンやパーツの処分に困ったら、ぜひ活用してください

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Macで動画編集をしたい場合にどれぐらいのスペックのモデルが必要なのでしょうか?

「とりあえず一番高いモデルを買っとこう」といえる人であれば何も迷わなくて済みますが、そうもいきませんね。

基本的に2023年段階の現行のMacであれば、どのモデルでも動画編集は可能です。

ただし動画編集の内容によっては向き不向きがあるので、自分がする動画編集の内容に合わせたモデルを選びましょう。

この記事では

  • Macで動画編集するときに必要なスペック
  • Macにおすすめの動画編集ソフト

について解説していきます。

Macで動画編集するときに必要なスペック

現行MacにはMシリーズと呼ばれるCPUとGPUが一体となったApple独自のチップ(PCの頭脳)が採用されており、ベースモデルでも十分な性能を備えています。

ただし動画編集の内容によっては推奨のスペックがあります。

ここでは以下の2つの動画編集に分けて解説していきます。

  • 趣味レベルの動画編集
  • 業務用や4K解像度以上での動画編集

趣味レベルの動画編集

趣味レベルの動画編集、YouTubeにアップする動画編集であれば現行のどのMacでも問題ありません。

具体的には以下の基準以上のものを選びましょう。

項目推奨スペック
チップM1以上
メモリ16GB以上
ストレージ256GB以上

動画編集はメモリを多く消費する作業なので、最低でも16GB以上のモデルが必要です。

8GBでも動画編集ができないわけではありませんが、動画編集と調べ物や素材探しなどのためにブラウザなどを立ち上げるとあっという間にメモリはパンパンになり、フリーズする可能性があります。

Macのメモリは後から増設することが困難なので、メモリは妥協せずに最初から上げておきましょう。

また動画のファイルは容量が大きいのでストレージも256GB以上、余裕があれば512GB以上がよいでしょう。

容量が足りなくなった場合はiCloudにアップするなどの方法もありますが、頻繁にオンラインでのダウンロードとアップロードが増えるので、快適さはローカルのストレージには一歩譲ります。

ただしSSDを外付けして容量を拡張することもできるので、メモリほど真剣に考える必要はありません。

業務用や4K解像度以上での動画編集

業務目的での動画編集や4K解像度以上で動画編集をしたい場合はどのMacでもよいというわけにはいかなくなります。

これらの目的に必要なスペックは以下を参考にしてください。

項目推奨スペック
チップM2 Pro、M3以上
メモリ36GB以上
ストレージ1TB以上

解像度が高い場合や動画の尺が長く、本格的に映画などの編集をする場合はチップはM2 Pro以上かM3を搭載したモデルがおすすめです。

MacBook Airなどに搭載されているM2でもできないことはありませんが、MacBook Airには冷却のためのファンがなく、性能を引き出すことができない可能性もあります。

また処理速度もProシリーズの方が一段上なので、仕事で使う人にとっては死活問題ともいえるでしょう。

メモリはぜひ36GB以上を積んでください。4Kの動画は想像以上にメモリの消費が激しくなります。

また尺が長ければ長いほどメモリも必要となるので、メモリは妥協することなく容量を大きくしておきましょう。

業務用、4Kの動画の編集を繰り返すとストレージはあっという間に埋まるので、1TB以上を目安にしてください。

ただしこれはあくまでも最低限なので、本格的に仕事に使う場合は4TB必要となることもあります。

MacBookかiMacか

Macにはノート型のMacBookとデスクトップのiMacがあります。

一応完全なプロ用のMac ProやMac Studioもありますが、これを購入する人は当記事の情報は不要のはずなので、

  • MacBook
  • iMac

のそれぞれが向いている人を解説していきます。

持ち歩きたいならMacBook

MacBookのメリットは以下の通りです。

  • 持ち歩ける
  • 外部モニターに繋いで大きく映せる

出先で作業を行う必要がある人はMacBook一択となるでしょう。

また自宅やオフィスで動画編集をする際もMacBookは外部モニターに接続して、より大きな画面で作業することができるので、モニターサイズの制約を受けません。

一方でデメリットとしては

  • 価格が高い
  • 外部モニターを使わないと画面が小さい

ということが挙げられます。

MacBookは小型の筐体にさまざまな高性能パーツを詰め込んでいるため、iMacと比較して価格が高めになります。

また外部モニターが接続できるメリットの一方で、接続しなければMacBookの画面上で作業を確認せざるを得なくなるため、横に長い方が有利な動画編集ではやや作業しにくい可能性もあります。

総じてMacBookは

  • あちこちで作業する
  • モニターを接続する用意がある

人におすすめです。

持ち歩かないならコスパのよいiMac

iMacはデスクトップ据え置き型のMacです。

iMacのメリットは

  • 画面が大きい
  • MacBookよりもコスパがいい

という点にあります。

MacBookは最新型のモデルで24インチのモニターを備えており、外部モニターに繋がなくとも大画面で動画編集が可能です。

またM3チップを搭載しているため、もたつくことなく動画編集が可能です。

一方で以下のデメリットもあります。

  • マウスとキーボードが別途必要
  • 拡張しにくい
  • 4Kや8Kの動画編集にはスペックが足りない可能性もある

iMacはキーボードとマウスが最初から付属していないので、別途購入する必要です。

また全ての端子が背面にあるために拡張性に乏しく、外部モニターや外付けSSDなどの接続がやりにくいというデメリットもあります。

さらにiMacではM3以上のチップを選べない、メモリの上限も24GBとMacBook Proに比べると性能面でやや見劣りする部分があり、本格的なプロユースには対応しきれない可能性があるので、高解像度での動画編集を考えている人には不向きなモデルといえます。

iMacは

  • 簡単な動画編集をしたい
  • コスパよくMacが欲しい

という人におすすめです。

Macにおすすめの動画編集ソフト

Macにおすすめの動画編集ソフトの例としては以下のものがあります。

  • Adobe Premiere Pro
  • Final Cut Pro X
  • Apple iMovie

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは映像業界のスタンダードな編集ソフトでプロの間でも広く使われています。

Adobe Premiere Proはプロ仕様の多機能な編集ツールを備えており、動画の切り貼り、テロップ挿入、エフェクト追加、カラーグレーディングなど、動画編集に必要な基本的な機能に加え、高度な編集機能も搭載しています。

価格が高めなことがネックともいえますが、動画編集ソフトといえばAdobe Premiere Proといわれるぐらい使い勝手には定評があります。

Adobe 公式サイト

Final Cut Pro

Final Cut ProはMac専用の高性能な動画編集ソフトです。

Final Cut Proはハリウッドクオリティのプロジェクトを作成するために作られており、Macユーザーにとって非常に使いやすいソフトとなっています。

Final Cut Proは豊富なエフェクトやトランジション、オーディオ編集機能など、プロの編集者が必要とするすべてのものが揃っており、Apple製品との連携も非常にスムーズというメリットがあります。

iMovieのプロジェクトを簡単に同期させることができ、Macユーザーにとっては非常に便利な機能と言えるでしょう。

Final Cut Pro公式サイト

Apple iMovie

Macに最初からインストール済みのソフトです。

初心者でも使えるようにわかりやすいインターフェースになっており、趣味レベルの動画編集であれば十分な品質のムービーができます。

動画だけではなく、オーディオ編集ツールも充実しており、プロなみの音声調整ができることもポイントです。

Adobe Premiere Proのように完全なプロ向けではありませんが、手軽に動画編集を楽しみたい人にはおすすめのソフトといえるでしょう。

まとめ:動画編集のレベルに応じてスペックを選ぼう

以上、Macで動画編集をするのに必要なスペックを解説してきました。

単純に動画編集のみであればどのMacでも可能ですが、自分が望む動画編集のレベルに合わせてスペックを選ぶとよいでしょう。

大雑把に分けると

  • 趣味レベルの動画編集:どのMacでもメモリとストレージさえ条件を満たしていればOK
  • 4K、プロユース:M2 Pro以上、M3以上のチップと大容量メモリおよびストレージ

となります。

メモリは後から増設できないので、購入時に余裕を持った容量にしておくことをおすすめします。

ストレージは後からどうにでもなるのですが、本体容量が多いに越したことはありません。

必要に応じて増やすようにしてください。

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自作PCは電源ユニットを自分で選ぶ必要があります。

CPUやGPUは性能がわかりやすい一方で、電源ユニットの適切な容量がどれぐらいかピンとこない方も多いのではないでしょうか?

この記事では

  • 電源ユニットの種類
  • 電源ユニットの選び方
  • 電源ユニットを選ぶときの注意点

について解説していきます。

電源ユニットの種類

電源ユニットとはいうまでもなくPCを動作させるための電力を供給するパーツです。

電源ユニットは「規格」と「サイズ」でいくつかの種類に分かれます。

主な電源ユニットの種類は以下のようになります。

規格名主な用途サイズ(W×H×D)
ATX一般的なデストップPCに採用されている156×86×140~180
EPSハイエンドPCやサーバー用に規格で、ATXよりもサイズが大きい150×86×140~180
SFX/SFX-Lスリム型やキューブ型などの小さめのパソコン用の電源100~125×50~63.5×100~130

ATX

ATXは一般的なデストップPCに採用されている規格で、最もメジャーなものです。

フルタワーやミドル、ミニタワーなど多くのケースに入るサイズになっているので、汎用性が高く、種類も豊富なことが特徴です。

価格帯も広く、エントリーグレードから大容量の高額モデルまで自分の用途に合わせて選ぶことができます。

EPS

EPSはATXよりもさらに電源供給能力をさらに向上させたものになります。

基本的にはATXとサイズは同値ですが、製品によってはATXよりもサイズが大きくなる傾向にあり、ミドルタワーやミニタワーのケースによっては入らない可能性もあるので、事前にしっかりとチェックしましょう。

とはいえほとんどのPCはATXやSFX規格で電力は足りるのでEPSを積極的に選ぶ機会は稀です。

SFX/SFX-L

SFSとSFX-Lはスリム型やキューブ型などの小型のPC用の電源です。

規格の一つとなってはいますが、製品ごとにサイズがマチマチなので、自分のPCに入るかしっかりサイズを測る必要があります。

またSFX-Lはファンを搭載しているため、さらに一回り大きくなっています。

電源ユニットの選び方

電源ユニットを選ぶ基準は大きく

  • 電源容量
  • 80PLUS認証
  • ケーブルの種類

です。

電源容量

PCを動作させるには目的に合わせた電源容量が必要です。

電源容量はワット(W)で表され、電源ユニットの総出力ワット数が必要とするワット数を上回るように選びましょう。

具体的には以下の数値を目安にしてみてください。

ワット数PCの用途
500W以下オフィス作業・ネット・動画視聴など
500~800WゲーミングPC・動画編集
800W以上複数のグラフィックカードを搭載・3DCG作成

どれだけの電力が必要かはCPUやGPUなどのパーツによって必要となる電力量が異なるため、適切な容量を選ぶことが必要です。

一般的なゲーム用途における目安としては600W程度の電源ユニットが適していますが、最新のグラフィックボードを搭載する場合は800W程度にしておいた方が無難です。

ただし、必要な容量が多いほど高価になるため、自分が使用するパーツに応じた必要最低限の容量を把握することが大切です。

また電源容量が足りない、またはギリギリだと突然シャットダウンしたり、再起動を繰り返したりするのである程度余裕を持った容量がおすすめです。

自分のPCに必要な電力の目安は以下のサイトで概算を出すことができます。

電源容量計算機:ドスパラHPより

80PLUS認証とは電源変換効率のグレード

電源ユニットには80PLUS認証という電源の変換効率を表す指標が記載されています。

電源ユニットはコンセントからの電力を100%変換できるわけではなく、熱に変換されることである程度の損失が発生します。

この損失の割合を示したものを「電源変換効率」といい、グレードが上がるほど損失が少なくなります。

80PLUS認証の種類と負荷率は以下の通りです。

負荷率とは最大出力に対するPCの実際の出力のことを指し、例えば1000Wの電源ユニットに対して、PCの要求する電力が500Wとして、グレードがPLATINUMの場合は92%の電源変換効率になることを意味します。

また基本的にどのグレードも50%の負荷率がもっとも効率よくなるように設計されているので、50%の変換効率が一番高くなる点も理解しておきましょう。

つまり【PCに必要な電力の総量】の2倍の最大出力を持つ電源ユニットを選ぶと最も効率がよくなります。

グレード負荷率20%負荷率50%負荷率100%
STANDARD80%80%80%
BRONZE82%85%82%
SILVER85%88%85%
GOLD87%90%87%
PLATINUM90%92%89%
TITANIUM92%94%90%

このように電源ユニットの性能を示す認証として80PLUS認証は多くの製品に記載されています。

ただし上記の80PLUS認証以外にも近年ではCybeneticsが開発した「ETA認証」を採用する電源ユニットも増えています。

「ETA認証」は80PLUS認証に加えて、力率、5VSB変換効率、待機電力といった評価項目があり、「80PLUS」認証よりも厳格な指標とされています。

またCybeneticsの認証には、静音性に関する「LAMBDA」と呼ばれるものもあります。

とはいえ多くの場合は80PLUS認証を基準にしておけば電力に関して問題となることはありません。

待機電力が0.1Wでも0.25Wでも電気代にはほとんど影響はありません。

グレード選びに迷った場合は80PLUS認証でGOLD以上を選んでおけばよいでしょう。

ケーブルの種類

電源ユニットのケーブルには主に以下の種類があります。

  • ATXメイン電源コネクタ24ピン:マザーボードに接続するコネクタ
  • ATX12V電源コネクタ(4/8ピン):CPUの補助電源コネクタ
  • PCIエクスプレス電源コネクタ(6/8ピン):グラフィックボードなどに使うコネクタ
  • SATA電源コネクタ:SSD、HDDに使うコネクタ

上記以外にも光学ドライブ用のペリフェラル4ピンコネクタなどがありますが、近年では目にする機会は減少しています。

どの電源コネクタが何本付いているかは電源ユニットによって異なります。

自分のPCの構成に必要なものをしっかりと把握してから購入するようにしましょう。

また少し高価になりますが、電源ケーブルが着脱式になっており、必要に応じて接続できる「プラグイン式」と呼ばれるケーブルがセットになっている電源ユニットもあります。

電源を選ぶときの注意点

電源を選ぶときの注意点は以下のものがあります。

  • 電源容量が大きければよいというものでもない
  • 規格が同じでもサイズに微妙に差がある

電源容量が大きければよいというものではない

電源容量は十分にあるに越したことはありませんが、PCの要求電力が250Wなのに1000Wの電源などを選ぶと電源効率は悪くなる可能性があります。

電源ユニットは負荷率が50%の状態が最も効率よく動作するように設計されているので、25%では逆に無駄が多いということになります。

もしPCの要求電力が250Wだった場合は倍の500Wぐらいが適切ということになるので、必要以上に容量の大きい電源ユニットを選ぶのは避けましょう。

規格が同じでもサイズに微妙に差がある

ATXやSFXはある程度の規格としてサイズの目安が決まっていますが、必ずしも全てが同一サイズとは限りません。

電源ユニットを買い換えるときに前のモデルは入ったけど、新しく買ったものは入らなかったというこは実際にありえるので、必ず購入前にサイズを測るようにしましょう。

まとめ:電源ユニットはPCに必要な電力に対して倍のものを選ぶ

以上、自作PCにおける電源ユニットの選び方を解説してきました。

基本的な考え方としては以下の点を重視しましょう。

  • PCに必要な電力の倍を選ぶ
  • 80PLUS認証でGOLD以上を選ぶ

これ以外にもケーブルの種類がありますが、実際に自分のPCに使われているマザーボードやグラフィックボード、HDDなどをよく確認して必要なケーブルを選ぶようにしましょう。

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ゲーミングPCにおいて、SSDは起動やゲームのロード時間を高速化するために欠かせないパーツです。しかし、SSDの容量や増設方法など、初心者にとってはわかりにくい部分も多いです。

この記事では、ゲーミングPCにおすすめのSSD容量と増設する方法について、わかりやすく解説します。ゲーミングPCにSSDが最適な理由も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • SSDはゲーミングPCに必要か
  • ゲーミングPCにSSDを使うメリット
  • SSDのおすすめ容量
  • SSDを増設する方法

SSDとは?ゲーミングPCに必要?

SSD(ソリッドステートドライブ)とは、パソコンにデータを記憶、読み出しする装置のことです。HDDと同様に、パソコンに接続しストレージとして使い、OSやアプリなどを記録します。

SSDの種類

SSDには、2.5インチとM.2の2種類があります。2.5インチはノートパソコンで使用されているHDDと同じサイズで、ほとんどのドライブへ設置できます。互換性があるため、HDDからSSDへの換装も簡単です。

デスクトップパソコンの場合は、主に3.5インチのハードディスクが使用されていますが、交換マウンタを使用することで、2.5インチのSSDを取り付け可能です。種類が豊富で、外付け用ケースが付属しているものも販売されています。

M.2は、基板形状でSSDの中でも最も小さく、ガム1枚ほどのサイズです。マザーボードのスロットに直接差し込み使用するため、ケーブル配線が不要です。Serial ATA(シリアルATA)やPCI Express(ピーシーアイエクスプレス)に対応するなど、機能性や柔軟性に優れています。

M.2は複数のインターフェースに対応していますが、読み書きが非常に速く、高速データ通信が可能なNVMeタイプがおすすめです。NVMe規格でPCI-Express接続のものが、M.2の中では最速です。そのため、読み込み速度を重視するならNVMe規格のSSDを選びましょう。

SSDとHDDの違い

SSDは内蔵メモリーチップにデータを読み書きする一方、HDDはプラッタと呼ばれる回転する円盤に磁気でデータを読み書きします。SSDとHDDの違いを簡単にまとめると、以下の通りです。

SSDHDD
メリット・振動に強い
・読み書きの速度が速い
・動作音がない
・HDDよりサイズが小さく軽い
・発熱量や消費電力が少ない
・1つのドライブで保存できる容量が大きく、単価が安い
・最大容量が大きい
デメリット・最大容量が小さい
・価格が高い
・衝撃に弱い
・読み書きが遅い
・動作音や振動が発生する
・消費電力が多い

2016年ごろまでは、ゲーミングPCのメインストレージはHDDでしたが、現在はSSDの搭載が一般的となっています。SSDを使うことによって、HDDと比較してゲームデータの読み書きが速いため、ロード時間が短縮されます。ロード時間が長くて待てない方や、頻繁にロードが入るゲームをプレイしている方にはSSDを使うメリットが大きいでしょう。SSDはゲーミングPCに絶対に必要なパーツではありませんが、搭載していると有利になる可能性があります。

SSDはHDDと比較すると、価格が高いことがデメリットです。一方、HDDは容量単価が安いため、大容量なHDDを安価で取り付けできます。そのため、価格の安いHDDに読み込み速度の恩恵を受けない画像や動画などのデータを入れ、SSDにOSや読み込みに時間のかかるゲームを入れるといった使い分けもおすすめです。

HDD、SSDに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。

どっちを選ぶ?HDDとSSDの違い!寿命や速度を徹底比較>>

ゲーミングPCにSSDを使うメリット

ゲーミングPCにおすすめのSSDには、以下のようなメリットがあります。

  • ゲームの読み込みが速くなる
  • 静音性が高くゲームに没頭できる
  • 壊れにくく、ゲームデータ消失リスクが低い
  • 消費電力が少なくパソコンへの負担が小さい
  • 発熱量が少なくパソコンが長持ちする

SSDはHDDと比較して、読み書き速度が高速です。そのため、ゲームの読み込みが速くなり、ロード時間が短縮。低レイテンシーのため、反応速度も高速です。HDDはデータを読み込むときにカリカリ、ジーなどの音が出ますが、SSDは動作音がほとんどなく静音性に優れているため、ゲームの世界に没頭できます。

またフラッシュメモリを使用しているため故障しにくく、ゲームデータを消失するリスクも低いでしょう。HDDと比較して、消費電力や発熱量が少なく、パソコンに負担がかかりにくい点もメリットです。一方唯一のデメリットは、価格が高いことが挙げられます。価格を抑えるためには、データをHDDとSSDを使い分けて保存するのも良いでしょう。

プレイするゲームにもよりますが、読み込み速度が速いことは、有利に働くことも多いです。そのため、ゲーミングPCにはSSDの搭載がおすすめです。

ゲーミングPCの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。

ゲーミングPCの選び方!ゲームタイトル別に初心者にもわかりやすく解説>>

SSD容量の選び方

ゲーミングPCにとってメリットの大きいSSDは、容量選びが非常に重要です。SSDの容量は、以下のように用途を考えて選ぶのがおすすめです。

  • 使用するOSの種類
  • ゲーム以外の用途での使用
  • プレイしたいゲーム

これらの用途を考えておくと、ゲーミングPCに必要な容量を選べます。それぞれ、わかりやすく解説します。

OSの容量

ゲーミングPCにOSは必須。そのため、まずはOSの容量を考慮して用途に合わせて選ぶのがポイントです。OSに必要な容量は、Windows11の場合は64GB以上が必要。例えば、Windows11搭載のゲーミングPCは、最初から64GBのSSDが使用されており、空き容量はOSの必要容量を差し引いた容量となります。

つまりゲーミングPCのSSD容量が512GBの場合は448GBが実際に使用できる容量となります。OSはアップデートの度に、容量が必要です。空き容量がない場合は、OSのアップデートできないため、余裕のある容量がおすすめです。

参考:Microsoft Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する

ゲーム以外の用途

ゲーム以外の用途でもゲーミングPCを使うなら、他のアプリケーションの容量も考える必要があります。例えば、文書作成や表計算などのOffice2019は4GB、画像編集のためのPhotoshopは4GBの容量が必要です。

また、写真を保存したい場合は500枚で約5GB、フルHDの動画なら1時間で約6GB必要です。ゲームに比べると必要な容量は少ないのですが、ゲームのほかにもゲーミングPCを使いたい場合は20GB程度の容量が必要です。さらに画像や動画などのデータを大量に保存したい場合は、100GB程度の容量を確保しておきましょう。

ゲーミングPCをゲーム以外で使用するメリットやデメリットは、下記記事でも詳しく解説しています。

ゲーミングPCはビジネスでも使えるのか?ゲーム以外で使うメリット・デメリットを解説>>

代表的なゲームに必要な容量

ゲーミングPCのおすすめのSSD容量は、プレイしたいゲームの本数やタイトルによって決まります。

代表的なゲームの推奨容量は、以下の通りです。なお、推奨容量は最低限ゲームを動かせる容量です。アップデートによって容量が増えるため、余裕をもった容量がおすすめです。

【代表的なゲームの容量】

ゲーム名推奨容量おすすめ容量
原神100GB512GB
フォートナイト30GB512GB
オーバーウォッチ220GB512GB
ファイナルファンタジーXIV60GB1TB
VALORANT10GB256GB
Apex Legends25GB512GB
ストリートファイター620GB256GB
Call of Duty:ModernWarfareⅡ175GB1TB

新作ゲームの容量は、年々大きくなっています。そのため、ギリギリの容量のゲーミングPCを購入すると、新作ゲームをプレイしたい場合にできない可能性もあります。プレイ動画を録画したい場合は、録画データを保存しておく容量も必要です。将来的に長くゲーミングPCを使いたい場合は、余裕のあるSSD容量がおすすめです。

ゲーミングPCにおすすめのSSD容量の目安

SSDは余裕のある容量がおすすめですが、容量が大きいほど高額です。無駄に大きな容量を選ぶと、思った以上の価格になってしまいます。例えば動画編集やゲーム制作をする場合などは容量が大きい方がおすすめですが、一般的なゲームを数タイトルプレイするだけなら、それほど大きな容量は必要ない可能性もあります。

そのためSSDの容量は、ゲーミングPCの用途によって選ぶのがおすすめです。ここでは、ゲーミングPCのおすすめSSD容量を紹介します。SSD選びの参考にしてください。

最低でも512GB必要

ゲーミングPCには、最低でも512GBのSSD容量が必要です。推奨容量を見ると「フォートナイト」でも30GB程度と少なく感じるかもしれません。しかし、ゲームタイトルは時間が経つごとにアップデートによって容量が増えるため、ギリギリの容量ではいずれゲームをプレイできなくなる可能性があります。512GBあれば、ゲームがアップデートしても保存できるケースが多いでしょう。

ただし、購入後にプレイしたいゲームが増えた場合は容量が足りなくなる可能性があります。SSDの容量を空けるために、データのバックアップを取るなどの作業が必要になるでしょう。そのため1~2本程度のゲームをプレイする場合には512GBでも問題ありませんが、それ以上に増える可能性がある場合は1TB以上も視野に入れましょう。

画像や動画などのデータを外付けSSDなどに保存する方や、容量の大きなゲームをプレイする予定のない方、プレイしたいゲームが1~2本の方には、価格が安い512GBのゲーミングPCもおすすめです。

最もおすすめは1TB

4~10本以上の多くのゲームをプレイしたい場合は、1TB以上がおすすめ。1TBのSSDを搭載したモデルはミドルクラスのゲーミングPCが多く、多くのゲーマーに人気のある容量です。

512GBの容量では、ゲームをプレイしている時にスクリーンショットや動画を保存した場合には、容量不足となる可能性があります。容量が足りなくなると、データのバックアップをこまめに取り空き容量を作る、SSDを容量の大きいものに交換するなどの方法がありますが、どちらも手間がかかります。

SSD容量が1TBあれば、ゲーミングPC購入後にプレイしたいゲームが増えた場合でも、対応できる可能性が高いです。将来的にプレイしたいゲームが増えそうな場合や、データのバックアップが面倒な方には1TBがおすすめです。最新のゲームは、グラフィックが美しくなり推奨容量も増えています。そのため、今からゲーミングPCを購入する場合は1TBを選ぶのがおすすめです。

ゲーム配信をするなら2TB以上

ゲーム配信したい場合は、2TB以上の容量がおすすめです。動画は容量が大きく、何度も録画を繰り返すうちにSSDの容量がいっぱいになることがあります。また、動画編集の際には大量の作業スペースも必要です。そのため、ゲーム配信をするためにゲーミングPCを購入する場合は、2TB以上を目安に選ぶと良いでしょう。

一方、数タイトルのゲームをプレイするだけなら、2TBでは容量が大きすぎることもあります。しかし、SSDは空き容量が多ければ読み書き速度が安定するため、余裕を持たせるために2TBを選ぶ方法もあります。

SSDとHDDを使い分けるのもおすすめ

ゲーミングPCのストレージ容量を増やしたい場合は、SSDとHDDを併用するのもおすすめです。SSDはゲームの起動やロードが速くなるなどのメリットがありますが、高価です。そのため、大容量の画像や動画を保存する場合はHDDに保存する方が価格を安く抑えられます。SSDとHDDを併用している場合、ゲームをインストールするのはSSDがおすすめ。スムーズなゲームプレイやグラフィックの向上など、効率的に性能を発揮できます。

ゲーミングPCにSSDを増設する方法

ゲーミングPCのSSDを増設する方法は、主に次の2つの方法があります。

  • 外付けSSDを使う
  • 内蔵SSDを増設する

それぞれの増設方法を解説します。

外付けSSDを使う

SSDを増設する方法で最も簡単なのが、外付けSSDを使う方法です。増設方法は、USBポートにSSDを接続するだけのため、手間がかかりません。ゲーミングPCを開けて、SSDを増設する自信がない場合は、USBタイプのSSDを増設するのがおすすめです。

外付けSSDは容量単価が高い、冷却性能が低いなどのデメリットがありますが、内蔵SSDよりも衝撃に強いため、持ち運びも可能です。デスクトップ、ノートパソコンどちらでも利用できる点もメリットです。

内蔵SSDを増設する

ゲーミングPCは、内蔵SSDを増設することも可能です。増設する前には、使用しているゲーミングPCがSSDを増設できるかどうかを確認する必要があります。

パソコンケースを開けて、SSDを設置する空きスペースがある場合は増設できます。合わせて、マザーボードに空いているSATAコネクタがあることも確認しましょう。さらに、電源ユニットに空きがあるかの確認も必要。SSDは電源が必要なため、電源がなければ動作しません。すべて問題なければ、ゲーミングPCにSSDを増設できます。SSD選びの際は、規格を一致させることも大切です。

ゲーミングPCのSSDを増設する手順は以下の通りです。なお、SSDは静電気に弱いため、静電気防止手袋を使用するなどの対策をしましょう。

  1. ゲーミングPCをシャットダウンする
  2. 電源ケーブルを抜く
  3. ゲーミングPCのふたを開ける
  4. SSDをケースに設置して固定する
  5. SATAケーブルでSSDとマザーボードを接続する
  6. 電源コネクタを接続
  7. ゲーミングPCのケースを閉じる
  8. SSDをフォーマットする

ゲーミングPCのふたを開けて、ほこりがたまっている場合は、掃除しておきましょう。SSDを取り付けるにはねじ止めが必要ですが、購入したSSDにはねじが付属していないことが多く、別途購入が必要です。電源コネクタは電源ユニットから出ているケーブルのこと。接続しなければSSDが動かないため、必ず忘れずに接続しましょう。

SSDを取り付けたら、フォーマットが必要です。接続したSSDはフォーマットしなければ、OSが認識してくれません。SSDをフォーマットする手順は以下の通りです。

  1. 「Windows」マークを右クリック
  2. 「未割り当て」を右クリック
  3. 「新しいシンプルボリューム」をクリック
  4. ウインドウが開いたら手順に沿って進める
  5. 「パーティションのフォーマット」の項目で「ファイルシステム」を「NTFS」に選択
  6. 「完了」を押してフォーマットを実行

表示が「正常」になれば、正常に完了しています。エクスプローラーで確認すると、新しいSSDが認識していることが確認できます。

SSDの容量が足りない場合は買い替えもおすすめ

ゲーミングPCのSSDがない場合や、容量が足りない場合は、ゲーミングPCの買い替えもおすすめです。SSDは増設も可能ですが、ある程度パソコンの知識が必要です。USBタイプのSSDを使用すれば簡単に増設できますが、価格が高いこともデメリットです。

新しいゲーミングPCは、最初からSSDを搭載されているものが多く、容量を自由にカスタマイズできるモデルもあります。最新のSSDを搭載しているモデルに買い替えれば、より一層快適にゲームをプレイできるでしょう。

パソコンを買い替えたら、ゲーミングPCの処分が必要です。特に自作のゲーミングPCの場合は、一般的な方法では処分しにくいこともあります。

ゲーミングPCを処分するなら、パソコン処分.comがおすすめです。事前連絡不要で、いつでもパソコンを送るだけで処分できます。データ消去は専門の知識を持ったスタッフが対応してくれるため、事前にデータを消去する必要もありません。送料や処分費用、データ消去も無料です。

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まとめ:ゲーミングPCにはSSDがおすすめ!快適にゲームをプレイしよう

ゲーミングPCにSSDを導入することで、ゲームの起動やロード時間が高速になり、ゲームプレイの快適性が大幅に向上します。SSDはHDDに比べて読み書き速度が速く、安定性も高いため、ゲームの動作が安定する効果も期待できます。

ゲーミングPCにSSDを導入する際は、ゲームの種類やプレイスタイルに合わせて容量を選びましょう。SSD容量が足りない場合は、増設や買い替えを検討しましょう。

ゲーミングPCを買い替え、古いパソコンの処分が必要な場合は、パソコン処分.comでの処分がおすすめです。無料で利用できるため、ゲーミングPCの処分に困ったら、ぜひご利用ください。

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ゲーミングPCに興味があるけど、仕事でもPCを使うからできることなら1台で済ませたいと考えている人もいらっしゃることでしょう。

結論から言えばゲーミングPCはそこいらのPCよりもよっぽどビジネスに向いています。

この記事では

  • ゲーミングPCをビジネスで使うメリット
  • ゲーミングPCをビジネスで使うデメリット
  • ゲーミングPCを仕事で使うときの注意点

について解説していきます。

ゲーミングPCをビジネスで使うメリット

ゲーミングPCをビジネスで使うメリットには以下のようなものがあります。

  • CPUの基本性能が高い
  • メモリ容量が大きい
  • ストレージも大容量
  • GPUを搭載しているためクリエイティブ用途にも

CPUの基本性能が高い

ゲーミングPCは複雑かつ情報量の多いゲームを処理する関係でCPUの性能が高いものが採用されている傾向にあります。

Intelであれば

  • Core i5以上

AMDであれば

  • Ryzen 5以上

の高性能CPUが使われます。

CPUの性能が高いことはそのままPCのスペック向上に貢献し、ビジネスで作業する際にも各ソフトの立ち上がりや、PCの起動自体が速くなるというメリットがあります。

メモリ容量が大きい

ゲームは大きくメモリを消費するため、大容量のメモリが備わっているモデルが多数です。

具体的には16GB以上のモデルが大多数となり、ゲームだけではなく配信などの用途向けでは64GB以上のメモリが搭載されていることも珍しくありません。

メモリが大きいということは同時にできる作業が増えることを意味しています。

さまざまなソフトを同時に起動したり、調べ物のためにブラウザのタブを開きっぱなしにしておきたい場面で、その恩恵を感じることができるでしょう。

ストレージも大容量

ゲームは1本あたりのソフトのデータ容量が数十GBになることもあり、ゲーミングPCはSSDやHDDなどの容量が通常のPCよりも大きい傾向にあります。

特に最近のモデルでは容量が小さいモデルでも1TBからに設定されている事が多く、ゲームの容量がいかに大きいかということがわかります。

ストレージの容量が大きいということは高解像度の動画や3DCGなどの容量が大きいデータをより多く保存できるので、クリエイティブ系の仕事をする場合にもゲーミングPCは役に立ちます。

GPUを搭載でクリエイティブ用途にも

ゲーミングPCはGPU(グラフィックボード)と呼ばれる映像の処理に特化したパーツを搭載しています。

GPUとは複雑なゲームの映像を描写するために必須のパーツですが、小さいCPUがたくさん集まった構造になっているため、3DCGを作ったり、AIでイラストを作成するときにも使われます。

映像を処理する機会が多い仕事でも、GPUを搭載したゲーミングPCであれば十分仕事に貢献できるといえます。

ゲーミングPCをビジネスで使うデメリット

ゲーミングPCをビジネスで使うときのデメリットは以下のものが挙げられます。

  • 価格が高い
  • 仕事内容によってはオーバースペック
  • ウイルス混入の可能性

価格が高い

ゲーミングPCは総じて普通のPCよりも高価です。

通常の事務作業やオフィスを使うビジネスにPCを使うと想定した場合、5~10万円も出せば十分なスペックのPCが買えます。

仕事目的でゲーミングPCを買うと非常にコスパが悪くなるので、あくまでもゲームと仕事を一大のPCで済ませたい場合に購入を検討しましょう。

仕事内容によってはオーバースペック

ゲーミングPCは確かに高性能ですが、事務作業などの場合はオーバースペックとなる可能性が高くなります。

ExcelやPowerPointを使うのに超高性能なCPUやGPUは必要ないからです。

ゲーミングPCと同じぐらいのスペックが求められるクリエイティブ系であればゲームとビジネスを兼用することも可能ですが、それ以外の仕事ではコストパフォーマンスが悪くなる可能性が高いでしょう。

従ってビジネス目的でゲーミングPCを購入するのではなく、あくまでもゲームと仕事を一つのPCにしたいという場合に限定した方が無駄な買い物をしなくて済みます。

ウイルス混入の可能性

PCでゲームをするにはダウンロードしてインストールする必要があります。

ゲームは主にダウンロードしてPC本体にインストールすることでプレイしますが、まれに海賊版のゲームなどにウイルスが混入しているという報告があります。

ゲーミングPCを仕事で使うということは顧客のデータや機密情報を扱う可能性もあるので、万が一ウイルスに侵入されて情報が漏洩すれば信用を失ったり、損害賠償請求にまで発展するかのうせいもあります。

ゲーミングPCを仕事で使うときはウイルス対策を万全にして、感染からPCを守るようにしておきましょう。

またよく知らないサイトからはゲームをダウンロードしないように注意してください。

アンチウイルスソフトなどを有料で購入する方法もありますが、WindowsにはWindows Defenderという優秀なウイルス対策機能が標準装備されています。

Windows Defenderは平均して99.96%のウイルス検知率を誇るので、敢えて有料のアンチウイルスソフトを購入する必要はありません。

AV-Comparativesレポートより引用

ただし自らの意思でインストールを許可したものに関してはアンチウイルスソフトでも防ぐことはできません。

ゲームやソフトをインストールするときは安全性を十分に注意してダウンロードするようにしてください。

ゲーミングPCを仕事で使うときの注意点

ゲーミングPCを仕事で使うときは以下の点に注意しましょう。

  • 職場にふさわしいデザインか考える
  • セキュリティーの徹底
  • 耐久性の高いモデルを選ぶ

職場にふさわしいデザインかどうかを考える

ゲーミングPCはものによってはデザインが派手であったり、RBGで光り続けたりするモデルもあります。

自宅で仕事で使う分には問題にはなりませんが、職場によってはあまりにも派手なデザインだと目を引いてしまうこともあるでしょう。

ビジネスシーンで使う場合は悪目立ちしないモデルを選ぶとよいでしょう。

セキュリティーの徹底

ゲーミングPCはゲームなどのソフトやアプリケーションを多くインストールすることになるので、ウイルス対策は必須です。

Windows Defenderでほとんどのウイルスを検知することができますが、仕事に使う場合はサポートや問い合わせに対応している会社のアンチウイルスソフトを選ぶのも選択肢の一つです。

またセキュリティーの観点から会社によってはゲーミングPCの使用を禁止している場合もあるので、購入する場合は所属組織に確認を取ることを忘れないようにしましょう。

耐久性の高いモデルを選ぶ

ゲームはパソコンの性能を限界近くまで使うことが多くなるので、内部に熱がこもりやすくなります。

そのため通常の使い方よりもパーツの寿命が短くなることが考えられます。

特にCPUは熱に弱いので、ゲーミングPCを買うときは冷却性能の高いモデルを選ぶようにしましょう。

さらにパーツの不調があった場合にすぐ交換できるようになっていることも重要です。

また万が一の故障に備えて、重要なデータはクラウドに保存する、バックアップを取っておく等、データ損失に備えておきましょう。

まとめ:ゲーミングPCは多くの仕事を快適にできる

以上、ゲーミングPCを仕事で使えるかについて解説してきました。

ゲーミングPCはスペックが高いモデルが多いので、多くの仕事をより速く、効率的にこなすことができます。

ただしWordやExcelなどを使う作業が中心の場合はオーバースペックとなるので、仕事のためだけにゲーミングPCを選ぶメリットはありません。

あくまでもゲームと仕事を両立したいと考えている場合に購入することをおすすめします。

ゲーミングPCに買い換えて、前のパソコンが不要になったらパソコン処分.comの無料処分サービスがおすすめです。

パソコン処分.comでは個人情報や本体に保存されたデータも確実に消去してから処分します。

箱に入れて送るだけで無料で処分してくれるので、ぜひ検討してみてください。

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オンラインゲームをもっとうまくプレイしたい方や、打ち心地の良いキーボードがほしい方におすすめなのがメカニカルキーボードです。

メカニカルキーボードは一般的なキーボードと比較すると価格が高くなりますが、独立したキーによって、正確なタイピングや高い耐久性があることがメリットです。

この記事では、メカニカルキーボードが気になる方のために、特徴や選び方をわかりやすく解説します。記事の最後には、用途別のおすすめを8つ紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

【この記事でわかること】

  • メカニカルキーボードの特徴
  • 軸の種類について
  • メカニカルキーボードの選び方
  • おすすめメーカーとキーボード

メカニカルキーボードとは

メカニカルキーボードとは、1つ1つのキーが独立した構造のキーボードのことです。ノートパソコンなどに採用されている「パンタグラフ方式」や「メンブレン方式」などに比べて、タイピングの正確性や耐久性に優れているのが特徴です。

メカニカルキーボードはキーが独立しており、押し込んだ瞬間に入力が確定するため、タイピングの正確性が高まります。キーが独立しているためカスタマイズ性に優れ、壊れたキーだけを取り換えれば長く使い続けることもできます。

スイッチには、青軸、赤軸、茶軸、黒軸などの種類があり、それぞれキーの打鍵感やクリック音に違いがあります。そのため、自分の好みに合ったキータッチを選べることも特徴です。

スイッチに金属パーツを使用しているため、一般的なドームスイッチよりも寿命が長く耐久性も高いです。通常のキーボードと比べると高額ですが、耐久性の高さから長期的に考えるとお得とも言えます。

このような特徴からメカニカルキーボードはパソコン作業が多いライターや、反応速度の速さが重要なゲーマーに最適です。

メカニカルキーボードの軸の種類

メカニカルキーボードのスイッチには、使用される素材によって軸の種類があります。軸の種類によって打鍵感やクリック音が異なるため、自分の好みや使用目的に合わせて選べます。主な軸の種類は以下の通りです。

  • 赤軸
  • 青軸
  • 茶軸
  • 黒軸

軸選びはメカニカルキーボードの選び方の重要なポイントのため、まずはそれぞれの軸の違いについて確認しましょう。

赤軸は軽くて静音性が高い

赤軸は、軽い打鍵感と静音性が特徴です。4種類の中では最もキーが軽く、力を入れずに押し込めます。そのため長時間使用しても手が疲れにくく、高速なタイピングが可能です。静音性が高いため、静かな環境での使用にも最適です。

マイクでもタイピング音を拾いにくいため、オンライン会議やゲーム実況などマイクを使いながらタイピングをする人にもおすすめです。赤軸は、オンラインゲームや文章作成などで長時間作業する方に向いています。

青軸は打鍵感やクリック音が強い

青軸は打鍵感が強く、カチカチとした音がする種類です。押下圧が強く、クリック感があり、タイプ音もしっかりとしています。反発力も強く、スイッチを押している感覚がしっかりとあるため、タイプミスの軽減にも繋がります。

音の大きさやカチカチした感触が苦手な方には不向きですが、タイピングの快感を味わいたい方や、リズム感のある音を楽しみたい方におすすめです。

茶軸は初心者におすすめ

茶軸は、赤軸と青軸の中間の打鍵感とクリック音です。程良いクリック感と音があり、スムーズにタイピングを進められます。

青軸よりも静音でありながら、赤軸よりもタイピングの快感を味わえるため、幅広い用途で使用できます。メカニカルキーボードを初めて使う初心者にもおすすめの種類です。

黒軸は打鍵感があり静か

黒軸は、赤軸のキーが重くなった種類でしっかりとした打鍵感が特徴です。他の軸と比べて押下力が大きく強い反発力があるものの、クリック感や音があまりありません。

押しやすく手が疲れにくいため、長時間の作業に適しています。特に、ゲームのプレイやプログラミングなど、正確な入力が求められる作業におすすめです。

メカニカルキーボードの軸の種類についてわかったら、次に選び方を見ていきましょう。

メカニカルキーボードの選び方

メカニカルキーボードは、独立したキーが特徴です。メカニカルキーボードを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 軸の種類
  • 接続方式
  • 打鍵感
  • サイズ
  • キー配列
  • 用途
  • 価格

それぞれ、詳しく解説します。

ゲーミングキーボードの選び方は、下記記事でも詳しく解説しています。

【徹底解説】ゲーミングキーボードはどれを買えばいい?種類と選び方を解説!>>

軸の種類で選ぶ

メカニカルキーボードには、赤軸、青軸、茶軸、黒軸といった軸の種類があります。赤軸は軽い打鍵感と適度な静音性、青軸は打鍵感が強くカチカチとした音が出るのが特徴です。

茶軸は赤軸と青軸の間の程良い打鍵感と音があり、初心者の方にもおすすめです。黒軸は、赤軸のキーが重くなっており、静音性がありながらしっかりとした打鍵感が特徴です。用途ごとのおすすめの軸の種類は、以下の通りです。

用途おすすめの軸タイプ
タイピング音が大きくても良い方、打鍵感がほしい方青軸、茶軸
タイピング音が気になる方赤軸、黒軸
高速タイピングをしたい方赤軸、黒軸

メカニカルキーボードを購入する前に、軸の種類を試してみるのもおすすめです。家電量販店やパソコンショップなどでは、試し打ちができることがあります。また、インターネット通販で購入する場合は、返品可能な商品を探してみるのも良いでしょう。

接続方式で選ぶ

メカニカルキーボードの接続方式には、有線と無線(ワイヤレス)があります。有線は、安定した接続が可能で、遅延が起こりにくくなります。一方、無線はケーブルがないため、制限なく自由に使用できますが、安定した接続が難しく遅延が発生する可能性があります。

無線の場合は、電池式か充電式かも確認しましょう。電池式の場合は、電池切れでも電池交換ですぐに使用できます。充電式の場合は、充電が必要ですが繰り返し使用できます。ゲーマーなら遅延が起こりにくい、有線タイプがおすすめ。デスク周りをすっきりさせたいなら無線(ワイヤレス)タイプがおすすめです。自分の使用環境や好みに合わせて、接続方式を選びましょう。

打鍵感や打鍵音で選ぶ

打鍵感や打鍵音は、キーボードの選び方で最も重要な項目です。メカニカルキーボードは、特定のキーだけを自由にカスタマイズできるため、実際に使ってみて好みの打鍵感に近づけていくのもおすすめです。

それぞれの軸によって打鍵感が異なりますが、打鍵感は好みによります。実際に使ってみて、心地よい打鍵感があるものを選ぶと良いでしょう。

メカニカルキーボードの打鍵音は、他と比較すると総じて大き目です。比較的打鍵音の静かな赤軸でも音は出るため、音が気になる場合は静音性の高いモデルを選びましょう。

キーボードのサイズで選ぶ

メカニカルキーボードには、フルサイズ、テンキーレス、65%、60%といった種類があります。

フルサイズは一般的な大きさで、数字入力がしやすいテンキーや各種機能が簡単に使えるファンクションキー、HOMEキー群などもついています。

フルサイズからテンキーがなくなったものがテンキーレスです。65%は、英語配列に多いサイズで、ファンクションキーやHOMEキー群がありません。60%は最もコンパクトなサイズです。方向キーやDelete/Page Up/Page Downなどのキーもありません。

表計算などの数字入力が多い場合は、数字入力がしやすいテンキーが付いたフルサイズがおすすめです。文章作成やゲームプレイが目的の場合は、コンパクトなテンキーレスタイプを選ぶのも良いでしょう。

キー配列で選ぶ

メカニカルキーボードのキー配列は、日本語(JIS)配列と英語配列があります。日本語(JIS)配列は、日本語がスムーズに入力できる配列になっています。国内で販売されているパソコンの多くは、日本語配列を採用しており、「半角/全角」や「変換」などのキーがあります。日本語でのタイピングが多く、特にこだわりがない場合は、日本語配列がおすすめです。

一方、英語配列は、アルファベットで入力しやすく、「半角/全角」や「変換」などのキーがありません。英文でのタイピングが多い方や、プログラミングなど英語入力が多い方におすすめです。

用途に合わせた機能で選ぶ

メカニカルキーボードには、バックライトやマクロキーといった機能が付いているものもあります。自分の用途や好みに合わせて、必要な機能を選びましょう。以下のように便利な機能があります。

マクロ機能

マクロ機能は、特定のキーに頻度の高い操作を割り当てる機能のことです。マクロ機能を活用することで、作業効率やゲームのプレイスキルを向上できます。例えば、よく使う定型文やコピペなどのショートカット、ゲーム内でよく使うコマンドをマクロ登録しすれば、素早く実行でき作業効率も上がります。

Nキーロールオーバー

複数のキーを同時に押したときに、押されたキーを確実に検出できる機能のことです。例えば、キーボードの仕様に6ロールオーバーと記載されていれば、6つのキーを同時に押せます。通常は3ロールオーバーが多く、それ以上のキーロールオーバーの機能があるメカニカルキーボードを選べば、ゲームプレイが有利に進められます。Nキーロールオーバーは、ゲーマーの方に特におすすめの機能です。

アンチゴースト機能

アンチゴースト機能は、複数のキーを入力したときに誤入力を防ぐ機能です。キーボードには、同時に6つ以上のキーを押した場合に他のキーが機能しなくなる「キーボードゴースティング」と呼ばれる現象があります。アンチゴースト機能があれば、このようなトラブルを防止でき、正確にタイピングできます。高速で正確な文字入力が必要なプログラマーやエンジニア、ライターの方におすすめです。

バックライト

メカニカルキーボードには、バックライトが付くものがあります。バックライトは、キーの文字や記号を照らす機能のこと。暗い場所でもキーを視認しやすくなるため、暗い場所でゲームやタイピングをする際に便利です。また、好みの色に光らせてゲームをプレイすれば気持ちも高ぶります。

バックライトには、白や赤などの単色で光るLEDライトと1,680万色のRGBライトの2種類があります。単色バックライトはキーボード全体を単色で照らす機能です。派手な演出ではなく、手元を光らせる目的であれば単色でも良いでしょう。一方、RGB対応のキーボードであれば、好みの色に設定可能。キーごとに色を変更できる機種もあるため、カスタマイズ性の高さも魅力です。

価格で選ぶ

メカニカルキーボードの価格は、2万円から10万円以上と幅広くあります。予算に合わせて選びましょう。価格でメカニカルキーボードを選ぶ際には、あらかじめ必要な機能、あれば良い機能、不要な機能を考えておくことがポイントです。いくら価格が安いキーボードでも、必要な機能がなければ意味がありません。また、不要な機能があるために価格が高いキーボードもあります。予算と必要な機能のバランスを考えて選びましょう。

メカニカルキーボードのおすすめメーカー

ここからは、メカニカルキーボードのおすすめメーカーを紹介します。選び方に迷ったら、おすすめメーカーの中から選ぶのも良いでしょう。

ロジクール

ロジクールは、パソコン周辺機器のメーカーとして知られており、メカニカルキーボードの品質の高さも評判です。ロジクールのキーボードは耐久性に優れ、さまざまな軸のタイプやキー配列を取り揃えています。メーカー独自のキースイッチを開発するなど、商品開発にも力を入れています。

RGBバックライトや、マクロ機能など多彩な機能を備えたモデルが豊富でユーザーのニーズに合わせた選択が可能です。価格帯が幅広く、選べる機能が豊富なため、初心者から上級者まで幅広い層の方におすすめです。

レーザー(Razer)

キーボードやマウス、ヘッドセットなど、ゲーミングデバイスの有名メーカーです。ゲーミングに特化したメカニカルキーボードを製造しており、高い性能と耐久性が特徴です。レーザーもキーボード開発には力を入れており、独自スイッチを開発しています。

高速入力に適したキースイッチや多彩な機能を備えたモデルが豊富で、ゲーミングに特化したモデルのラインナップが充実。高いデザイン性があり、おしゃれなキーボードがほしい方やゲーマー、高速なタイピングを重視する方にもおすすめです。

ダイヤテック

ダイヤテックは、日本を代表するメカニカルキーボードメーカーです。高品質なキースイッチと、しっかりとした作りが特徴です。シンプルなデザインで耐久性に優れているため、飽きることなく長く使えます。代表的なブランドはフィルコです。ダイヤテックのメカニカルキーボードは、シンプルなデザインが好みの方や、耐久性の高いキーボードを探している方におすすめです。

コルセア

コルセアは、PCパーツや周辺機器のメーカーで、eスポーツチームと契約するなどゲーミングデバイスでも有名です。バックライトやロールオーバーなどを搭載した、高性能なモデルをラインナップしています。高性能なスイッチを搭載しており、多彩な機能を備えたモデルが豊富です。カスタマイズ性が高いため、自分好みにカスタマイズしたい方にもおすすめです。

ASUS

ASUSは、PCメーカーとして有名です。ゲーミングデバイスも展開しており、高性能なモデルをラインナップしています。高性能なキースイッチを搭載しており高速入力や打鍵感にこだわったモデルが中心。バックライトやマクロ機能などの機能も豊富で、ゲームやクリエイティブワークに最適なモデルが豊富です。そのため、豊富な機能があるキーボードがほしいゲーマーやクリエイティブワークが中心の方におすすめのメーカーです。

エレコム

エレコムは、PC周辺機器のメーカーとして有名です。メカニカルキーボードは、リーズナブルな価格で購入できるモデルをラインナップが豊富で、初心者でも手軽に購入できます。耐久性が高く、シンプルなデザインなので、長く使えることも特徴です。はじめてメカニカルキーボードを購入する方や、コスパ重視の方、シンプルなデザインが好みの方におすすめです。

メカニカルキーボードのおすすめ8選

ここからは、用途に合わせたおすすめのメカニカルキーボードを8選紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

【初心者向け】コスパ抜群のおすすめモデル

まずは、初心者向けのコスパの良いモデルを2つ紹介します。

ロジクール 「G512 Carbon RGB」 Mechanical Gaming Keyboard

価格と性能のバランスが良く、初心者から上級者まで幅広い層におすすめのモデルです。

テンキー付きのフルサイズモデルのメカニカルキーボードで、ロジクール独自のGXメカニカルスイッチを搭載。3種類のスイッチから選べるため、好みに合わせて選択できます。

メディアコントロールやマクロ機能などの豊富な機能と1,680万色のRGBバックライトを備えており、好みのデザインにカスタマイズできます。価格は13,750円と性能のわりに安いため、初めてメカニカルキーボードを購入する方にもおすすめです。

サイズ290mm x 445mm x 35.5mm
重量1,130g
キースイッチGX Blue、GX Brown、GX Red(いずれかから選択可能)
ケーブル有線
インターフェースUSB
価格13,750円(税込)

エレコム 「TK-G01UKBK」

5,000万回のキーストロークにも耐えられる高耐久スイッチを搭載しており、長く使い続けられることが特徴です。全キーロールオーバーに対応しており全てのキーを同時に押せるため、取りこぼしもありません。茶軸を採用しているため、初心者にもおすすめです。

テンキーレスのコンパクトなサイズ。ゲームプレイ時に多用する「W」「A」「S」「D」キーを含む8個のキーにはゲーミングキャップが付属しており、通常のキーと異なる仕様で操作性も向上します。

サイズ366.3mm×142.6mm×37.0mm
重量約976.8g
キースイッチメカニカル(茶軸/タクタイル)
ケーブル有線
インターフェースUSB
価格10,978円(税込)

【ゲーミング向け】高速入力に最適なモデル

次におすすめするのは、主にゲームをプレイをしたい方のためのモデルで、高速入力に最適なモデルを2つ紹介します。

レーザー 「Huntsman V2 TKL」

1億回のキーストロークに耐える高い耐久性と、音を抑えた静音モデルのキーボードです。滑らかで安定したスイッチは応答性にも優れており、応答速度の速さが魅力。プラスチックよりも硬く耐久性に優れたキーキャップで、摩耗しにくく長期間輝き続けます。

リフトサポート付きで手首の疲れを軽減してくれるため、長期間のゲームプレイでも疲れません。キーロールオーバーおよびアンチゴースト機能付きで、テンキーレスのコンパクトサイズ。低レイテンシーや耐久性の高さから、eスポーツでも使用されており、ゲーマーにおすすめのメカニカルキーボードです。

サイズ362mmx140mmx37mm
重量
キースイッチリニアオプティカルスイッチ、クリッキーオプティカルスイッチ
ケーブル有線
インターフェースUSB
価格19,980円(税込)

コルセア 「K70 RGB MK.2 SE」 メカニカルゲーミングキーボード

耐久性が高く、目を惹きつけるつや消しシルバーのフレームとホワイトのキーキャップが特徴のメカニカルキーボードです。全キーロールオーバーの100%アンチゴースト対応で、高速タイピングでもとりこぼしがありません。

長時間のゲームプレイでも疲れない、ソフトタッチのレストリフトは取り外しも可能。コルセアの周辺機器でセットアップすれば統一感があるオシャレな空間を作り出すこともできます。

サイズ‎438mmx166mmx39mm
重量1,590g
キースイッチCHERRY MX Speed メカニカルキースイッチ(銀軸)
ケーブル有線
インターフェースUSB
価格32,881円(税込)

【タイピング向け】打鍵感にこだわったモデル

次に紹介するのは、心地よい打鍵感にこだわったおすすめのメカニカルキーボード2選です。

フィルコ 「Majestouch MINILA-R」

Bluetooth接続とUSB接続に両対応したメカニカルキーボードで、用途によって使い分けが可能です。60%サイズのため、狭い場所でも置き場所にも困りません。

配列(JP配列/US配列)・キー種類・筐体カラー・キーカラーを自由に組み合わせて、78種類を超えるバリエーションから好みのキーボードを作れます。軸の種類も自由に選べるため、好みの打鍵感を選べることもポイントです。コンパクトでカスタマイズ性の高いメカニカルキーボードがほしい方におすすめです。

サイズ297mm×124mm×40mm
重量680g
キースイッチCHERRY MXスイッチ(茶軸、青軸、赤軸、静音軸)
ケーブル無線/有線
インターフェースUSBBluetooth
価格17,380円(税込)

ASUS「ROG Strix Scope RX TKL Wireless Deluxe 赤軸」

1億回以上のクリック寿命で、高い耐久性があります。低遅延で最大76時間の安定したゲームプレイが可能。BluetoothとUSB接続に対応しており、状況に応じて使い分けも可能です。コンパクトなテンキーレスサイズのため、持ち運びも簡単です。

人間工学に基づいたリストレスト付きで長時間のタイピングでも疲れません。オリジナルのRXの赤軸を採用しており、心地よい打鍵感を味わえます。

サイズ356mmx136mmx39mm
重量854g
キースイッチ赤軸
ケーブル無線/有線
インターフェースUSBBluetooth
価格19,980円(税込)

【多機能モデル】豊富な機能を搭載したモデル

最後に紹介するのは多機能な、ハイスペックモデル2機種です。高級感のあるキーボードがほしい方は、参考にしてください。

ロジクール 「G915 TKL LIGHTSPEED」

ボディカラーは、黒と白から好みに合わせて選べます。コンパクトなテンキーレスサイズで、スタイリッシュな薄型ボディを採用しています。独自技術「LIGHTSPEED」により、1msというプロレベルの超高速ワイヤレスを実現しています。USBに接続すれば充電しながらプレイすることも可能。マクロ機能にも対応しています。ワイヤレス通信でも遅延しないキーボードがほしい方におすすめです。

サイズ368mm×150mm×22mm
重量810g
キースイッチキースイッチ(GLリニア・GLクリッキー・GLタクタイル)
ケーブル無線
インターフェースBluetooth
価格31,240円(税込)

Razer「Huntsman V2 Analog」

最高1億回のキーストロークに耐える高い耐久性とRazer「アナログオプティカルスイッチ」によりキーストロークのアクチュエーションポイントが変更可能で、スムーズな動きを実現しています。

また、完全にプログラム可能なキーとオンザフライマクロ記録機能やキーロールオーバーおよびアンチゴースト機能など、豊富な機能が魅力です。打鍵感も良いため、ゲームプレイだけでなく、普段使いにもおすすめ。高級感のあるメカニカルキーボードがほしい方におすすめです。

サイズ446mm×141mm×45mm
重量1,240g
キースイッチRAZER アナログオプティカルスイッチ
ケーブル有線
インターフェースUSB
価格39,800円(税込)

まとめ:メカニカルキーボードは用途で選ぶ!快適な作業環境を手に入れよう!

メカニカルキーボードの選び方は、用途を考えることが大切です。軸の種類によって、打ち心地や静音性が変わるため、試し打ちなどで好みのキーボードを見つけましょう。キーが独立しているため、好みに合わせてカスタマイズしていくのもおすすめです。

メカニカルキーボードを買い替えたら、古いキーボードは処分しましょう。キーボードの処分なら、パソコン処分.comの利用がおすすめです。古いパソコンなどと一緒に梱包すれば、事前連絡なしで処分できます。送料も無料のため、費用も手間もかけずに処分可能。キーボードを処分するのに困ったら、ぜひご利用ください。

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パソコンは個人で使用する個人用と、企業や組織で使用するビジネス用に大きく分けられます。

個人用は主にインターネットやメール、文書作成などからゲーム、動画編集までさまざまな用途に使われます。

一方、ビジネスパソコンもメールや文書作成に使われますが、業務用のソフトウェアや機密データの扱いが多く、複数人で使用されるケースもあるため、家庭用よりもセキュリティーが高められているという特徴があります。

この記事では

  • ビジネスパソコンと個人用パソコンの違い
  • ビジネスパソコンを検討する場面
  • ビジネスパソコンのおすすめメーカー

について解説していきます。

ビジネスパソコンと個人用パソコンの違い

ビジネスパソコンにはビジネスシーンに特化した機能が多く搭載されています。

例えば持ち運びの機会が多いビジネスパソコンは耐久性が高く、ハードな使用にも耐えられるように設計されています。

またオンラインでのコミュニケーションが重要になってきた昨今では、ビジネスパソコンのカメラやオーディオ機能も充実しています。

セキュリティー対策も徹底しており、機密情報や個人情報の保護にも配慮されています。

ビジネスパソコンと個人用パソコンには大きく以下のような違いがあります。

ビジネスパソコン個人用パソコン
セキュリティーより高い高い
Windows OSWindows ProWindows HOME
デザインシンプルモデルによって多彩
性能比較的高い使い方に合わせて
保証手厚い保証メーカーによる
付属ソフトウェアツールやセキュリティーソフトは最初から入っているメーカーによって体験版や不要なソフトがインストールされていることもある

セキュリティが高い

ビジネスパソコンは個人用パソコンと比べて共有やセキュリティーの要件が高く設定されていることが多くなります。

企業内での使用を前提にしているため、複数の人が同じパソコンを共有する場合もあり、個人用パソコンよりもより高度なセキュリティー対策が求められます。

またビジネスパソコンは社内ネットワークに接続されることが多いため、ネットワーク管理のための機能も求められます。

Windows OSの仕様差

ビジネスパソコンと個人用パソコンではWindows OSのエディションが異なります。

一般的にビジネスパソコンにはWindows Proが採用されており、個人用パソコンにはWindows Homeが搭載されています。

一例としてWindows Proでは以下のような機能が追加されています。

  • BitLockerによるデバイス暗号化:デバイスにセキュリティロックをかける
  • Windows情報保護:データとアプリケーションを分けて情報漏洩を防止
  • キオスクモードの設定:設定した機能以外は使えないようにする

上記のようにWindows Proには社内ネットワーク管理やセキュリティー対策に重要な機能が搭載されており、盗難や紛失時の情報漏洩の被害を最小限にすることができます。

デザインはシンプル

ビジネスパソコンはコストを優先するためにデザインにあまり凝ったものは採用されない傾向にあります。

個人用パソコンはおのおのの趣味や趣向に合わせて豊富なデザインがありますが、仕事で使うパソコンにはあまりデザイン性を求められないため、ビジネスパソコンはシンプルなデザインとなるケースが多くなります。

性能が高め

ビジネスパソコンは個人用パソコンよりも高性能な傾向があります。

ビジネスパソコンは誰が使ってもスムーズに動作してもらう必要があるため、特にCPUの性能が高く、複雑な処理もスムーズにこなせるようになっています。

また、ビジネスパソコンには必要な最低限の機能が搭載されており、余計な機能がないためパフォーマンスが向上しているという特徴もあります。

保証が手厚い

ビジネスパソコンは保証やサポートが個人向けパソコンよりも充実しているケースが多くなります。

特に企業での導入を前提としているため、メーカーからのサポートは非常に手厚い傾向にあり、専用の窓口が設けられていることもあります。

付属ソフトウェア

ビジネスパソコンと個人用パソコンでは、付属ソフトウェアにも違いがあります。

個人用パソコンにはさまざまな体験版ソフトやメーカー独自のソフト付属してくることが多くなりますが、ビジネスパソコンでは必要最低限のソフトウェアに絞っています。

余計なソフトウェアがないためCPUやメモリへの負荷も軽く、より効率的な作業が可能です。

ビジネスパソコンを検討する場面

ビジネスパソコンは様々な用途に適していますが、特に以下のような状況やニーズを持つ人にとって最適です。

  • 従業員に使わせたい
  • セキュリティーを高めたい
  • 不慮の破損を防ぎたい

従業員に使わせたい

ビジネスオーナーとして従業員にパソコンを使わせたい場合はビジネスパソコンの方がおすすめです。

個々人のパソコンで業務を進めると情報漏洩やアクセス権の制限の面で問題が生じることがあります。

また問題が発生したときに、従業員が適切なサポートを受けられるような体制を構築することも必要です。

セキュリティー

ビジネスでパソコンを利用するときは個人情報や顧客のデータを管理する場面もあります。

自分の使っているパソコンが原因で情報が漏洩したとなれば、信用を失うだけではなく場合によって損害賠償を請求される可能性も否定できません。

情報漏洩が過失でも事故でも顧客からすれば関係ないので、セキュリティー対策はビジネスにおいて必須といえるでしょう。

ビジネスパソコンは個人用パソコンよりもセキュリティーが高められており、パソコンの盗難や紛失時に遠隔でロック、消去する機能などが充実しています。

重要なデータを扱う業務の場合はビジネスパソコンの導入を検討しましょう。

不慮の破損を防ぎたい

営業や外勤などでパソコンを社外に持ち出す機会が多いと、落下などの物理的な理由でパソコンが壊れるリスクが増えます。

ビジネスパソコンは耐衝撃性に優れ、ちょっとやそっとでは壊れない設計になっているモデルもあり、不慮の破損を防ぐことができます。

パソコンが壊れてしまえばその間の業務が滞ることにもつながり、ビジネスチャンスを逸するリスクもあります。

ビジネスパソコンでおすすめのメーカー

ビジネスパソコンでおすすめのメーカーをいくつか紹介していきます。

ビジネスパソコンの選び方のポイントについては以下の記事も参考にしてみてください。

【2023年最新版】ビジネスパソコンの選び方を解説!用途別のポイントを紹介

Dell

デルは堅牢で信頼性が高く、ビジネス向けのパソコンラインナップが豊富です。

特にLatitudeシリーズはビジネスユーザー向けに設計されており、セキュリティ機能が強化されています。

また法人での購入も多いため、サポートと保守サービスも充実しています。

Dell公式サイト

Lenovo

レノボは価格と性能のバランスに優れたメーカーです。

ビジネスパソコンとしてはThinkPadシリーズが特に有名で、米軍のミルスペックをクリアした堅牢性、やキーボードの快適さ、セキュリティ機能が評価されています。

またビジネスパソコンとしてはデザインも豊富に用意されており、シンプルながらも優れたデザインとなっています。

Lenovo公式サイト

HP

HPは幅広い価格帯でビジネス向けのパソコンをラインナップしており、特に信頼性とパフォーマンスが重視されています。

日本向けのモデルは全て東京で生産されていることも特徴で、国産を高くアピールしており、品質には定評があります。

中でもEliteBookシリーズは高いセキュリティ機能や高性能な構成が特徴で、利便性とパフォーマンスを兼ね備えたモデルとなっています。

HP公式サイト

Apple

Macシリーズはクリエイティブ分野で人気がありますが、ビジネス用途にも適しています。

Mac OSはセキュリティーが高いことで定評があり、デザインや使いやすさも優れています。

特にデザインやマルチメディア制作が多い現場で選ばれる傾向にあり、価格は高くなりますが高いパフォーマンスを発揮することが可能です。

Apple公式サイト

まとめ:仕事で使うならビジネスパソコンがおすすめ

以上、ビジネスパソコンと個人用パソコンの違いについて解説してきました。

ビジネスパソコンは個人用パソコンと比較して

  • セキュリティーが高い
  • 性能が高い
  • サポートが充実している

という大きな違いがあります。

事業でパソコンを使う場合は情報漏洩や破損には細心の注意を払う必要があるので、セキュリティー対策が向上したビジネスパソコンがおすすめです。

新たに事業を興して手持ちのパソコンを処分する場合はデータの消去を確実にしておく必要があります。

データの漏洩や確実な処分に不安がある場合はパソコン処分.comの無料処分サービスがおすすめです。

パソコン処分.comでは個人情報や本体に保存されたデータも確実に消去してから処分します。

箱に入れて送るだけで無料で処分してくれるので、ぜひ検討してみてください。

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タブレットを長年使っていると、動きが重いなどのトラブルが起こることがあります。

タブレットにトラブルが起こっているのは、容量不足が原因の1つとなっている可能性があります。タブレットが容量不足になると動きが重くなり、フリーズする、アップデートできないなどの不具合が起こります。

この記事では、タブレットの空き容量の確認方法と容量不足の解消方法を解説します。タブレットのトラブルに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • タブレットの容量とはメモリとストレージがある
  • 空き容量の確認方法
  • タブレットの容量不足で起こること
  • 容量不足の確認方法

タブレットの容量とは

タブレットの容量とは、メモリ容量とストレージ容量のことです。ここでは、2つの容量の違いとタブレットに必要な容量について解説します。ストレージとメモリの違いがわからない方や、タブレットに必要な容量が知りたい方は、参考にしてください。

タブレットの容量は「メモリ」と「ストレージ」がある

メモリとは、タブレットのデータを一時的に保存する場所のことです。メモリにデータを一時的に保存することで、素早くデータを取り出せます。

メモリは、作業机に例えられることがよくあります。本棚から取り出した本を作業机に置き、本を参考に作業するとします。作業机が広いほど大量の本を置けるため、何度も本棚に本を取りに行く時間が短縮できるため作業が効率よく進みます。タブレットでも同じように、メモリ容量が大きいほど一時保存できるデータが多くなり効率よく作業が進みます。

ストレージとは、アプリやデータを長期間保存できる場所のことです。写真や動画、音楽などのデータは、ストレージに保存されます。そのためストレージ容量が大きいほど、アプリやデータを大量に保存できます。メモリをデータを一時的に置く作業机に例えるなら、ストレージはデータを長期保存する本棚に例えられます。ストレージは、SDカードスロットがあれば増設可能です。

タブレットに必要な容量

タブレットは容量不足になると、動きが重くなり使いにくくなります。そのためメモリやストレージは余裕のある容量がおすすめですが、その分価格も高くなります。タブレットの用途によっては、大きい容量のメモリやストレージは不要の場合もあります。タブレットに必要な容量を知りたい場合は、まずタブレットで何をしたいかを考えましょう。

メモリの場合は、選ぶOSによって必要な容量が異なります。Androidタブレットには2GB以上、Windowsタブレットには4GB以上のメモリが推奨されています。それぞれのOSが複数のアプリを同時に動かすために必要なメモリ容量で、不足するとアプリの動作が不安定になるなど、使い勝手が悪くなる可能性があります。

iPadのメモリ容量は非公開のためユーザー自身で選べませんが、シリーズやモデルの違いによりパフォーマンスに違いがあります。用途に合わせて適切なシリーズやモデルを選ぶことが重要です。

ストレージは容量が大きいほどデータを大量に保存でき、多くのアプリをダウンロードできます。ストレージ容量は、メールやネットサーフィンに使用する程度であれば32GB程度で問題ありません。ストレージ容量が32GBのタブレットは価格も安いため、安いタブレットがほしい方にもおすすめです。

写真やデータを保存したい方や、タブレットを頻繁に使う方には64GB以上がおすすめ。メールやWebサイト閲覧のほかに、ダウンロードしたコンテンツも余裕を持って楽しめます。ただしOSのアップデートの際には空き容量が必要になるため、64GBでは不足する場合もあります。

タブレットに写真や動画、音楽を大量に保存したい方で、日常的に使用する方は128GB以上がおすすめです。複数のコンテンツをダウンロードしても余裕があり、写真を毎日のように保存しても余裕があります。タブレットのおすすめ容量は少なくても64GB程度、余裕がほしい場合は128GB程度です。

iPadのおすすめ容量に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。

【2023最新版】iPadの容量はどれがいい?目的別の選び方を解説>>

タブレットの空き容量の確認方法

タブレットが容量不足であるかを確認するには、空き容量の確認が必要です。ここでは、AndroidとiPadの場合に分けて、ストレージの空き容量の確認方法を紹介します。

Androidの空き容量の確認方法

Androidタブレットの場合は、設定アプリからストレージの空き容量を確認可能です。

  1. 「設定」から「デバイスケア」をタップ
  2. 「ストレージ」または「ストレージとメモリ」をタップ
  3. 空き容量を確認する

ストレージを確認すると、何%使用しているか空き容量がわかります。さらにタップすると、写真や動画、音楽などどのデータをどれくらい使用しているか、内訳も確認できます。

iPadの空き容量の確認方法

iPadの場合は空き容量が少なくなると、自動で容量をが確保されます。使っていないアプリやデータの中で、再ダウンロードが必要なアイテムや不要になったアイテムがiPadから削除されます。端末のキャッシュも自動で削除されるため便利ですが、必要なデータまで削除されないためにも、空き容量を確認しておく必要があります。

  1. 「設定」から「一般」をタップ
  2. iPadストレージをタップ

全体のストレージ容量と、それぞれインストールしているアプリごとに消費しているストレージ容量を確認できます。さらにアプリ名をタップすると、使用状況の内訳も確認できます。

この画面ではアプリを取り除く、削除する操作が可能。アプリを取り除くと、アプリ本体が使用しているストレージが解放されますが、書類やデータはそのまま保管されます。アプリを削除すると、アプリ本体と関連データを削除します。

iPadはストレージの空き容量が不足し、空き容量を増やすこともできない場合に、警告文が出ることがあります。警告文が現れたら、データやアプリの削除などストレージの整理が必要です。

参考:Appleサポート iPhone や iPad のストレージを確認する方法

タブレットの容量不足で起こること

タブレットが容量不足になると、タブレットの動きが重くなり、アプリが開かない、途中で止まるなど、操作性が非常に悪くなります。新しいアプリをダウンロードする際には、タブレットの空き容量が必要ですが、容量不足になると最新のアプリをダウンロードできません。

タブレットを使い続けていると、OSのアップデートが定期的に行われますが、容量不足になるとアップデートもできなくなります。OSをアップデートしなくてもタブレットを使い続けることはできます。しかしOSをアップデートしなければ、ウイルスに感染しやすくなったり、新しいアプリに対応できなくなったりするため、常に最新の状態を保つことが推奨されています。

このようにタブレットが容量不足になると、快適にタブレットを使用できなくなります。タブレットが容量不足になった場合は、次に紹介する方法で解消しましょう。

タブレットの容量不足の解消方法

タブレットが容量不足になると快適に使用できなくなるため、空き容量を増やして容量不足を解消する必要があります。容量不足を解消するには、以下の方法があります。

  • キャッシュをクリアする
  • 不要なアプリやデータを削除する
  • SDカードを使う
  • クラウドストレージを使う
  • パソコンにデータを移動する

それぞれの方法を詳しく解説します。

キャッシュをクリアする

キャッシュとは読み込みを速くするために、直近で読み込んだデータやよく使うデータを一時的にストレージ上に保存しているファイルのことです。キャッシュをクリアすると、一時的にデータの読み込みが遅くなる場合がありますが、大きな問題はありません。キャッシュが溜まると、ストレージを圧迫する原因となるため、以下の方法で定期的に削除しましょう。

【Chromeアプリのキャッシュクリア方法】

Chromeアプリの場合は、以下の方法でキャッシュをクリアします。

  1. AndroidタブレットのChromeアプリを開く
  2. 画面右上の縦三点リーダーをタップ
  3. 「履歴」から「閲覧データを削除」をタップ
  4. 削除する期間を選択。すべて削除する場合は「全期間」を選択
  5. 「閲覧期間」、「Cookieとサイトデータ」、「キャッシュされた画像とファイル」のチェックボックスをオンにする
  6. 「データ削除」をタップ

参考:Googleアカウントヘルプ キャッシュと Cookie の消去

【Androidタブレットの場合】

AndroidタブレットのChromeアプリ以外のアプリは、以下の方法でキャッシュをクリアします。

  1. ホーム画面から「設定」をタップ
  2. 「ストレージ」をタップ
  3. 「ストレージを管理」をタップ
  4. 右側の空ボックスをタップし削除するアイテムを選択
  5. 下部の解放をタップしアイテムを削除

【iPadの場合】

Safariアプリでは、以下の方法でiPad上のキャッシュをクリアできます。

  1. 「設定」をタップ
  2. 「Safari」をタップ
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
  4. 「消去」をタップ
  5. 「期間別に消去」で消去する履歴の期間を選択
  6. 「履歴を消去」をタップ

参考:iPadユーザガイド iPadでキャッシュを消去する

不要なアプリやデータを削除する

タブレットのストレージ容量が少ない場合は、不要なアプリやデータを削除することで空き容量を増やせます。タブレットに不要な写真や動画が溜まっている場合は、削除しましょう。

タブレットを使用していると、次々と新しいアプリをインストールすることも多いです。しかし、使いやすいと思ってインストールしたアプリの中には、全く使わないものもあるでしょう。容量不足の場合は、使っていないアプリも削除しましょう。

一度インストールしたものは、有料アプリでも再購入することなくいつでも再インストール可能。必要になれば再度インストールできるため、不要だと思ったら削除してみるのもよいでしょう。

【Androidの場合】

設定からアプリの削除ができます。1つ1つアプリを削除するのが面倒な場合は、以下の手順でGoogle Playストアのアプリから不要なアプリを一括で削除することもできます。

  1. Google Playストアアプリを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. 「アプリとデバイスの管理」から「管理」をタップ
  4. 削除するアプリの名前をタップ
  5. 「アンインストール」をタップ

削除したいアプリを複数選択すれば、一度に複数のアプリをアンインストールできます。Google Playストアでは画面右上の並び替えボタンから、アプリの使用容量が大きい順や使用頻度の低い順に並べ替えることも可能。削除するアプリを選ぶ目安になります。

なお、タブレット購入時にインストールされているアプリは、通常アンインストールできません。削除するとタブレットの動作に影響があるアプリもアンインストールできないようになっています。

【iPadの場合】

ホーム画面でアプリを長押しし「アプリを削除」をタップして、「ホーム画面から取り除く」をタップします。iPadから削除する場合は、「アプリを削除」を選びましょう。

iPadの場合は、カレンダーや時計、連絡先、FaceTime、ファイル、探すなど、iPad購入時からインストールするアプリも削除できます。 ただし、ホーム画面からAppleのアプリを削除すると、関連するユーザーデータや構成ファイルも削除され、ほかのシステム機能に影響する場合があります。iPad標準のアプリを削除する場合は、充分確認してから行いましょう。

SDカードを使う

SDカードには、画像や音楽、撮影した写真、動画などのデータを保存できます。大切なデータを削除したくない場合は、タブレットのデータをSDカードにデータを移動させましょう。

AndroidタブレットでSDカードスロットがあればSDカードを挿し込み、データを保存できます。タブレット本体のストレージを使わずSDカードを使用すれば本体のストレージ容量を圧迫せず、データを保存できます。

Androidタブレットで、SDカードにデータを移行する手順は以下の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「ストレージ」を開く
  3. 「SDカード」をタップ
  4. 「SDカードに転送」をタップ
  5. SD カードに移動したいデータにチェックを入れる
  6. 「転送開始」をタップ

以上で、タブレット本体のストレージにあるデータをSDカードに転送できます。さらに、機種やアプリによってはアプリもSDカードに移動できます。設定画面から以下の手順で操作しましょう。

  1. 「設定」から「アプリ」をタップ
  2. SDカードに移動させたいアプリをタップ
  3. 「SDカードに移動」をタップ

以上でアプリをSDカードに移動完了です。なおLINEのデータなど、SDカードに移動できないデータもあります。また、SDカードの寿命は1~2年と短く、データの長期保存には向いていません。定期的にパソコンやクラウドストレージにバックアップを取りましょう。

クラウドストレージを使う

クラウドストレージとは、オンライン上のデータの保管場所です。無料で使用できるクラウドストレージにはGoogleのGoogleDriveやAppleのiCloud、MicrosoftのOneDriveがあります。GoogleDriveは15GBまで、iCloudやOneDriveは5GBまで無料で利用できます。クラウドストレージには、DropBoxなど有料で利用できるものもあり、使用できる容量によって価格が異なります。

クラウドストレージは、SDカードスロットがないタブレットやiPadでも使用できます。インターネット環境がありIDやパスワードがあれば、スマホやパソコンなど別の端末からアクセスしてデータを取り出せることもメリットです。ただし、クラウドストレージはオンライン上でデータを保管するサービスのためデータが流出する可能性があり、絶対に安全とは言い切れない面もあります。

パソコンにデータを移動する

タブレットのストレージがいっぱいになった場合は、パソコンにデータを移動すればタブレットの空き容量を増やせます。パソコンがある場合は、パソコンへデータを移動するのがおすすめです。

AndroidタブレットはUSBケーブルでパソコンとタブレットを接続し、以下の手順でデータを転送できます。

  1. タブレットで「このデバイスをUSBで充電中」通知をタップ
  2. 「USB の使用」で「ファイル転送」を選択
  3. パソコン側でファイル転送のウィンドウが開いたらファイルをドラッグ
  4. 転送し終わったらWindowsからデバイスの接続を解除する
  5. USBケーブルを取り外す

参照:Androidヘルプ パソコンと Android デバイス間でファイルを転送する

iPadの場合はUSBケーブルやWi-Fi接続を使用してパソコンに接続し、以下の手順でパソコンにデータを転送します。

  1. パソコンのiTunesアプリケーションでウインドウ左上にあるデバイスボタンをクリック
  2. 「ファイル共有」をクリック
  3. 左側のリストからファイルの転送先または転送元のデバイス上のAppを選択
  4. 「追加」をクリックし
  5. 転送するファイルを選択して「追加」をクリック

参照:iPhone、iPad、またはiPod touchとコンピュータ間でファイルを転送する

容量不足を解消しても動作が重いなら買い替えも検討

タブレットは使用し続けることで不要なデータが蓄積し、ストレージがいっぱいになり動作が重くなります。タブレットの容量不足を解消しても重い場合は、そもそも用途にタブレットの容量があっていない、故障しているなどの可能性も考えられます。

タブレットの寿命は2~3年程度と言われているため、購入から2~3年程度経過している場合は故障の可能性も。そもそも用途に容量が合っていない場合や寿命の場合は、思い切ってタブレットの買い替えもおすすめです。

タブレットを買い替えるなら古いタブレットの処分が必要です。古いタブレットの処分は、パソコン処分.comの利用がおすすめです。事前連絡は不要で、データ消去や送料も無料です。不要なタブレットを送るだけで、簡単に処分できる点がメリットです。

まとめ:タブレットが容量不足になると重くなる!定期的にデータの整理を

タブレットが容量不足になると動きが重くなり、アプリをダウンロードできない、動きが止まるなど、快適にタブレットを使用できなくなります。

タブレットが容量不足になったら、キャッシュクリアや不要なデータの削除などで空き容量を増やせます。SDカードやクラウドストレージ、パソコンなどにデータを移動すれば、大切なデータを削除せず、タブレット以外の場所で保存できます。

ストレージのデータを削除してもタブレットが重い場合は、そもそも容量が足りていない、故障している可能性もあります。タブレットには寿命があり、購入から2~3年程度であれば買い替えも検討しましょう。買い替えの際に不要になったタブレットは、無料で簡単に処分できるパソコン処分.comの利用がおすすめです。

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ビジネス用のパソコンはどのぐらいのスペックを選べばいいのでしょうか?

必要なスペックはビジネスでの使い方にもよりますが、一般的なオフィス作業をする場合は高スペックなパソコンは必要ないいえます。

一方で動画編集やイラスト制作などをする場合はそれなりに高性能なものが求められます。

この記事では

  • デスクトップかノートか
  • パソコンのスペックの見方
  • 用途別の選び方
  • パソコンを選ぶときの注意点

について解説していきます。

デスクトップとノートならノートがおすすめ

ビジネスにパソコンを使う場合の多くはノートPCが推奨されます。

営業で使う場合は出先に持ち歩くことも想定されるので、ノートPC一択となります。

事務作業で使う場合でも会議室に移動しての作業や、フリーアドレスのオフィスであればもちあるくこともあるので、ノートPCが推奨です。

またノートPCの方が購入してから作業に至るまでに必要なパーツがほとんど揃っているので、コスト面でも有利です。

一方デスクトップではパソコン本体の他にも

  • キーボード
  • マウス
  • モニター

が必要となり、接続や相性でトラブルが発生する可能性もあります。

例外的にデスクトップが必要なケースは3DCG作成や4K以上の解像度で動画編集を行うなど、マシンパワーが要求される場合に限ります。

パソコンのスペックの見方

ビジネスパソコンを選ぶときに見るべきスペックは以下のものがあります。

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ

CPU

CPU(Central Processing Unit)はパソコンの中枢部分であり、データの処理や計算を行います。

高速なプロセッサーはビジネス用途において重要であり、処理速度とパフォーマンスに直接影響を与えます。

CPUを作っているメーカーは主に

  • Intel
  • AMD

の2つです。

どちらのメーカーでも一定以上のスペックがあれば作業に支障を来すことはないので、予算で決めても問題ありません。

メモリ

メモリはパソコンが同時に処理できるデータの量を決定する要素であり、一時的なデータの保管場所です。

ビジネス用途には多くのタスクやアプリケーションを同時に実行する必要があるため、8GB以上のメモリが推奨されます。

ストレージ

ストレージはファイルや写真などデータを保存するための領域です。

ストレージには

  • 読み込みの早いSSD
  • 読み込みは遅いが大容量のHDD

の2種類があります。

近年の新しいパソコンであればSSDを搭載していることがほとんどなので、あえてHDDを選ぶことはありません。

ビジネスパソコンでは最低でも250GB以上あった方がよいでしょう。

250GB以下のパソコンもありますが、価格差がそこまでデルーパーツではないので、積極的に選ぶ理由はありません。

用途別のビジネスパソコンに必要なスペック

以下の用途別にビジネスパソコンに必要なスペックを解説します。

  • Microsoft Officeなどを使った事務作業
  • 営業用
  • クリエイティブ用途

事務作業

通常の事務作業にパソコンを使うと想定した場合、以下のスペックが推奨されます。

CPUメモリストレージ
Core i3 以上
Ryzen 3以上
8GB以上250GB以上

CPUはCore i3以上

事務作業にパソコンを使う場合は最低でもIntel Core i3以上、AMD Ryzen 3以上の性能のCPUがおすすめです。

Intelにはi3よりも安価なCeleronやPentium(現在は廃止)といったモデルもありますが、基本性能があまり高くないので、スムーズに作業できない可能性があり、安物買いの銭失いとなることもあります。

メモリは8GBが標準

メモリは複数の作業を同時こなしたり、Webブラウザのタブをより多く開いたりするために必要なものです。

事務作業ではExcelを開いたり、PowerPointを開きながらWebで調べ物をすることもあります。

メモリは一昔前は4GBでも作業できていましたが、近年はWebブラウザやソフトが使用するメモリも大きくなっているため、最低でも8GBはあった方が快適です。

ストレージは250GB以上

事務作業で保存するファイルの種類は何GBもあることは稀です。

もちろんファイルの大きさにもよりますが、平均数10KBから数MB程度とすると数万以上のファイルを保存できます。

仕事で相当数のファイルを保存したとしても250GBもあれば十分といえるでしょう。

営業用

営業で使うのであればオンラインでの打ち合わせやプレゼンテーションなどでパソコンを使う機会が多くなります。

また外出先での使用を想定してバッテリー駆動時間の長いモデルがよいでしょう。

途中でフリーズしたりするとせっかくのビジネスチャンスを失う可能性もあるので、以下のスペック以上のものを選びましょう。

CPUメモリストレージ
Core i5 以上
Ryzen 5以上
8GB以上250GB以上

CPUはCore i5以上

営業に使うパソコンは商談中にもたついたり、フリーズしたりするとチャンスを逃すこともあるかもしれません。

スムーズな作業のためには処理速度の優れたCPUを積んだパソコンがおすすめです。

IntelであればCore i5、AMDであればRyzen 5以上のCPUを積んだものを選びましょう。

メモリは8GBで十分

営業用の場合、メモリは8GBあれば問題ないでしょう。

営業職も事務作業や報告書作成などオフィス作業が必要となる場面もあるので、事務作業と同じ要領であれば問題となることは少なくなります。

ストレージは250GB

ストレージは250GBあれば十分です。

得意先のファイルや情報を管理したり、資料を作成したりしても250GBがいっぱいになるケースは稀です。

余裕があれば500GBを選んでも問題はありませんが、価格差のバランスを見ながら判断するとよいでしょう。

クリエイティブ用途

クリエイティブな用途は最もパソコンの性能が要求される作業です。

動画編集やイラスト、3DCG制作をメインの作業とした場合は事務作業用のパソコンではスムーズに仕事ができない可能性が高くなります。

特に動画編集、3DCG制作はCPU、メモリの両方で高いレベルが求められますし、場合によってはグラフィックボードが付いているパソコンを選ぶ必要も出てきます。

CPUメモリストレージ
Core i7 以上
Ryzen 7以上
16GB以上500GB以上
※作業内容によってはグラフィックボードが別途必要

CPUはCore i7以上

クリエイティブ用途であればCore i7やRyzen 7以上のCPUがおすすめです。

クリエイティブ用途では動画を描き出したり、3DCGを動かすのにかなりのマシンの性能が要求されます。

本格的な3DCG、映画制作などの作業であればAMDのThreadRipperのような高額のCPUを搭載する必要がありますが、その場合は自腹ではなく会社として経費で購入するケースが多くなるので、個人で検討する必要はないでしょう。

メモリは最低でも16GB

クリエイティブ用途ではとにもかくもメモリが要求されます。

通常のビジネスで使う8GBではほぼ確実に足りないので、最低でも16GB以上のモデルを選びましょう。

余裕があれば32GBあると大抵の作業をこなせるようになります。

例外的に高度なレンダリングを行う場合は64GBのメモリが必要となることもあります。

自分の仕事内容に応じて余裕のあるメモリ容量に設定することが推奨されます。

ストレージは500GB~1TB以上

クリエイティブ系で使うファイルの容量はビジネスとは比べものにならないほど大きくなるので、最低でも500GB~1TB以上を目安にしましょう。

特に4Kの動画やCGのデータは一つが数GBになることもあり、ストレージが少ないとあっという間にいっぱいになってしまいます。

作業内容にもよりますが、場合によっては2TB以上あった方がいいこともあるので、ストレージも用途に合わせて余裕を持った容量にするとよいでしょう。

まとめ:パソコンは用途に合わせて無駄なく選ぼう

以上、ビジネス用パソコンの選定基準について解説してきました。

パソコンはどんな用途に使うかで求められる性能が変わってきます。

事務作業が中心なのに高スペックなCPUや大規模のメモリや必要ありません。

一方、クリエイティブ系の用途に使うのであれば画像や動画の処理が必要となるので、高性能なパソコンが必要です。

それぞれの用途に合わせて無駄なく選ぶようにしましょう。

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タブレットはスマホよりも画面が大きく、パソコンよりも手軽に使えることが魅力。ノートパソコンと比較すると価格が割安なため、購入しやすいこともメリットです。

タブレットがほしいけど、選び方がわからないと悩んでいませんか?タブレットは、種類やスペックなど用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

この記事では、タブレットの選び方を初心者にも分かりやすく解説。用途別おすすめタブレットも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • OSは4種類あり、それぞれ特徴が異なる
  • タブレットは用途に合わせて選ぶのがおすすめ
  • タブレットの選び方はメモリや画面サイズなどを確認する
  • 用途別おすすめタブレットの紹介

タブレットはOSによって4種類!それぞれの特徴を紹介

タブレットを選ぶなら、まずメインとなる基本ソフト「OS」から選びましょう。OSとはオペレーションシステムの略で、OSによってタブレットの性能や使い心地にはかなりの違いがあります。それぞれの特徴を確認し、用途にあったOSを選びましょう。

iOS/iPad OS

iOS/iPad OSは、Apple社製の人気タブレットiPadに搭載されています。MacやiPhoneとの互換性も高く、iPhoneユーザーにも人気です。iPadには従来iPhoneと同じOSが搭載されていましたが、2019年にタブレット専用に設計されたiPad OSが登場しタブレットならではの使い方もできるようになりました。

iPadはハイスペックでデザイン性も高く、直観的で初心者でも操作しやすい点も魅力の1つ。アプリの審査が厳しく、ウイルスに感染しにくいため安全性が高いことも特徴です。MacやiPhoneユーザーの方や直観的な操作性を求める方におすすめです。

iPadはメモリーカードスロットが非搭載のため、後からストレージを追加できません。ストレージがいっぱいになった場合は、外部ストレージやオンラインストレージが必要です。

Android

Androidは、Google社が提供するOSでAndroidタブレットに搭載されています。iOSは独自ライセンスを持つクローズドのOSでiPadなどのApple社の端末にしか搭載できませんが、AndroidはオープンソースのOSのため、さまざまなメーカーからAndroidタブレットが発売されています。Googleアカウントと簡単に同期できるため、Androidスマホと相性が良いこともメリットです。

製品のスペックや価格帯が幅広く、1万円前後で購入できるモデルもあり、細かい用途に合わせて自由に選べることが特徴です。自由度が高い一方で、ウイルス感染しやすいためセキュリティが脆弱な面もあります。

多くのアプリに対応しているため、ビジネス系だけでなくエンタメ系のアプリを楽しみたい方に最適。メモリーカードスロットを搭載したモデルも多く、カスタマイズ性にも優れており、自分好みにアレンジ可能。汎用性の高いタブレットがほしい方にもおすすめです。

Windows

Windowsは、Microsoft社が提供するOSで、数多くのパソコンに搭載されています。パソコンと同じアプリと互換性があり、WordやExcel、PowerPointなどで作成した資料をタブレット上でも閲覧、編集できることがメリットです。

キーボードを搭載したモデルも多く、ノートPCとしても使用できるためWindowsのパソコンをメインで使っている方やビジネス用途の方におすすめです。ただし、WindowsタブレットはAndroidタブレットと比較すると対応アプリが少ない点には注意が必要です。使いたいアプリがある場合は、あらかじめ確認しましょう。また、全体的に価格がやや高めです。

Chrome OS

GoogleはChrome OSも提供しており、Chromebookに搭載されています。Chromebookは、他のタブレットと比較すると価格が安く、起動が速く直観的に操作しやすいことも特徴です。写真などのデータはGoogleDriveに保存されるため、タブレットが故障してもデータを消失する恐れが少ないこともメリットです。

ただし、搭載されている機能が限定的なことも多い点やインターネットがなければ不便な点には注意が必要。ブラウザの閲覧やメールの送受信など、比較的軽い作業をしたい方や、できるだけ安くタブレットを購入したい方におすすめです。

タブレットの選び方!用途を考えよう

タブレットの選び方はまず用途を考えて、重視したいポイントを決めましょう。

例えば、初めてタブレットを買う初心者の方なら、使いやすさや価格を重視して選ぶ、オンラインゲームを楽しみたいなら、画面の大きさや解像度、スペックの高さを重視して選ぶなどです。タブレットでしたいことを考えて、用途に合わせて比較しましょう。

ここからは、タブレットの選び方でチェックしたいポイントごとに、用途に合わせたおすすめを紹介します。タブレット選びの参考にしてください。

画面サイズ

タブレットの大きさは、一般的な使い方であれば7~8インチ程度がおすすめです。スマホよりも少し大きい程度のため片手でも持ちやすいため、携帯性にも優れています。

9~10インチ以上の画面サイズは、タブレットの標準的なサイズです。迷ったら10インチ程度を選べば問題ないでしょう。10インチのタブレットなら、動画視聴やWebサイトの閲覧、ゲームなどさまざまな用途で楽しめます。携帯性にはやや劣りますが、電子書籍やマンガ、動画なども見やすい点がメリットです。

パソコンのような操作性を求めるなら、11インチ以上の画面サイズがおすすめです。ノートPCとほとんど同じ大きさのため、持ち運びには不便になる一方、キーボードを接続してノートPCのように使う、ペンを使って手書き入力などもしやすいでしょう。

大画面のモデルはハイスペックなモデルも多いことから、高性能のタブレットがほしい方にもおすすめです。

解像度

動画視聴など映像を見る目的でタブレットがほしいなら、解像度もチェックが必要。解像度とは、画面のきめ細やかさを表わしており、「1920×1080」「1920×1200」などと表記されます。

数値が高いほど高画質のため、画質にこだわる場合は「1920×1080」以上の解像度がおすすめです。画面が大きいサイズほど、解像度が低いと画質の粗さが気になります。10インチ以上のタブレットを購入する場合も、解像度を確認しましょう。

ストレージ、メモリの容量

タブレットのストレージは、16GB程度の少量から2TB以上の大容量のものまで選べる種類が豊富です。できるだけ多くのデータを持ち運びしたい場合は、64GBのストレージ容量がおすすめです。

タブレット購入後に容量不足で悩まないためには、購入前に必要な容量を試算するのも良いでしょう。保存するデータ容量の目安は、以下の通りです。なお、ゲームアプリはダウンロードするゲームによって幅があります。ダウンロードしたいゲームの必要な容量を調べておきましょう。

VOD動画のダウンロード10本約5GB
ゲームアプリ約1GB~8GBなど
写真1枚約2~3MB
電子書籍1冊約100MB
雑誌、マンガ1冊約300MB

ストレージ容量が大きいタブレットは、その分価格も高くなります。メモリーカードスロット搭載のモデルなら、メモリーカードをストレージとして利用できます。

タブレットもパソコン同様に、メモリ容量によって操作性が変わります。Windowsタブレットなら4GB以上、Androidタブレットは2GB以上のメモリ容量があれば、快適に動作できます。インターネット閲覧など比較的簡単な作業中心なら2GB、複数のアプリを立ち上げる、処理の重いゲームやアプリを動かす場合は4GB、動画編集などで使用する場合は、8GBを目安に選ぶと良いでしょう。

バッテリーの駆動時間

タブレットを持ち運ぶ場合は、バッテリーの駆動時間にも注意しましょう。外出する時間が長い場合や、長時間ゲームをプレイする場合などは、バッテリーの駆動時間が長いモデルがおすすめです。学校や営業先など、電源がない場所での利用が多い場合も、バッテリーの駆動時間を考慮して選びましょう。

通信方法の種類

タブレットには、Wi-Fi環境下でインターネットに接続できるWi-Fiモデルと、Wi-Fi環境がなくてもインターネット接続ができるSIMモデルがあります。SIMモデルの中でも、ドコモやSoftBank、auの大手キャリアと契約するキャリアモデル、任意の通信事業者のSIMカードを使用できるSIMフリーモデルがあります。

SIMモデルはタブレットにSIMを挿し込むことで、Wi-Fiがない場所でもスマホと同じようにインターネットに接続できます。ただし、回線を契約する必要があるため費用がかかる点には注意が必要です。タブレット本体も、Wi-Fiモデルと比較すると価格が高い傾向があります。

外出先でもタブレットを使いたい場合は、SIMモデルがおすすめ。自宅や職場などWi-Fiがある場所をメインで使用する場合はWi-Fiモデルを選ぶと良いでしょう。Wi-Fiモデルは、スマホのテザリング機能を利用すれば、Wi-Fiがない場所でもインターネットに接続できます。たまに外出先で利用する程度であれば、Wi-Fiモデルを選び、外出の際にはテザリングを利用するのも1つでしょう。

価格

初めてタブレットを購入するから、とにかく安いものがほしい方もいるのではないでしょうか。高いスペックが必要なく、電子書籍の閲覧や動画視聴などの利用がメインであれば、1万円を切る価格でタブレットを購入することも可能です。

安いタブレットがほしいなら、Androidタブレットがおすすめ。コスパの高いモデルが豊富です。Amazonから販売されているFireHDもコスパが高く、1万円を切るモデルもあります。ただし、対応アプリが少ない点には注意が必要です。

防水・防塵機能

お風呂やキッチンなどでタブレットを使用したい場合は、防水防塵機能にも注目しましょう。

防水等級(IPX)は0から8まで9段階あり、数字が大きいほど防水性能が高くなります。高い防水性能が必要な場合は、IPX5以上のモデルを選びましょう。お風呂でタブレットを使いたい場合はIPX7以上がおすすめ。最高の防水性能であるIPX8は、ある程度の時間水没しても躯体に水が侵入しません。

防塵性能とは、外部からのホコリなどの固形物の侵入に対する保護機能のことです。IP0X~IP6Xまでの7段階で、数字が大きいほど優れた防塵性能があります。アウトドアで使用する場合などは防塵性能にも注目しましょう。

インターフェース

タブレットの主なインターフェースには、「USB Type-C」「microUSB」「HDMI端子」などがあります。

テレビやモニターなどに音声や映像を出力したい場合は、HDMI端子があると便利。USB Type-CやmicroUSBは、主にデータのやり取りに使用します。インターフェースが多ければ、マウスやキーボードを接続しやすいでしょう。

子ども用ならキッズモード搭載がおすすめ

子ども用のタブレットを購入するなら、キッズモードを搭載したモデルがおすすめ。年齢に応じたコンテンツを表示する、不適切なアプリにロックをかけるなど、安心してタブレットを渡せます。

またGPS機能を搭載しているタブレットなら、子どもの居場所を確認できます。タブレットを落とす、ぶつけるなども多いため、耐衝撃性のあるモデルなら安心です。

おすすめタブレットを用途別に紹介

ここからは、おすすめのタブレットを用途別に紹介します。初めてタブレットを購入する方、タブレットでゲームを楽しみたい方、ビジネス用途で使いたい方、とにかく安くタブレットがほしい方のために、おすすめをピックアップしています。ほしいタブレットが見つからない方は、参考にしてみてください。

初心者におすすめ

まずは、初めてタブレットを購入する初心者の方におすすめのタブレットを2つ紹介します。コスパの高い「FireHD 10」、使いやすく持ち運びもしやすい「iPad mini」。それぞれの特徴と概要を紹介します。

Fire HD 10(第13世代)

Fire HD 10(第13世代)は、Kindleストアの電子書籍やAmazonビデオ等の、Amazon関連のデジタルコンテンツ向けのタブレットです。Fireタブレットシリーズの中では画面サイズが大きく、2万円を切る価格でコスパの高いモデルです。

アレクサを搭載しており、話しかけるだけでアラーム設定や、音楽再生なども可能。アレクサ対応のスマートホーム製品も操作できます。ただし、FireOSは、使えるアプリが少ない点には注意が必要です。フルHDに対応しており軽くて丈夫なため、家族で使うタブレットにもおすすめです。

OSFireOS
ディスプレイ/解像度10.1インチ/1,920×1,200
SoCMediatek MT8186A
メモリ/ストレージ3GB/32GB・64GB
メモリーカードスロット〇(最大1TB)
バッテリー駆動時間最大13時間
本体サイズ246×164.8×8.6mm
重量434g
価格19,980円(32GB)23,980円(64GB)

iPad mini(第6世代)

iPadminiは、コンパクトで持ち運びしやすいサイズでありながら、ハイスペックな機能が魅力のタブレットです。ディスプレイのサイズは、8.3インチでスマホよりも少し大きいサイズ。2266×1488の高解像度で、美しい写真や動画を楽しめます。直観的に操作でき、iPhoneやMacとの互換性もあるためiPhoneユーザーにもおすすめです。

OSiPadOS
ディスプレイ/解像度8.3インチ/2266×1488
SoCApple A15 Bionicチップ
メモリ/ストレージ非公表/64GB・256GB
メモリーカードスロットなし
バッテリー駆動時間10時間
本体サイズ134.8×195.4×6.3mm
重量293g
価格78,800円~

iPadの選び方に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。

iPadはどう選ぶ?用途別・ユーザー別のおすすめの選び方を解説>>

仕事用におすすめ

次は、仕事用に使いたい方におすすめのタブレットを2つ紹介します。Appleの最新チップ「M2」チップを搭載したハイスペックタブレット「iPad Pro 11.0(第4世代)」、2in1のタブレットPC「Surface Pro 9」それぞれの特徴や概要を紹介します。

iPad Pro 11.0(第4世代)

Appleの最新チップ「M2」チップを搭載しており、M1搭載モデルよりも処理速度も向上。最大16GBのメモリに対応しており、マルチタスクも滑らかにこなします。スペックが高いため、3Dを利用したデザインや高解像度のグラフィックのオンラインゲームなども、問題ありません。

ApplePencilにも対応しているため、手書きのメモやイラストが描けることもメリット。ハイスペックなタブレットがほしい、動画編集やデザインなどクリエイティブな仕事用のタブレットがほしい方にもおすすめです。

OSiPadOS
ディスプレイ/解像度11インチ・12.9インチ/2388 x 1668
SoCApple M2チップ
メモリ/ストレージ8GB・16GB/128GB・512GB・1TB・2TB
メモリーカードスロットなし
バッテリー駆動時間最大10時間
本体サイズ178.5×247.6×5.9mm
重量466g
価格124,800円~

Surface Pro 9

Microsoft「Surface Pro 9」は2in1モデルのタブレットPCです。ノートPCとタブレットの使い分けができるため、ビジネスとプライベートのどちらでも快適に使用できます。

Windows11とOffice2021を搭載しており、Windowsパソコンをメインで使っている方には使いやすいでしょう。タッチペンにも対応しており、ExcelやWordに手書きで入力することも可能です。動画編集もできるパワフルな性能があるため、クリエイティブ作業などのビジネスユースでも快適です。

OSWindows 11 Home
ディスプレイ/解像度13インチ/2880 x 1920
CPU12th Intel Core i5-1235U12th Intel Core i7-1255U
メモリ/ストレージ8GB・16GB・32GB/128GB・256GB・512GB・1TB
メモリーカードスロットなし
バッテリー駆動時間最大15.5時間
本体サイズ287 x 209 x 9.3mm
重量1,158g
価格162,580円~

ゲームを楽しみたい

次に紹介するのは、タブレットでゲームを楽しみたい方に向けたおすすめ機種2選。iPadの最高峰モデル「iPad Pro 12.9(第6世代)」、QualcommのフラッグシップSoCのSnapdragon 8 Gen1が採用された「Galaxy Tab S8+」、それぞれの特徴と概要を紹介します。

iPad Pro 12.9(第6世代)

Appleの最新チップ「M2」チップを搭載したiPadの最高峰モデル。12.9インチの大画面と、高解像度のため、美しい画像が楽しめます。ApplePencilにも対応しており、手書き作業も可能です。新機能「ステージマネージャ」を備えておりキーボードをつければ、パソコンのように使用できます。パワフルな性能と大画面で、オンラインゲームも快適です。

OSiPadOS
ディスプレイ/解像度12.9インチ/2,732 x 2,048
SoCApple M2
メモリ/ストレージ8GB・16GB/128GB・256GB・512GB・1TB・2TB
メモリーカードスロットなし
バッテリー駆動時間最大10時間
本体サイズ214.9×6.4×280.6 mm
重量682g
価格12万4,800円~

Galaxy Tab S8+

12.4インチのディスプレイを備えた、Galaxy Tabシリーズのハイスペックモデルです。

躯体にはアーマーアルミニウムを採用しており、外部からの衝撃にも強いため外出先で使う予定の方にもおすすめ。映像クリエイターなどをターゲット層にしたタブレットのためディスプレイの解像度も高く、美しい映像を楽しめます。QualcommのフラッグシップSoCのSnapdragon 8 Gen1が採用されているため、ゲームやクリエイティブ作業も快適にこなせます。

OSAndroid
ディスプレイ/解像度12.4インチ/2800×1752
SoCSnapdragon 8 Gen 1
メモリ/ストレージ8GB/128GB
メモリーカードスロット〇(最大1TB)
バッテリー駆動時間記載なし(10,090mAh)
本体サイズ285×5.7×185 mm
重量567g
価格115,500円

安いタブレットがほしい

とにかく安いタブレットがほしい方におすすめなのは、Fire HD 8 (第12世代)、iPad Air(第5世代)、aiwa tab AB8の3機種。iPad Airは他の機種と比較すると高価格ですが、安いiPadがほしい方にはおすすめです。それぞれの概要と特徴を紹介します。

Fire HD 8 (第12世代)

持ち運びもしやすい8インチのタブレットで、動画視聴や電子書籍の閲覧であれば、問題ありません。使いやすい機能を備えていながら、価格は15,000円を切る格安モデルで高コスパ。1280×800の解像度があるため、綺麗な画面で動画や読書を楽しめます。

AndroidではなくAmazon独自のOSを使用しているため、使えるアプリが少ない点はデメリット。とにかく安いタブレットがほしい方や、動画視聴や読書をメインに楽しみたい方におすすめです。

OSFire OS
ディスプレイ/解像度8インチ/1280×800
SoCMediaTek MT8169A
メモリ/ストレージ2GB/32GB・64GB
メモリーカードスロット〇(最大1TB)
バッテリー駆動時間最大13時間
本体サイズ201.9x137.3x9.6mm
重量約337g
価格11,980円(32GB)13,980円(64GB)

iPad Air(第5世代)

安くて、高性能のiPadを使ってみたいならiPad Airがおすすめです。Appleの高性能のSoC「M1チップ」を搭載したiPadの中では最も安価なモデルですが、ゲームや動画編集など重い作業もサクサク。別売りのキーボードを取り付けてノートパソコンのようにも使えるため、ビジネス用途でも利用できます。iPad Airは、高性能なiPadをできるだけ安くほしい方におすすめです。

OSiPadOS 16
ディスプレイ/解像度10.9インチ/2360×1640
SoCApple M1
メモリ/ストレージ8GB/64GB・256GB
メモリーカードスロットなし
バッテリー駆動時間10時間
本体サイズ178.5×6.1×247.6 mm
重量約461g
価格74,800円~

iPadを安く買う方法に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。

【2023年最新版】iPadを安く買う方法を解説!安く買える人とお得に買う方法も紹介>>

aiwa tab AB8

8インチの持ち運びしやすいサイズで、手軽に使えるタブレットです。動画視聴やWebサイト閲覧などには、困らないスペック。軽いゲームであれば、プレイ可能です。Fire HDとは異なり、AndroidOSを搭載しているため、Google Playのアプリを使えます。複数のアプリをダウンロードすると重くなる可能性がありますが、Google Playのアプリが使いたい方にはおすすめです。

OSAndroid 12
ディスプレイ/解像度8インチ/1280×800
SoCMediatek MT8183 Octa core
メモリ/ストレージ4GB/64GB
メモリーカードスロット
バッテリー駆動時間最大約6時間
本体サイズ124×208×9mm
重量約330g
価格20,800円

まとめ:タブレットは用途に合わせて選ぼう!

タブレットはスペックや価格が豊富なため、どれを選べばいいのかわからないと迷うこともあるでしょう。

タブレットの選び方は、まずタブレットで何をしたいのかを考えて選ぶのがおすすめです。例えば、仕事で使いたいならWindowsパソコンと同じように使える「Surface」を選ぶ、オンラインゲームもできるハイスペックなタブレットがほしいなら「iPad Pro」を選ぶなどです。タブレットは価格も幅広いため、動画視聴やWeb閲覧程度の用途であれば、2万円を切る価格で購入も可能です。

用途に合わないタブレットを購入すると、思ったように作業できない、不要な機能を全く使いこなせないなど、後悔する可能性もあります。タブレット購入前には、タブレットの使用イメージをしっかり固めましょう。

新しいタブレットを購入して、古いタブレットの処分に困ったらパソコン処分.comでの処分がおすすめです。事前連絡なしで、不要になったタブレットを送付するだけでタブレットを処分できます。送料やデータ消去も無料のため、費用も手間もかけずに処分可能。タブレットの処分方法がわからない場合は、ぜひご相談ください。

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