HDDとは、パソコンのストレージと呼ばれる記憶装置の1つです。ストレージはSSDが主流となりつつありますが、HDDも容量単価が安く大容量のためまだまだ需要があります。
HDDの接続規格にはSATAやIDEがあり、それぞれコネクタ形状が異なり互換性がないため、換装する場合は事前に規格を確認する必要があります。しかし、HDDの規格がわからない、HDDが古いと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、HDDの接続規格の違いや確認方法、古い接続規格の場合の対処方法について解説します。わかりやすく解説しますので、HDDの規格が知りたい方はぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
SSDとHDDの違いに関しては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
どっちを選ぶ?HDDとSSDの違い!寿命や速度を徹底比較>>
HDDは接続規格や大きさに、異なる規格があります。それぞれの規格によって性能や特徴も異なるため、違いを知っておきましょう。
ここでは、HDDの接続規格や大きさの違いについて解説します。
接続規格とは、HDDをパソコンや周辺機器に接続する規格のことです。接続規格によって通信速度などの性能が異なり、同じ規格に対応していない場合は、HDDを機器に接続できません。
代表的な接続規格は次の3つです。
現在の主流はSATAで、IDEは古い規格となります。それぞれの特徴や性能について、詳しく解説していきます。
SATAは、Serial ATAの略で、現在販売されているHDDの接続規格の主流です。何度かバージョンアップされているため、SATAⅠ、SATAⅡ、SATAⅢと3世代の規格があります。数字が大きいほど規格が新しくなり通信速度も速くなります。それぞれの転送速度は、以下のとおりです。
SATA規格 | 実効転送速度 |
---|---|
SATAⅠ:Serial ATA Revision 1.0 | 150 MB/s |
SATAⅡ:Serial ATA Revision 2.0 | 300 MB/s |
SATAⅢ:Serial ATA Revision 3.0 | 600 MB/s |
SATAⅠは最初のSATAの規格です。SATAⅡは2代目の規格でSATAⅠの2倍の転送速度があります。SATAⅡからSATA向けに改良された接続規格の「AHCI」が採用され、対応するHDDでは1回転あたりのデータ読み込み量を最適化する「NCQ機能」も搭載し、転送速度だけでなく、多くの機能が向上しました。SATAⅢは、現在でも使用することが多い規格で、転送速度はSATAⅡの2倍です。
SATAは規格が異なる場合でも、コネクタ形状が同一のためそれぞれ互換性があり、どれでも接続可能です。SATAは一度に複数のユーザーが使用しないことや1日8時間程度の使用を想定するなどシンプルな構造のため低価格で、多くのユーザーが使いやすいことも特徴です。
SATAのコネクターにはピンがなく、小さい形状です。SATAのケーブルは、本数が少なく1本のケーブルでマザーボードと接続しています。
SASはSerial Attached SCSIの略で、SATAと比較するとデータ通信速度が高速です。信頼度の高い設計で、主に企業の重要なシステムや業務用サーバーなどで使用されます。
SASのHDDは、一般的なパソコンに搭載されたマザーボードには、接続できません。SASを接続するためには、SASに対応した接続規格が必要なためです。
SASは、データ通信速度が速いとはいえSSDには劣るため、SSDの普及とともにこのデータ転送速度に関するメリットは薄れつつあります。ただし、信頼度が高い設計のため、24時間連続使用や複数ユーザーが同時に使用できるメリットがあり、NASなどのサーバーに利用されることも多いです。
SASがSATAよりも高品質であるにもかかわらず主流にならないのは、容量に対する価格がSATAよりも高価なためです。SASのHDDを一般的なマザーボードに接続するためには、SAS用のインターフェースカードが必要です。インターフェースカードの価格も高額のため、SSDを採用した方が良いという判断になります。
IDEは「Integrated Drive Electronics」の略で、SATAが普及する前に使用されていた旧規格です。ATA、ATAPI、パラレルATAと呼ばれることもあります。
IDEは、2000年頃までの長期間、HDD規格の主流として流通していましたが、新しい接続規格であるSATAの登場により廃れていきました。
IDEとSATAの違いは、接続する線の数です。IDEは複数の線を利用して並行してデータを転送するため、IDEのケーブルは平たい太い形状です。対して、SATAは1本の線で接続します。またIDEのコネクタには複数のピンが設置されていて大きく、電源コネクターにもピンが設置されています。
SATAのコネクタ形状と、IDEのコネクタ形状には互換性がないため、SATA対応のパソコンにIDEは取り付けできません。また、現在はSATAが主流となっているため、IDE対応のHDDは現在ほとんど販売されていません。
HDDは大きさにも規格があり、主に以下の2つがあります。
HDDにはこの2つ以外の大きさもありますが、現在の主流サイズはこの2種類です。ここでは、それぞれの大きさの違いについて解説していきます。
2.5インチのHDDは薄くコンパクトなため、主にノートパソコンに使用します。時代の流れによってパソコンのパーツは小型化が進んでおり、2.5インチは3.5インチよりも新しい規格です。
2.5インチは消費電力が少なく耐衝撃性に優れているため、小型のデスクトップPCやゲーミングPCに使用されることもあります。2.5インチは、大容量のSSDや外付けHDDの標準的なサイズでもあります。
パソコンに2.5インチのドライブベイしかない場合は、3.5インチのHDDを設置できません。
HDDが普及し始めた1990年代から、主流の大きさです。デスクトップPCやNASなどのサーバー等のHDDとして使用されます。消費電力は2.5インチよりも多くなりますが、デスクトップPCにおいて消費電力が重視されることは少ないため、主流として使用されています。
記録できる容量が2.5インチよりも大きく、最大容量は20TBと大容量です。また、2.5インチに比べデータ通信速度も高速で常時可動性にも優れているため、パソコンを長時間稼働している方におすすめです。
3.5インチのドライブベイがある場合は、マウンタと呼ばれる大きさを変換する器具を使用すれば2.5インチも設置できます。
HDDが不調になったり、容量不足になった場合は、換装することで改善することもあります。HDDを換装する場合は、それぞれの特徴や持っているパソコンの接続規格から選ぶ必要があります。
ここでは、HDDの接続規格と大きさに分けて、それぞれの選び方を解説します。HDDを選ぶ際には、このほかにも容量や回転数、キャッシュなどを確認する必要もあります。
以下の表を参考に、用途に合ったHDDを選びましょう。
HDDの性能 | 選び方 |
---|---|
容量 | データバックアップ用:1~3TB コスパ重視(容量単価が安い):6~8TB |
データ転送速度(回転数) | 速度重視なら:7,200rpm 耐久性重視なら:5,400rpm |
データ転送速度(キャッシュ) | ほとんど体感できないが同じ製品を比べる場合は大きい方が有利 |
HDDの接続規格は、交換や増設を予定しているパソコンを確認し、対応した接続規格を選ぶ必要があります。
接続規格は、パソコンの取扱説明書やメーカーの公式サイトから確認できます。現在の接続規格はSATAが主流です。ここ数十年で発売されたパソコンであればほとんどがSATAですが、10年以上前に発売されたパソコン、初期・中期のWindowsXP、一部VistaのOSがプリインストールされているパソコンの場合はIDEの可能性が高くなります。
パソコンのHDDのドライブベイを確認し、2.5インチの場合は2.5インチを選びましょう。3.5インチのスペースがある場合は、2.5インチ、3.5インチどちらの大きさでも設置できます。2.5インチHDDを取り付ける場合は、変換マウンタを使用しましょう。
性能面では、2.5インチは小さいため、3.5インチと比較すると性能が劣ります。HDDの回転数は7,200rpmと5,400rpmがあり、回転数が高ければ高いほど性能が向上します。3.5インチの方が回転数も高く高性能ですが、3.5インチでも回転数が5,400rpmであれば、2.5インチと似た性能になります。
また、HDDは記憶容量が大きいほどより多くのデータを保存できます。一般的に3.5インチは2.5インチに比べて記憶容量が大きいです。3.5インチと2.5インチの最大記憶容量を比べると、3.5インチは2.5インチの約2倍の記憶容量があります。
データ転送速度に関しても、2.5インチよりも3.5インチの方が優れていることが多いです。3.5インチHDDは、回転数が同じでも外周の大きさが2.5インチよりも大きくなるため、外側に行くほど速度が上がります。
そのため大容量で転送速度が速いHDDが欲しい場合は、3.5インチを、省電力で省スペース、衝撃に強いHDDが欲しい場合は2.5インチが適しているといえます。
HDDの型番や規格は、パソコンの取扱説明書やメーカーのWEBサイトで確認できますが、デバイスマネージャーからも確認できます。
まず、HDDの型番を確認する手順は、以下のとおりです。
表示されているドライブ名が型番と製品名です。
次に、HDDの接続規格を確認する方法です。
HDDの場合、値の欄に「IDE」「SATA」などと表示されます。搭載されているストレージがSSDの場合は、「SCSI」などと表示され「SATA」などの接続規格を確認できません。
SSDの場合は、型番を検索し製品情報から接続規格を確認しましょう。
HDDの確認方法は、他にもHDDを一度取り出し、コネクタ形状を目視で確認したり、「CrystalDiskInfo」などのフリーソフトを利用する方法もあります。
接続規格が古いIDEの場合は、現在主流の接続規格SATAに対応したパソコンには接続できません。反対に、IDE対応のパソコンにSATAのHDDを接続することもできません。
ここでは、HDDの接続規格が古い場合の2つの対処法を紹介します。
IDEとSATAは、コネクタ形状が異なり互換性がありません。
しかし、変換コネクタを使用することで、異なる規格のHDDを接続できるようになります。ただし、データ転送速度は速度の遅いIDEの速度となります。
古いHDDを新しいパソコンに取り付けたい場合や、古いパソコンに新しいSATAのHDDを取り付けたい場合に、変換コネクタを使用して接続しましょう。
何年も前に購入した古いパソコンからデータだけを取り出したい場合、HDDの規格が異なれば新しいパソコンに接続できないためデータを取り出せません。しかし、変換アダプタを使えば、新しいパソコンに古いHDDを接続してデータを取り出せます。
デスクトップパソコンの場合は、ドライブベイに空きがあればSATAに変換するコネクタを使用しIDEのHDDを挿し込み、一時的に増設する形でデータを取り出しできます。ノートパソコンの場合は、ドライブベイに空きがないため、USB接続できる変換アダプタを用意する必要があります。
この変換アダプタにIDEのHDDをつなげば、パソコンにUSB接続するだけでIDEのHDDにアクセスできるようになります。IDEのHDDを外付けHDDのように、パソコンにUSB接続できるため手軽に古いデータを取り出せます。
USB接続は、パソコンのマザーボードに取り付けるよりも簡単なため、手軽にデータを取り出したい方にもおすすめです。
古いHDDを新しいパソコンに接続した後は、次の手順でデータを取り出しましょう。
以上の方法で、古いHDDからデータを取り出しできます。データの取り出し漏れを防ぐためにも、ストレージに余裕がある場合はHDDを丸ごとコピーしましょう。
ただし、新しいパソコンが古いHDDのフォーマット形式に対応していない場合や、HDDが破損している場合は、正常に認識されない場合もあります。うまくデータにアクセスできない場合は、データ復旧業者への依頼も検討しましょう。
IDE規格のHDDを使用している場合は、かなり古いパソコンです。
IDE規格のHDDはほとんど生産していないため、故障した場合には換装するのも難しいでしょう。HDDの寿命は3~5年と言われているため、IDE規格のHDDは寿命を迎えていることも多くなります。
IDE規格のHDDを搭載したパソコンを使用している場合は、HDDを換装するよりもパソコンの買い替えを検討しましょう。現在主流の接続規格はSATAとなっており、データ転送速度も高速です。そのため、パソコンを買い替えることで動きもサクサクと軽くなり、快適に作業できるようになります。
パソコンを買い替えた後は、故障したパソコンや古いパソコンを処分する必要があります。パソコンを処分するなら、無料で処分できるパソコン処分.comの利用がおすすめです。
パソコン処分.comは24時間365日、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで処分できます。事前連絡不要のため、面倒な手続きは一切必要ありません。
データ消去は専門の知識を持ったスタッフが無料で対応してくれるため、例えばデータを取り出せないような故障したパソコンや古いパソコンでも安心して処分できます。
HDDの接続規格は、SATAやSAS、IDEがあり、IDEは古い接続規格です。SATAとIDEでは互換性がないため、古いパソコンのIDE接続のHDDをSATA接続の新しいパソコンには接続できません。
HDDには、大きさの規格もあります。デスクトップパソコンは3.5インチ、ノートパソコンは2.5インチを使用していることが多いです。3.5インチのドライブベイには変換マウンタを利用して2.5インチを取り付けできますが、2.5インチのドライブベイには3.5インチを取り付けできません。
現在主流のSATA接続のHDDは、IDE接続よりもデータ転送速度が高速です。IDE接続のHDDを搭載した古いパソコンを使用している場合は、パソコンと買い替えることで快適にパソコンが使えるようになります。
パソコンを買い替えたら古いパソコンは、無料で利用できるパソコン処分.comでの処分がおすすめです。
「デスクトップパソコンを買いたいけど、初心者だからどういう基準で選んでいいかわからない・・・」
デスクトップパソコンには多種多様なものがあるため、初心者の方にとっては何を基準に選んでいいかわからないという方も多いでしょう。
そこでこの記事は、初心者の方でも理解できるように「どういったスペックのデスクトップパソコンを選べばいいか」という点について徹底解説しています。
是非参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
デスクトップパソコンには、主に以下のようなメリットとデメリットが存在します。
まずは、デスクトップパソコンのメリットから解説します。
デスクトップパソコンは、ノートパソコンに比べてコスパがよいです。
なぜかというと、ノートパソコンは持ち運ぶ機会が多いため、移動中の振動による劣化や、落下による衝撃などによって壊れやすいからです。
デスクトップは、基本的に一度設置したらその場所で使い続けるものなので、振動や衝撃による故障リスクは低くなります。
従ってデスクトップの方が長持ちしやすいため、コスパがよいと言えます。
同じような価格帯であるならば、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が高性能であることがほとんどです。
理由としては、ノートパソコンの場合は少ないスペースに高性能なパーツを組み込んでいく必要があるため、どうしてもコストがかかってしまうからです。
パーツは、小型化するほど高額になってしまいます。
しかしデスクトップならば、筐体内のスペースに余裕があるため、ある程度大きなパーツでも容易に組み込めます。
小型化された高額なパーツを無理に使う必要もありません。
そのため、ノートパソコンよりも安く製造することができるのです。
デスクトップの場合、完全に独立した大きなキーボードを使用するため、入力操作が非常にやりやすいです。
ノートパソコンの場合、キーボードは必ず一体化されています。
よほど大型サイズのノートパソコンで、キーの間がしっかり離れているようなタッチしやすいキーボードが搭載されている場合でもなければ、操作性においてデスクトップには勝てないでしょう。
ノートパソコンは、狭い筐体内のスペースをフルに使って構成されていることがほとんどですので、基本的に空きスペースがありません。
従って、できることと言えばCPUやメモリの交換といった程度の作業だけです。
そしてこういった作業にしても、複雑に入り組んだ内部構成に対して行うため、作業の難易度も高くなってしまいます。
しかし、フルタワー型やミドルタワー型などの大きなデスクトップパソコンならば、内部には広いスペースがあるため、非常に高い拡張性を持っています。
メモリの増設やパーツ追加など、かなり自由に行うことができるでしょう。
内部に広いスペースのあるデスクトップですから、大きな冷却ファンを設置することも可能ですし、空気の通り道も多いです。
そのため、パーツがギチギチに詰まっているノートパソコンよりも遥かに冷却性能が高くなります。
パソコンなどの精密機器は熱に弱く、高熱にさらされるほど劣化していきます。
冷却性能が高いということは、劣化しにくいということにも繋がるため、パソコンの寿命にも大きく影響してきます。
続いて、デスクトップパソコンのデメリットについて解説していきます。
デスクトップパソコンは、基本的に一度設置したらその場所で使い続けることが前提となります。
デスクトップを持って移動することも可能ですが、周辺機器や配線なども一緒に持っていき、設置場所で都度設置作業をする必要があるため、頻繁に持ち運ぶということは現実的ではありません。
携帯性に乏しいという部分は、デスクトップの大きな欠点と言えるでしょう。
デスクトップを設置するにはある程度のスペースを確保する必要があります。
あまり広くない部屋に設置する場合は、置き場所に困るということがあるかもしれません。
ノートパソコンと比べ、デスクトップは多くの電力を消費します。
その分大量の作業を高速で処理できるというメリットもあるのですが、毎日のように使い続けるとノートパソコンとの消費電力量には結構な差がつくでしょう。
ノートパソコンにはバッテリーが内蔵されているので、アダプタに繋ぎながら作業をしている時に停電が起こっても影響はありません。
しかしデスクトップの場合、停電してしまうとその瞬間にパソコンが落ちてしまうため、作業内容もすべて消えてしまいます。
デスクトップパソコンを使用する場合は、不意な停電で大事なデータが飛ばないように、無停電電源装置(UPS)を購入して備えておくべきでしょう。
デスクトップパソコンには、主に以下の6つの種類/形状が存在します。
それぞれの特徴は以下の通りです。
フルタワー型は、非常にサイズが大きいため、グラフィックボードを複数搭載できたり、高性能なCPUを搭載できたり、大型の冷却パーツ(冷却ファンやラジエーター式水冷システム等)を組み込めたりすることが可能となります。
パソコンが持つ性能をフルに発揮するための型と言ってもいいでしょう。
拡張性の高さを重視する場合には、フルタワー型がおすすめです。
その分高額になりますし、大型のため置く場所に困るという問題も出てきますが、こういったデメリットが気にならないようであればフルタワー型を選択するのがよいでしょう。
ミドルタワー型は、フルタワー型ほど大きくはないものの、大型の高性能パーツを入れるには充分なスペースがあるため、大きさ・価格・性能のバランスがよいタイプと言えるでしょう。
大型のファンや水冷システムを入れることも可能であるため、パソコンの大敵である「熱」への対策も充分にできます。
動画編集や負荷のかかるオンラインゲーム、イラスト制作などを行う場合は、高めのスペックを実現できるようにミドルタワー型以上を選択した方がよいです。
また、カスタマイズを楽しみたい場合でも、ミドルタワー型くらいの大きさはあった方がよいでしょう。
ミニタワー型は、ミドルタワー型よりも一回り小さく、組み込めるパーツにも制限が出てきますが、それでも標準レベルかそれ以上のスペックを実現できるくらいのパーツを入れられるスペースがあります。
特別高度な処理をするのでなければ、ミニタワー型でも充分でしょう。
一般的な使用の範囲ならば拡張性についても問題なく、ある程度のカスタマイズは可能となっています。
スリム型は、タワー型が薄くなったもので、筐体内のスペースはだいぶ狭くなってきてしまいます。
自由にカスタマイズを楽しむのは難しくなりますし、冷却機能についても弱くなります。
また、3Dグラフィックを多用したオンラインゲームを楽しむにも厳しいスペックとなりやすいでしょう。
その分、デスクトップとしては筐体がだいぶ軽くなる上、文字通りスリムな形をしているのでスペースもそれほど取りません。
デスクトップパソコンにそれほど重い処理を求めていない場合は、スリム型を選ぶのもありでしょう。
スリム型よりもさらに小さくなったのがミニ型デスクトップです。
かなりコンパクトであり、ノートパソコンよりも場所を取りません。
その分組み込めるパーツは少なく、動画編集などの負荷のかかる処理をすることは難しいですが、文書作成やネットショッピング、SNS、ネット検索といった普段使いには最適です。
その小ささから、インテリアとして活用することも可能です。
一体型とは、パソコン本体とディスプレイが合体したデスクトップのことです。
デザイン性に富んでいることから、初心者や一般ユーザーからは人気が高いモデルとなっています。
しかし、一体型にもメリットとデメリットがあります。
主なメリット・デメリットは以下の通りです。
【一体型のメリット】
【一体型のデメリット】
特に、故障時のコストについては意識すべきです。
本体とディスプレイが分かれている通常のデスクトップならば、どちらかが壊れても、本体かディスプレイのどちらかを買い替えたり修理に出したりすればいいのですが、一体型の場合はどちらか一方が壊れた時点で完全な買い替えか修理が必要になります。
自分で修理しようと思っても、一体型は通常のデスクトップよりも入り組んだ構造になっているため、手を出すのが難しくなっています。
メリットも多いものの、それだけデメリットも存在するのが一体型、という認識で問題ないでしょう。
ここまでは、デスクトップパソコンのメリットとデメリットや、形状による差について解説してきました。
ここからは、スペック面でどのように選べばいいのかといった点について解説していきます。
CPUとはパソコンの頭脳のようなパーツであり、CPUの性能が処理速度に大きく関わってきます。
どういった目的でパソコンを使うかによって、必要となるCPUのスペックは異なります。
用途別の必要なCPU性能は以下の通りです。
用途 | 必要なCPUの性能 |
簡単な文書作成 インターネット検索 SNS ショッピング …etc | intel Core i3 |
ホームページ作成 簡単な画像編集 複数の作業を同時に行う 多くのアプリやソフトウェアをインストールする …etc | intel Core i5 |
3Dオンラインゲーム 動画編集 高度な画像編集 アプリ開発のためのプログラミング …etc | intel Core i7 |
あまり頻繁にパソコンを使うつもりでなければ、intel Core i3搭載のデスクトップで充分でしょう。
ただし、CPUの交換はパソコン初心者にとって難しい作業となります。
購入していざ使いだした際に、「動きが遅いからもう少し性能を上げたい」と思ってもうまくいかないことも充分に考えられます。
もし、先々デスクトップを使ってホームページを作ったり多くのソフトをインストールしたりする予定があるのであれば、念のためCore i5を選択した方がいいかもしれません。
また、動画編集やオンラインゲームはもちろん、AdobeのIllustratorやPhotoshopを使ってイラストを作成したり画像処理をしたりする場合にも高い性能が必要になりますので、intel Core i7を搭載したデスクトップを選ぶことをおすすめします。
メモリとは「作業領域」のことで、容量が上がるほどCPUの性能を発揮できるようになり、結果的に高速な処理が行われるようになります。
用途別の必要なメモリ容量は以下の通りです。
用途 | 必要なメモリの容量 |
簡単な文書作成 インターネット検索 SNS ショッピング …etc | 4GB |
ホームページ作成 簡単な画像編集 複数の作業を同時に行う 多くのアプリやソフトウェアをインストールする …etc | 8GB |
3Dオンラインゲーム 動画編集 高度な画像編集 アプリ開発のためのプログラミング …etc | 16GB |
毎日のようにパソコンを使うわけではなく、必要な時にネットショッピングやメール送信、SNSへの投稿といったごく一般的な作業をするだけならば、4GBもあれば十分です。
しかし、ある程度負荷のかかる作業をする予定がある場合は、8GBのメモリが搭載されたデスクトップを選ぶべきでしょう。
後からメモリ増設作業をするのは初心者の方にとっては大変なので、「大は小を兼ねる」の考え方で、可能ならば8GBを選択することをおすすめします。
なお、動画編集やWebアプリ開発などをする場合は、迷わず16GBのメモリを積んだデスクトップを選ぶべきです。
価格は上がりますが、それだけ動きも軽快になり、ストレスなく負荷のかかる作業をこなすことができるようになります。
ストレージとは「記憶領域」のことで、データを保存したり、アプリをインストールしたりといった際に利用される場所です。
ストレージには、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)とSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)という2種類が存在しますが、これからデスクトップを購入するのならば、SSD搭載のデスクトップを選ぶことを強くおすすめします。
その理由は、SSDはHDDと比べて、以下のような多くのメリットが存在するからです。
性能面でこれだけ勝っているSSDですから、当然それだけ費用も高くはなります。
しかし、多少の割安感を求めてHDDを選んだ結果、遅い処理に耐え続けたり、早めに故障してしまったりといった不利益を被ってしまっては意味がありません。
安物買いの銭失いにならないよう、HDDではなくSSDを選ぶのがおすすめです。
ストレージはSSDを選択すべきだと前述しましたが、容量については256GB以上にすべきです。
ストレージの容量ですが、例えば128GBのデスクトップを購入した場合でも、128GBすべてを利用できるわけではありません。
パソコンを動かすために必要なシステムファイルなどによって数十GB使用されるため、残り容量は70~80GBになってしまうのです。
この程度の容量ですと、データの保存やアプリのインストールを繰り返しているとあっという間に容量が埋まってしまいます。
そして、残り容量が少なくなってしまうとSSDが劣化しやすくなってしまい、パソコン自体の寿命を縮めることにも繋がります。
そんなことにならないよう、最低でも256GBの容量を積んだデスクトップを選ぶようにしてください。
マイクロソフトが提供する、ExcelやWordといったソフトがパッケージ化されたOfficeソフトですが、このソフトを入れるかどうかでパソコンの価格は大きく変わります。
Officeを入れないだけで数万円も価格が変わるのならば入れたくない、という方も多いでしょう。
しかし、パソコンにある程度詳しく、意図的にOfficeソフトを入れないようにしたい場合以外は、多少値段が上がってしまってもOfficeは入れておいた方がいいです。
理由は、現在使用されている文書ファイルや表形式のファイルのほとんどは、WordやExcelが元となっているからです。
そういったファイルを開く場合にOfficeが入っていないと、いちいち苦労することになってしまいます。
特に、これから就職しようと考えている大学生ならばOfficeソフトに慣れておく必要があります。
多くの企業がWindowsを搭載したパソコンを導入しており、Officeソフトに関しても「使えて当たり前」という風潮があるからです。
購入時に割高になってしまうのは痛いですが、将来的なことを考えるとOfficeが入っているデスクトップを購入しておく方がよいでしょう。
以上、デスクトップパソコンを購入する際の選び方についての解説でした。
どんなデスクトップパソコンを購入すべきかは、「パソコンを使ってどんなことがやりたいか」ということによって変わってきます。
普段使い程度ならば低スペックのデスクトップで構いませんし、動画編集や3Dグラフィックを多用したオンラインゲームをやりたいのならば高スペックが必要です。
ご自分の用途に合わせて、どんなデスクトップを選ぶべきかを判断していただければと思います。
なおパソコンを買い替える際には、今ある古いパソコンが不要になるかと思われます。
そんな時は「パソコン処分.com」の利用が便利です。
「パソコン処分.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたパソコンを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたパソコンのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
「ノートパソコンを買いたいけど、初心者だからどういう基準で選べばいいかわからない・・・」
このように、一口に「ノートパソコン」といっても膨大な種類が存在するため、パソコン初心者の方にとっては選ぶのが大変だと思います。
実際に、ノートパソコンの選び方というのは非常に重要で、なんとなく電器店へ行って値段だけ見て決めた、といった買い方をするとあとで後悔する可能性が高くなってしまいます。
そこでこの記事では、ノートパソコンを買う時にはどういう点に注目して選べばよいのかといった点を、初心者の方でも簡単に理解できるように解説していきますので、是非参考にしてください。
【この記事でわかること】
初心者の方にとっては、そもそもノートパソコンにはどんな特徴があって、どんな種類があるのか、といった部分についてもあまりよくわからないことが多いでしょう。
そこでこの項目では、選び方を知る前の基礎知識として、ノートパソコンの特徴や種類について解説します。
ノートパソコンには、主に以下のような特徴があります。
【ノートパソコンの優れている点】
【ノートパソコンの残念な点】
こういった特徴を踏まえると、「カスタマイズする気がなく、普段外でパソコンを使うことが多い」という場合にはノートパソコンを選ぶのがよいでしょう。
注意点として、ノートパソコンは持ち運ぶ機会が多いため、落下による故障が非常に多いです。
デスクトップと比較して寿命が短いのも、物理的な衝撃による故障が大きな原因ですので、持ち歩く際はノートパソコンにダメージを与えないよう細心の注意を払うようにしてください。
ノートパソコンには、主に以下の3種類が存在します。
その名の通り、一般的なノートパソコンになります。
動画編集やオンラインゲームといった高度な処理を求めているわけでなければ、このタイプを選択しておけば問題ないでしょう。
文書作成やインターネット検索、ショッピング、YouTubeの視聴、SNSといったごく一般的な用途ならば、ストレスなく行うことができます。
なおスタンダードノートパソコンには、スペックやモデルなどが細かく異なる様々なパソコンが用意されています。
自分の用途に合わせて自由に選ぶことが出来るのも、スタンダードノートパソコンのメリットの一つです。
スタンダードタイプのノートパソコンより少し小さく、入力に関してもキーボードではなくタッチで行うのがタブレットです。
通常のノートパソコンよりも軽く、タッチによる直感的な操作が可能といったメリットがある一方、画面の小ささなどから作業効率が落ちるというデメリットもあります。
あまり複雑な作業には使用せず、外出先での簡単な文書作成や情報閲覧がメインの場合は、その携帯性の高さからタブレットを選択するのがおすすめです。
ゲーミングノートパソコンは、「ゲーミングPC」とも言われる非常に高性能なパソコンのことです。
負荷のかかるオンラインゲームを長時間プレイできるようなスペックを備えており、動画編集などの重い作業でも高速で処理を行ってくれます。
その分値段は高く、それなりの性能を求めるのならば20万円以上、30万円以上といった費用が必要となることも珍しくありません。
しかし通常のノートパソコンでは、負荷のかかるゲームや動画編集ソフトをストレスなく動かすのは難しいので、そういった目的でパソコンを購入する場合は多少高額になることを覚悟してゲーミングPCを選ぶ方が賢明でしょう。
ノートパソコンをどう選んでいいかわからないという初心者の方も多いでしょう。
そこでこの項目では、用途に合わせた必要なスペックについて紹介していきます。
用途 | 必要なCPUの性能 |
簡単な文書作成 インターネット検索 SNS ショッピング …etc | intel Core i3 |
ホームページ作成 簡単な画像編集 複数の作業を同時に行う 多くのアプリやソフトウェアをインストールする …etc | intel Core i5 |
3Dオンラインゲーム 動画編集 高度な画像編集 アプリ開発のためのプログラミング …etc | intel Core i7 |
CPUとはパソコンの頭脳のようなものであり、パソコンがサクサク動くかどうかはCPUの性能によって大きく左右されます。
ノートパソコンの購入を考えてはいるものの、あまり頻繁に使う予定はなく、使うとしてもごく簡単な処理しかしないという場合ならば、intel Core i3でも充分です。
性能は低いですが、普段使い程度ならばストレスなく使えるでしょう。
それ以上のことをやりたいならば、intel Core i3では厳しいことがあります。
CPUをあとから交換するのは大変ですし費用もかかるので、ある程度使い込むつもりならあらかじめintel Core i5以上のCPUにしておいた方が無難でしょう。
また、動画編集やオンラインゲーム以外でも、AdobeのIllustratorやPhotoshopを使ってイラストを作成したり画像処理をしたりする場合は高い性能が必要になりますので、intel Core i7を搭載したノートパソコンを選ぶことをおすすめします。
用途 | 必要なメモリの容量 |
簡単な文書作成 インターネット検索 SNS ショッピング …etc | 4GB |
ホームページ作成 簡単な画像編集 複数の作業を同時に行う 多くのアプリやソフトウェアをインストールする …etc | 8GB |
3Dオンラインゲーム 動画編集 高度な画像編集 アプリ開発のためのプログラミング …etc | 16GB |
メモリとは「作業領域」のことで、容量が上がるほどCPUの性能を存分に生かせるようになり、高速な処理を実現できます。
基本的には、多少重い作業でも8GBもあれば充分なのですが、より快適な動作を求めるのならば16GBにしておいた方がよいかもしれません。
その分購入価格もガクンと上がってしまいますが、intel Core i7+メモリ16GBならばほとんどの処理において軽快に動いてくれます。
例えば動画編集ですが、intel Core i7+メモリ8GBでも充分に作業はできます。
しかし作業内容によっては、時々カクついたりスムーズに動いてくれなかったりする場面が出てきてしまいます。
16GBならばそういったことがなく、ストレスフリーでの動画編集が可能となります。
なお、さらに上位の「32GB」・「64GB」といったメモリを搭載したノートパソコンもありますが、ここまでのスペックは必要ありません。
32GB以上のメモリを必要とするのはプロクリエイターのような人だけですので、最高でも16GBあれば充分です。
ストレージとは「記憶領域」のことで、アプリやソフトウェアをインストールしたり、文書や画像を保存したりする場所として使用されます。
ストレージにはHDDとSSDの2種類があるのですが、今から買うのならばSSDが搭載されているノートパソコンを選ぶことを強くおすすめします。
SSDを強く推奨する理由は、HDDと比べると以下のようなメリットがあるからです。
これだけ多くのメリットがある分、HDD搭載のノートパソコンよりも高額にはなってしまうのですが、安かろう悪かろうになっては意味がありません。
「普段あまりノートパソコンを使用することはないものの、たまに必要な時があるから購入しておきたい」という方ならばHDDでよいでしょうが、それ以外の方はSSDを選ぶべきです。
SSDのストレージの容量は、最低でも256GBのものにしましょう。
128GBの方が安いのでそちらに目が行くかもしれませんが、128GBといってもあらかじめ必要なシステムファイルなどで数十GB使用されているため、実際は70~80GBしか容量がありません。
この程度の容量だと、アプリのインストールやファイルの保存をある程度繰り返すことでいつの間にか空き容量が少なくなってしまいます。
空き容量が少なくなるとSSDにダメージを与えてしまうので、ノートパソコンの寿命が縮まります。
高価なノートパソコンが短命で終わってしまわないためにも、ストレージの容量にはある程度余裕を持たせるようにし、256GB以上のものを購入するようにしましょう。
画面サイズについては、基本的に好みで選んでしまって構いません。
多少重くなって携帯性が落ちても大画面の方がいいという方は17インチや18インチといった大型画面のノートパソコンを選べばいいですし、逆に携帯性を重視するのならば13インチや14インチといった小型のものにすればよいでしょう。
操作性を取るか携帯性を取るか、ここは好みですので、自分の用途に合わせて適切な方を選択してください。
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「Word」や「Excel」といったソフトがパッケージとなっているMicrosoft Office。
このOfficeソフトが事前にインストールされているノートパソコンかどうかで、値段は大きく変動します。
安さを求めてOfficeなしのノートパソコンを選びたくなってしまうかもしれませんが、Officeソフトは世に浸透しており、文書や表をメインとしたファイルはほとんどがWordやExcelで作られています。
Officeがインストールされていないと、こういったファイルを開くのに苦労することになってしまいます。
特に学生の場合で、将来パソコンを使う可能性のある職業に就くつもりならば、就職先の会社でWordやExcelが使用されている可能性が非常に高いので、慣れておくためにもOfficeには触れておくべきです。
こういった理由から、パソコン初心者の場合は多少高額になろうとOfficeの入ったノートパソコンを購入しておいた方がよいでしょう。
パソコン初心者さんがノートパソコンを購入する場合、新品で買うか中古で買うかは悩むところだと思います。
結論から言いますと、初心者の場合は多少値が張ることになっても新品を購入すべきです。
中古の最大の魅力は価格の安さですが、安いからには理由があります。
まず、どんなに外見が綺麗に見えるノートパソコンでも、中古である以上内部パーツは劣化しており、場合によっては購入直後に故障してしまうようなケースもあります。
そういった場合にある程度自分で対処できるのならばよいですが、初心者には難しいと思われるので、結局修理に出すか買い替えるしかなくなります。
そんな事態にならないために、せっかく買うのならば新品で購入することをおすすめします。
以上、パソコン初心者がノートパソコンを購入する時の選び方について解説しました。
初心者のノートパソコン選びにおける重要ポイントをまとめると、以下のようになります。
ノートパソコンを購入する場合は、上記を意識して選ぶようにしてください。
なおパソコンを買い替える際には、今ある古いパソコンが不要になるかと思われます。
そんな時は「パソコン処分.com」の利用が便利です。
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「MacBookを買いたいけど、どうやって選んでいいのかわからない」
「MacBook AirとMacBook Proの違いって何?」
スタイリッシュなデザインで人気のApple社製のノートパソコン「MacBook」ですが、いろいろなモデルがあるため、どれを購入していいのかわからないという方も多いと思います。
そこでこの記事では、どういった部分に注目してMacBookを選べばいいのかといった点や、MacBook AirとMacBook Proにはどのような違いがあるのかといった点について解説していきます。
どのモデルを買っていいか迷っていた方も、この記事を読むことで悩みが解消されることでしょう。
【この記事でわかること】
MacBookには、主に「MacBook Air」と「MacBook Pro」の2種類が存在します。
どちらのMacBookを購入するにせよ、選ぶ際には以下の項目について意識することが重要です。
CPUとは、パソコンの頭脳とも言うべき部分であり、その性能によって処理速度が大きく異なります。
MacBookに搭載されているCPUは、IntelのCoreシリーズか、Appleが独自開発したCPUである「M1/M2」かの2種類ですが、選ぶのならば「M1/M2」が搭載されたMacBookでしょう。
2020年にリリースされた「M1/M2」は、Appleが10年以上かけて開発したCPUであり、IntelのCPUと比べて様々なメリットがあるからです。
【「M1/M2」搭載のMacBookを選ぶべき理由】
これだけ多くのメリットがあるため、CPUは「M1/M2」が搭載されたモデルを選択すべきでしょう。
参考:Apple、M1チップを発表 – Apple (日本)
メモリとは、作業領域のことであり、数字が大きければ大きいほど処理が早くなります。
いくらCPUの性能が良くても、メモリが低ければ処理速度は遅くなってしまいます。
スピードを求める場合は、CPUだけでなくメモリについても強く意識してください。
文書作成やその他の事務作業など、比較的軽い作業がメインとなる場合は、8GB以上のメモリがあれば十分です。
しかし、高度な画像処理や動画編集、オンラインゲームなどを行う場合は、最低でも16GB以上にしておいた方が良いでしょう。
なお、デスクトップPCと違い、MacBookの場合は途中でメモリを増設することができません。
従って、「ちょっと動きが重いからメモリを増やしたいな」と思っても不可能であり、買い替えるしかなくなってしまいます。
そんなことにならないよう、メモリについては少し余裕を持って選んだ方がよいでしょう。
「今は文書作成くらいにしか使うつもりはないけど、将来的に動画編集をやりたい」といったような場合は、最初から16GB以上のメモリを搭載したMacBookの購入をおすすめします。
ストレージとは、データの記憶領域のことです。
アプリやソフトウェアをインストールしたり、画像ファイルや動画ファイルを保存したりといったことに使用されます。
ストレージには、HDDとSSDの2種類があるのですが、今から購入するのならば迷わずSSDにすべきです。
HDDではなくSSDにすべき理由は以下の通りです。
【SSDのメリット】
HDDと比べて、SSDにはこれだけ多くのメリットがあります。
性能が良い分値段は高くなりますが、購入時に出し惜しみをしてHDD搭載のMacBookを買ってしまったことにより、比較的早く故障してしまい買い替えることになった、ということになれば本末転倒です。
こんなことにならないよう、ある程度高価になってしまうことを覚悟しつつSSD搭載のMacBookを選ぶことをおすすめします。
SSD搭載のMacBookを購入する場合は、最低でも256GBの容量があるものを購入するのがおすすめです。
「そんなに重いアプリをたくさんインストールするつもりもないし、128GBでも充分では?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、128GBの容量があるといっても、それをフルに使えるわけではないのです。
必要なシステムファイルが事前にインストールされているため、実際の空き容量は70~80GB程度しかない、ということも珍しくありません。
そして、空き容量が少なくなってしまいますと、SSDに負荷をかけることになってしまいます。
その結果、SSDの寿命を縮めてしまい、高価なMacBookが短命で終わってしまう可能性が高まります。
以上のことから、容量は256GB以上のものを購入すべきです。
MacBookの使用方法に関しても、重い動画ファイルなどはSSDに保存せず、別で外付けのHDDを購入しておき、そちらに保存するようにしてできるだけ空き容量を確保するようにしましょう。
MacBookの画面サイズは13~16インチまでありますが、持ち運びのしやすさを考慮すると「13インチ」がベストでしょう。
多少重くなっても画面の見やすさを重視したい場合は、14インチのモデルを選ぶのもよいかもしれません。
MacBookを買おうと思っても、「MacBook Air」にすればいいのか「MacBook Pro」にすればいいのかについては悩むところだと思います。
そこでこの項目では、それぞれの特徴について解説していきます。
2022年11月現在、Apple公式サイトで購入できるMacBookのモデルは以下のものとなります。
MacBook Airとは、MacBookシリーズの中で最も安く購入できる、Macのエントリーモデルとなっているノートパソコンです。
本体は薄くて軽く、非常にデザイン性に富んでおり、エントリーモデルとはいえ一般的な操作をするには充分なスペックを備えています。
なお、「一般的な操作」とは以下のようなものを想定しています。
重さも約1.3kgほどと非常に軽く、持ち運びに非常に便利です。
特に重い作業をする予定がないのならば、まずはMacBook Airで充分でしょう。
MacBook Air(M1チップ) | MacBook Air(M2チップ) | |
価格 | 134,800円(税込)~ | 164,800円(税込)~ |
画面サイズ | 13.3インチ | 13.6インチ |
CPUのコア数 | 8コア | 8コア |
GPUのコア数 | 7コア | 最大10コア |
メモリ | 最大16GB | 最大24GB |
バッテリーの最大駆動 | 18時間 | 18時間 |
重量 | 1.29kg | 1.24kg |
Touch ID | あり | あり |
MacBook Proとは、MacBook Airの上位互換ともいえるモデルであり、スペック面のすべてにおいてAirよりも性能が良くなっています。
その分、総じて価格も高いです。
一般的なパソコンの使用ではなく、以下のような作業をする場合はMacBook Proの購入を検討した方がよいでしょう。
MacBook Airと比べて購入金額も上がり重量も増えますが、重い作業をストレスなくこなすにはProのスペックが必要となってきます。
13インチMacBook Pro | 14インチMacBook Pro | 16インチMacBook Pro | |
価格 | 178,800円(税込)~ | 274,800円(税込)~ | 338,800円(税込)~ |
画面サイズ | 13.3インチ | 14.2インチ | 16.2インチ |
CPUのチップ | M2チップ | M1 Proチップ、 またはM1 Maxチップ | M1 Proチップ、 またはM1 Maxチップ |
CPUのコア数 | 8コア | 最大10コア | 10コア |
GPUのコア数 | 10コア | 最大32コア | 最大32コア |
メモリ | 最大24GB | 最大64GB | 最大64GB |
バッテリーの最大駆動 | 20時間 | 17時間 | 21時間 |
重量 | 1.4kg | 1.6kg | 2.1kg |
Touch ID | あり | あり | あり |
以上、MacBookを購入する際の選ぶポイントや、MacBook AirとMacBook Proの違いについて解説しました。
MacBook AirとMacBook Proのどちらを買うかは迷うところだと思われますが、簡単に言ってしまえば「重い作業をする予定があるかどうか」で選ぶのがよいでしょう。
動画編集やオンラインゲームといった負荷がかかることがやりたい場合、高いスペックが必要となるため、MacBook Proを選ぶのがおすすめです。
そこまで重い作業をしないのであれば、MacBook Airで充分でしょう。
ご自分の用途に合わせ、適切な方を選んでいただければと思います。
なお、今あるパソコンからMacBookへ乗り換える場合や、MacBookを新たに買い替えようとする場合には、古いパソコンが不要になるかと思われます。
そんな時は「パソコン処分.com」の利用が便利です。
「パソコン処分.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたパソコンを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたパソコンのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
「大学生になったからパソコンを買おうと思っているけど、初めて買うから選び方がわからない」
こんな悩みを持っている大学生の方もいらっしゃるでしょう。
IT化が進む今、文系の大学生でも理系の大学生でも、将来の就職を考えるとパソコンは使えるようになっておくべきです。
中には、パソコンを必携化する大学も出てきていますので。
しかし、大学生の時に買うパソコンとしてどんなものが最適なのかわからないという方も多くいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、大学生がパソコンを選ぶ時のポイントや、最低限必要なスペックについて解説していきます。
【この記事でわかること】
大学生がパソコンを購入する場合に、まず迷ってしまうのが「ノートパソコンにすべきか、デスクトップパソコンにすべきか」という部分でしょう。
そこでこの項目では、ノートパソコンとデスクトップそれぞれのメリットとデメリットを挙げ、大学生におすすめなのはどちらのパソコンなのかをお伝えしていきます。
ノートパソコンのメリットとデメリットは以下の通りです。
一番のメリットは、持ち歩くことが可能であるという点でしょう。
バッテリーのみでも数時間は使用可能ですし、コンセントを貸してくれる場所で使用できる場合は電源の心配もなくなります。
その他、あまりスペースを必要としない点や急な停電があっても心配ないといった点もメリットだと言えます。
ノートパソコンは持ち歩くことを前提に作られているため、どんどん小型化しています。
そのため、搭載できるパーツには限りがあり、性能面ではどうしてもデスクトップより劣ってしまいます。
性能を上げるために追加で拡張パーツを入れたいと思っても、入れるスペースがないため難しいです。
また、本体が薄いので耐久性に乏しい構造となっており、落下などの物理的衝撃によって簡単に壊れてしまうという弱点もあります。
デスクトップパソコンのメリットとデメリットは以下の通りです。
デスクトップは、大きなディスプレイに独立したキーボード、という形が一般的であるため、非常に操作しやすいという特徴があります。
加えて、価格帯が同じであれば、ノートパソコンよりも総じて高性能であり、処理も早いです。
また、さらに性能を上げたいといった時の拡張性も高く、メモリの増設やCPU交換といった作業を比較的容易にできることもメリットでしょう。
デスクトップは大きく重いものがほとんどなので、基本的に持ち運んで使えるパソコンではありません。
自宅や職場など、一度設置した場所で使い続けることが前提となっています。
この携帯性の無さは、デスクトップ最大のデメリットと言えます。
また、バッテリーではなく電源から電力を得ているため、もし停電してしまうとその瞬間にパソコンが落ち、作業中のデータはすべて失われてしまいます。
上記のメリット・デメリットを考慮すると、大学生が購入するのならば「ノートパソコン」にすべきでしょう。
大学で使用する機会もあるでしょうから、持ち歩きできないデスクトップは不便に感じてしまうはずです。
なお、一般的な大学生の場合、パソコンの使用は主に以下のような用途に限られるでしょう。
このくらいの作業ならば、高性能なデスクトップは不要なので、携帯性に優れたノートパソコンを選ぶべきです。
パソコンの値段は、主に「スペック」と「Microsoft Officeの有無」によって大きく変動します。
従って、どのくらいのスペックを求めているのか、Officeは必要なのか、によって適正価格が変わるため、大学生が購入するパソコン価格の相場については一概には言えません。
従ってここでは、一般的な大学生を想定して相場を算出してみたいと思います。
ここで言う「一般的な大学生」とは、以下のような目的のためにパソコンを購入しようと考えている大学生のことを指します。
こういった作業がメインの場合、10~12万円ほどのノートパソコンで充分です。
Officeが入っていても、このくらいの価格が相場でしょう。
ただし、以下のようなケースは別です。
こういった場合は高いスペックが必要となるため、20万円を超えるような高額なノートパソコンが必要となります。
大学生がパソコンを買う時には、以下のようなポイントに気を付けながら選ぶのがおすすめです。
パソコン全体を管理するシステムソフトウェアであるOS。
現在、主に「Windows」と「Mac」の2種類が主流となっています。
Windowsは「Microsoft」が開発したOSで、Macは「Apple」が開発したOSです。
Macが搭載されたApple社のパソコンは、洗練されたデザイン性や操作性により、大学生や若い人から多大な支持を得ています。
しかし、多くの企業がWindows搭載のパソコンを採用しているため、今後就職した時のことを考えるとWindowsに慣れておいた方がよいかもしれません。
将来企業に就職する予定であり、特に強いこだわりがない限りは、Windows搭載のパソコンを購入するのがおすすめです。
CPUとは「Central Processing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)」の略であり、パソコンの頭脳とも言える部分です。
CPUの性能が、パソコンの処理速度に大きな影響を与えます。
当然、高性能なCPUを搭載したパソコンの方が高価になるのですが、レポートや資料などの作成がメインとなる大学生ならば、「インテルCore i5」以上であれば問題ありません。
基本的には、「Core i」の後に続く数字が大きくなるほど性能が良くなります。
しかし、一部例外もあるので注意が必要です。
例えば、Core i5とCore i7ならば通常はCore i7の方が高性能なのですが、「Core i7の第11世代」より「Core i5の第12世代」の方が性能が上、というようなこともあるのです。
高性能なCPUを求める場合は、世代による違いについても意識してください。
メモリとは、一言で表してしまうと「作業領域」のことです。
メモリが多いほど作業できる領域が広がり、CPUが伸び伸びと処理をできるため、処理スピードが上がります。
逆にいくらCPUが良くても、メモリが少なければその性能を活かす事ができず、結果的に低スペックなパソコンになってしまいます。
インテルCore i5以上のCPUを搭載しているならば、メモリは8GB以上あった方がよいでしょう。
なお、動画編集や高度な画像処理、プログラミングなどをやりたい場合は、16GB以上のメモリがないと厳しいです。
情報を保存する記憶領域として使用するストレージには、「HDD」と「SSD」の2種類があります。
昨今のパソコンの場合、以下の3パターンが存在します。
今からパソコンを購入するのならば、絶対にSSDのみが搭載されたパソコンを選ぶべきです。
HDDではなくSSDにすべき理由は以下の通りです。
【SSDのメリット】
HDDと比べ、これだけのメリットが存在します。
その分価格は高くなってしまうのですが、安物買いの銭失いになってしまわないようにSSD搭載のパソコンを購入すべきでしょう。
なお、容量は256GB以上のものをおすすめします。
128GBですと、いろいろなソフトをインストールしたり画像や動画ファイルを保存したりしていると、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。
空き容量がなくなるとSSDに負荷をかけることになってしまい、寿命を縮めてしまうことがあるので注意が必要です。
画面サイズは大きい方が見やすいですが、画面が大きくなればなるほど重さも増します。
ノートパソコンは持ち歩くことが前提であるため、日々の負担にならないよう12~14インチくらいにしておくのがよいでしょう。
あとは、好みに合わせて選んでください。
多少重くなっても画面が大きい方がよいならば14インチを選ぶ、といったように。
WordやExcelが入っている「Microsoft Office」ですが、非常に高額であるため、Officeなしのパソコンを購入したいと考えている大学生の方も多いかもしれません。
しかし、大学の課題をWordやExcelで提出しなければいけない場合がありますし、社会に出てからもOfficeソフトを使う必要が出てくる可能性は高いです。
そのため、価格は高くなってしまうものの、そこは呑みこんでOfficeありのパソコンを選ぶようにした方が無難です。
以上、大学生がパソコンを選ぶ時に気を付けるべきポイントや、必要なスペックなどについて解説してきました。
結論としては、以下のようなスペックのパソコンが大学生向きと言えます。
これくらいのスペックを持ったパソコンの価格相場は、大体10~12万円ほどでしょう。
メーカーやモデルによって値段には多少ばらつきがあるので、デザインやスペックなどを比較して自分好みのパソコンを選んでください。
なお、今あるパソコンを買い替えようと思っている場合は、古いパソコンが不要になるかと思われますが、そんな時は「パソコン処分.com」の利用が便利です。
「パソコン処分.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたパソコンを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたパソコンのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
ゲーミングPCを購入したら、すぐゲームをプレイしたいと思いますよね。しかし、ゲーミングPCを買ったら、ゲームをプレイする前にまずやることがあります。
最初に設定するのは面倒に感じるかもしれませんが、ゲーミングPCの性能を十分に発揮し存分にゲームを楽しむために必要なので、ぜひ最初に設定しましょう。
しかし、はじめてゲーミングPCを買う場合は、何から始めていいのかわからない方も多いのでは。そこで、この記事では、Windows10、11のゲーミングPCを買ったらまずやることをまとめています。
ゲーミングPCを買ったら、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
Windows10/11のゲーミングPCを買ったら、まずやることは、Windowsの初期設定とグラボの設定です。
Windowsの初期設定は、一般ユーザー用に最適化されており、そのまま使用すると、ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限発揮できない可能性があります。
ゲーミングPCを買ったらやることは、次の4つです。
Windowsの設定をゲーム用に最適化し、ゲーミングPCのスペックを十分活かしましょう。
まずは、Windowsの初期設定をしましょう。最初に設定する項目は、以下のとおりです。
最初に設定する項目は多くなりますが、最初に設定してしまえば、あとは設定不要です。少し大変ですが、全ての設定を済ませましょう。
Windowsの初期設定では、最初にMicrosoftアカウントを作成します。Microsoftアカウントがあれば、データをクラウドのOneDriveに保存したり、MicrosoftStoreでアプリのダウンロードができたりします。
Microsoftアカウントのアカウント名は、アルファベットがおすすめです。日本語名にしていると、ごくまれにゲームソフトが起動しない、特定のソフトが使用できないなどの不具合が起こる可能性があります。
Microsoftアカウントをすでに作成している場合は、メールアドレスでログインしましょう。
Microsoftアカウントは、Microsoftアカウントから作成できます。画面の手順に従って、Microsoftアカウントを作成しましょう。
参考:Microsoft 新しい Microsoft アカウントを作成する方法
Windowsの場合、マウスポインターの精度を高める設定が、デフォルトで有効化されており、マウスポインターの動きに加速度を付けることができます。
マウスポインターの精度を高める設定を有効化したままの場合、マウスポインターが思い通りの位置に正しく移動せず、マウスポインターの精度が悪くなる場合があります。
特にゲーミングマウスを使用している場合、マウスの動き以上にポインターが高速で動くと、FPSゲームなどでは正確なエイムが難しくなるため、最初に無効化しておきましょう。
マウスポインターの精度を無効化する方法は、以下の手順です。
マウスの加速度の設定が解除され、マウスの動きとカーソルの動きが合うようになり、ゲーミングマウスで正確にエイムできるようになります。
Windows10/11には、ゲームモードが搭載されています。PCゲームをプレイする場合にバックグラウンドのWindowsの更新をオフにし、ゲームプレイを優先する機能です。ハイスペックなゲーミングPCの場合は、効果が薄いのですが、エントリーモデルのゲーミングPCの場合には効果があります。
ゲームモードをオンにするデメリットもないため、最初にゲームモードをオンにしておきましょう。
Windowsの透明効果はオフにしましょう。
透明効果とは、ウインドウなどを開いたときに背景が透けて見える機能です。透明効果がオンにしておくと見た目はおしゃれになりますが、その分メモリも消費します。
ゲームをプレイすると、メモリ容量を大量に使用する可能性もあるため、不要なものはあらかじめ外しておくのがおすすめです。
透明効果をオフにする手順は、以下のとおりです。
Windowsの場合、個人情報をMicrosoftに送信する機能があります。よりニーズに合った機能を提供するためのデータ収集ですが、そのままにしておくとアクセス回数も多くゲーミングPCに負担もかかるため、必要ない場合はオフにしましょう。プライバシー情報へのアクセスをなくしてもとくに問題ありません。
プライバシー情報のアクセスをオフにする手順は、以下のとおりです。
パソコンの内部では、使用しているアプリのバックグラウンドで大量のアプリが動作しています。ゲーミングPCは、最初からインストールされているアプリは少ないのですが、不要なアプリは動作しないようにオフにしておきましょう。
バックグラウンドアプリを停止することで、メモリやCPUの使用率を下げ、パソコンの動作が軽くなります。バックグラウンドアプリをオフにすると更新が止まるだけで、アプリは使用できるため問題ありません。
バックグラウンドアプリの停止手順は下記のとおりです。
よく使用しているアプリやWindowsセキュリティ、設定などを除き、ほとんどのアプリをオフにしても問題ないでしょう。
参考:Microsoft アプリがバックグラウンドで実行されるのを停止する
Windowsの状態は常に最新を保ちましょう。Windowsが更新されていない場合、ソフトがエラーになったり、セキュリティ面でも不安が生じます。
Windowsのアップデートの手順は、以下のとおりです。
更新プログラムをチェックし、Windowsの更新は最新の状態ですと表示されていれば、問題ありません。常にWindowsの状態を最新に保つことで、セキュリティ性や操作性が向上します。
Windowsの更新は、自動の場合とそうでない場合があるため、Windowsの更新を時々チェックしましょう。
Windowsからの通知は、ゲームプレイ中に表示されるとプレイの妨げになることがあります。通知をオフにすることで、ゲームを集中してプレイできます。
オフにする通知は、次の2つです。
【ゲームDVRの停止】
Xbox Game Barとは、Windows10以降で標準の機能で、ゲームを録画する機能です。通知が頻繁にくるため、オフにするのがおすすめです。
【Windowsの通知をオフにする】
Windowsの通知とは、スマホのように、PC画面にポップアップ表示される機能です。通知が来るたびにゲームの集中力が下がるため、ゲームに関係ない通知はいったん全てオフにしましょう。
ただし、ゲーム中の通知は邪魔でもゲーム以外の時間に通知が必要な場合は、ゲーム中だけ通知をオフにして、その後は手動で通知をオンにしましょう。
参考:富士通 FMVサポート
Windowsの電源は、通常ある程度パワーをセーブした省電力のモードに設定されています。ゲーミングPCの場合は、本来のパフォーマンスを発揮するため、電源の設定を高パフォーマンス設定にするのがおすすめです。
電源の最適化の手順は、以下のとおりです。
NVIDIAのGeForceを搭載している場合は、初期設定が必要です。最初にインストールされているグラボのソフトは、バージョンが古い可能性があります。
バージョンが古いと、せっかくのグラボの性能を100%発揮できないため、下記公式サイトから新しいバージョンをインストールしなおしましょう。
次に以下の手順でグラボの設定をします。
垂直同期とは、グラボのフレームレートを、モニターのリフレッシュレートに合わせる機能です。グラボとモニターを合わせることにより、画面の上と下がずれる「テアリング」現象と防ぎます。
ただしテアリングが発生していない場合は、遅延が起こる可能性もあるため、垂直同期はオンにしておきましょう。
パフォーマンスを最大化することで、グラボのパフォーマンスを最大限発揮できます。
ゲーミングモニターの設定はデフォルトでは59ヘルツに設定されているため、そのまま使用すると、せっかくのゲーミングモニターの性能が活かせません。
以下の手順で、ディスプレイの設定を行いましょう。
高性能のゲーミングモニターを購入したのに、違いがわからない場合は、ディスプレイの設定をしていない可能性が高いです。ゲーミングモニターは、ゲーミングPCを買ったら必ず設定しましょう。
初期でインストールされているセキュリティソフトは、お試し版のマカフィーがほとんどです。インストールされているマカフィーは、最初の1ヶ月無料でその後は有料版に移行します。
ゲーミングPCでは、セキュリティは「Windows Defender」があれば十分なので、セキュリティソフトのマカフィーはアンインストールしましょう。
マカフィーのアンインストールの手順は、以下のとおりです。
PCを再起動すると、Windowsに備わっているセキュリティソフトの「Windows Defender」が起動します。最初にマカフィーをアンインストールしておけば、時々来る通知にイライラすることもありません。
ゲーミングPCの設定が終わったら、必要なソフトをインストールしましょう。不要なソフトまでインストールすると、メモリを消費しパソコンのパフォーマンスが落ちる可能性があります。必要なソフトを厳選して、インストールするのがおすすめです。
ここでは、ゲームプレイにも役に立つおすすめの以下4つのソフトを紹介します。
それぞれ順番に、紹介していきます。
Windowsにデフォルトでインストールされているブラウザは、「Microsoft Edge」のみです。
Microsoft Edgeが使いにくい場合は、「Google Chrome」、「Safari」など使い慣れているブラウザをインストールしましょう。
例えば、Google Chromeのインストールの手順は以下のとおりです。
ゲーミングPCでゲームをするには、ゲームをインストールする必要があります。Steamはゲーム配信のプラットフォームで、多くのゲームを購入してインストールできます。
Steamのインストール方法は、以下のとおりです。
参考:Steam公式サイト
以前はPCゲームをするならSteamだけで事足りていましたが、現在ではプレイするゲームによって、プラットフォームを選択する必要があります。
例えば、フォートナイトであれば「Epic games store」、「Apex Legends」であれば「Origin」とそれぞれ異なるプラットフォームで販売されています。プレイしたいゲームに合わせて、プラットフォームを選びましょう。
友だちと会話しながらゲームをプレイする際に使用するのが「Discord」です。ボイスチャットソフトは、さまざまな種類がありますが、同じアプリ同士でなければ通話できません。
ボイスチャットアプリの中でも最も人気があるのが、「Discord」です。個人での会話はもちろん、複数人との会話も可能。コミュニティに参加して、一緒に遊ぶ友だちを見つけることもできます。
オンラインゲームをより楽しむためにも、ボイスチャットのインストールを検討しましょう。ただし最初に設定する必要はなく、必要になった際にインストールもできます。
参考:Discord公式サイト
PCゲームをプレイしていると、複数のIDやパスワードが必要になります。IDやパスワードの管理ソフトがあれば、一括で管理できるため、パスワードを忘れゲームがプレイできないといった困りごとを解消してくれます。
ID・パスワードの管理ソフトは複数ありますが、おすすめのソフトは以下の2つです。
ブラウザがGoogleChromeであれば、標準搭載されているパスワード管理機能が優秀です。それぞれのwebサイトのログインIDやパスワードを自動で保存し、自動入力もできるため、困ることがありません。
Bitwardenは無料ソフトでありながら、高いセキュリティや豊富な機能がついています。登録するパスワードの上限がなく、パスワードの自動入力や2段階認証にも対応しており、無料でも十分使えるパスワード管理ソフトです。
ゲーミングPCを買ったら、すぐにゲームがしたいと思いますが、まずパソコンの各種設定をして、ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限活かしましょう。
デフォルトの設定のままでも使用できますが、電源の設定が省電力であったり、通知が複数来てゲームがプレイしづらかったりします。
一般ユーザーには良い設定でも、ゲームユーザーにとって良い設定になっているとは限らないため、ゲーミングPCのスペックを活かし、ゲームプレイを邪魔しない設定をして、思う存分ゲームを楽しみましょう。
ゲーミングPCに買い替えたら、古いパソコンの処分が必要です。パソコンを処分するなら、無料で処分できるパソコン処分.comがおすすめです。
24時間365日、事前連絡不要で、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで処分できます。データ消去は専門の知識を持ったスタッフが対応してくれるため、事前に面倒な作業は一切ありません。
自作パソコンなども合わせて処分できるため、不要なものをスッキリ処分してしまいましょう。
PCゲームをプレイする方の中には、ゲームをプレイするだけでなく、ゲーム実況などの動画配信もしたい、プレイの切り抜きクリップをしたいなどゲーミングPCで動画編集をしたい人も増えています。
ゲーミングPCを持っていれば、動画編集もしたいと思いますよね。基本的にゲーミングPCで動画編集はできますが、スペックなどの注意点もあります。
この記事では、ゲーミングPCで動画編集する場合のおすすめのスペックや、動画編集用PCとの違いなどを解説します。
動画編集もできるゲーミングPCを探している方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
ゲーミングPCは、基本的にスペックが高く、以下のような動画編集が十分できます。
これらは、ゲームをプレイしながらプレイ動画を録画し編集する方法です。ゲームプレイに特化したゲーミングPCであれば、このような動画編集も問題ありません。動画編集用に、別のパソコンを購入するよりも、コストがかからないこともメリットです。
ゲーミングPCと動画編集用PCは、基本的にハイスペックで高画質の映像の処理が必要な点では共通しています。
ゲーミングPCと動画編集用PCの違いは、GPUが絶対に必要かどうかという点です。
ゲーミングPCは、グラボを必ず搭載しており、最も重要なパーツといっても過言ではありません。対して、動画編集用のパソコンはCPUが最も重要なパーツです。
ゲーミングPCはGPUを搭載していなければ、まともにゲームをプレイできませんが、動画編集用のパソコンは、必ずしもGPUが必要ではありません。
基本的にゲーミングPCは、GPUもCPUも性能が高く動画編集もこなせるパーツ構成です。しかし、動画編集用のパソコンは、GPUを搭載していない機種の場合はゲームをプレイできません。
ゲーミングPCと動画編集用のパソコンの性能には、大きな違いはありません。
ゲーミングPCと動画編集用のPCでは、搭載されているGPUに違いがあります。GPUにはゲームプレイに最適化したものと動画編集に最適化したものがあり、動画編集用のGPUでもゲームはできますがゲーム用と比べるとパフォーマンスが落ちます。
反対にゲーム用のGPUで動画編集すると、できないことはないが少しパフォーマンスが落ちるイメージです。
かつては、プロクリエイターにとって動画編集用のGPUは絶対に「Quadro」というほど、ゲーミングPCの「GeForce」と違いが大きいものでした。しかし、最近ではこの性能差は埋まりつつあり、「GeForce」でも色彩豊かで奥深いカラーリングが可能となっています。
ゲーミングPCで動画編集する場合には、必要なスペックがあります。
ゲーミングPCで動画編集もしたい場合は、次の5つのパーツに注目しましょう。
それぞれ、詳しく解説します。
動画編集用のPCを選ぶ際に、最も重要となるのがCPUです。CPUは、IntelとAMDの2種類があり、パソコンの演算処理をするパーツです。
CPUのスペックによって、編集にかかる時間が違います。動画編集にはエンコードの作業が必要です。使用するソフトや、動画の素材や時間、加工方法などによって編集時間はかなり異なりますが、CPUのスペックが高いほど、エンコードにかかる時間は短縮します。
CPUは世代が新しい方が、スペックも高くなります。本格的な動画編集をしたい場合のおすすめは、IntelならCore i 7、AMDならRyzen7以上のスペックです。費用を抑えたい場合は、Core i 5、Ryzen5を選ぶといいでしょう。
YouTubeにアップする動画を編集する程度であれば、Core i 5、Ryzen5シリーズでも、性能としては問題ありません。動画編集もしたい場合は、最新世代のCPUを選びましょう。
グラボとは、GPUを搭載した基板です。グラボのスペックも、動画編集の時間に大きくかかわり、GPUのスペックが高いほどエンコードにかかる時間が短くなります。
グラボのスペックが高ければゲームがヌルヌルと動くようになり、動画編集ではレンダリングやプレビューなどの編集途中の作業確認も快適です。ゲーミングPCで動画編集をする場合は、GeForce RTXシリーズのGPUがおすすめです。
ただしエンコードなどの処理に時間はかかりますが、グラボのスペックが低くても動画編集はできます。そのため、グラボの性能にこだわるのは、動画編集の時間を短縮したい、4Kなど高解像度の動画を編集したい、高解像度のゲームをプレイしたい場合などです。
グラボは基本的に価格の高いパーツのため、用途に合わせて選びましょう。
グラボの必要性に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
ゲーミングPCで動画編集するなら、16GB以上のメモリがおすすめです。
多くのゲームソフトタイトルでは、8~16GBのメモリを推奨していますが、動画編集用のパソコンでは扱うデータ容量が大きく、主な動画編集ソフトでは16~32GBのメモリ容量を推奨されています。
エントリーモデルのゲーミングPCでは、メモリが8GBのものもあるため、メモリ容量には注意しましょう。
ただし、ゲームをプレイする、ゲーム画面を録画する、ブラウザで調べものをする、チャットをするなど複数の作業を同時に行う場合は、さらに多めのメモリがおすすめです。
メモリ容量不足になると、パソコンがフリーズする、ゲームがプレイできなくなる、動画編集の処理が遅れるなどの不具合が起こる可能性があります。メモリは後から増設も可能なため、16~32GBを搭載したゲーミングPCを購入し、必要な場合に増設する方法も1つです。
4Kなど高解像度の動画を編集する場合などは、メモリ容量を大容量搭載するのがおすすめです。
ゲーミングPCのメモリ容量に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
ゲーミングPCに必要なメモリ容量は?増設方法やメリットも解説>>
ストレージとはパソコンの記憶領域で、SSDとHDDの2種類です。動画編集する場合は、データや動画サイズが大きいため、大容量のストレージがおすすめです。
ゲーミングPCで動画編集するなら、ストレージはSSDを選びましょう。ゲームだけを楽しむのであればストレージは500GBでも問題ありませんが、動画編集を行う場合はもっと容量の大きなストレージが必要です。
SSDは価格が高いため、可能であれば、HDDとSSDを両方搭載するのもおすすめです。HDDに動画を保存し、データ読み込み速度の速いSSDを読み込みに使うなど使い分けると、作業にかかる負担も軽減できます。
ストレージを分けることでデータ消失のリスクも減り、費用も抑えられるためおすすめです。
パソコンのストレージに関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
パソコンのストレージとは?空き容量の確認方法や増やす方法を解説>>
ゲーミングPCと動画編集用PCでは、パソコンケースも異なります。
ゲーミングPCは機能性よりもデザイン重視で、PCケースの側面が透明になっていたり、LEDが光ったりします。しかし、ゲーミングPCで動画編集もしたい場合は、デザイン性よりも機能性を重視して選びましょう。
動画編集はパソコンにかかる負担も大きいため、大型のファンが搭載されていることも多く、その分PCケースも大型で、冷却効果を高めるために通気口も多いです。
簡単な動画編集をするだけなら、ゲーミング用のPCケースでも問題ありませんが、4K動画の編集などをする予定の場合、大型で機能性の高いPCケースが安定して使えるでしょう。
動画編集ソフトは、無料のものから有料のものまで、いろいろ種類があります。動画編集ソフトを選ぶ際には、使用するパソコンのOSと対応するフォーマットを必ず確認しましょう。
無料の動画編集ソフトであれば、GPUのスペックが低い場合でも問題ありません。
動画編集ソフトには、必要なシステム構成があり、パソコンが対応スペック以下の場合は使用できません。対応フォーマットとは、例えばYouTubeに動画を上げる場合はMP4、MPEG、AVIなどに対応していれば問題ありません。
また、自分が求めている動画編集の機能が、ソフトについていることも確認する必要があります。例えば、テロップを入れる、音楽を挿入する、動画を切り取るなど、動画編集ソフトで何ができるのかを確認して選びましょう。
ゲーミングPCで使用できるおすすめの動画編集ソフトは、以下の3つです。
ゲーム配信や画面キャプチャーなど、幅広い用途で使用でき、初心者でも使用しやすいソフトを選びましたので、参考にしてください。
動画編集ソフトの中でも、一般的なユーザーに人気の高いソフトです。
わかりやすい操作性で、多機能で高度な編集も可能です。公式マニュアルが見やすく、手順が画像つきで解説されているため、使い方も簡単に把握できます。
初心者向きのソフトですが、あらゆる編集ができ、プロ寄りの高度な編集も可能です。
30日間の無料体験版があるため、実際の使用感を確認してから購入できます。公式サイトでセールされていることもあり、安く購入できることもあります。
次に紹介するのは、ゲーム実況用のソフトとして定番中の定番であるBandicamです。
初心者にも使いやすいため、はじめてのゲーム実況動画を作成する場合にもおすすめです。アップデートが継続的に行われており、便利な機能が豊富で、動画編集の中級者~上級者も満足できるソフトです。
録画時間10分で、画面にロゴが入りますが、無料版もあります。
ShadowPlayは、他の動画編集ソフトに比べて軽く、パソコンにかかる負荷が低いことが特徴です。GeForce Experienceに搭載されている機能で、無料で利用できます。
ShadowPlayは、ゲームの録画や配信ができます。ゲームを起動すると、AltキーとF9キーを押すだけでゲームを録画できます。
約20分間のバックグラウンド録画機能もあり、ゲーム音とマイク音を分けて録画もできます。GeForceのGPUを搭載したゲーミングPCを使用している場合は、GeForce Experienceをインストールして、とりあえず利用するのもおすすめです。
ゲーミングPCでも、動画編集は十分できます。
あえて動画編集用のPCを購入しないで、ゲーミングPCで動画編集をするメリットは、以下の3つです。
それぞれのメリットを、詳しく見ていきましょう。
ゲーミングPCで動画編集すると、ゲーム系の動画が編集しやすいメリットがあります。
動画編集には、必ずしもGPUが必要ではないため、動画編集用のPCにはGPUが搭載していない機種もあります。その場合は、ゲーミングPCでゲームをプレイし画面録画し動画編集は。動画編集用のパソコンで行うと、作業を分ける必要があります。
ゲーミングPCの場合は、ゲームに最適化されたGPUを搭載しているため、ゲームプレイ、画面録画、動画編集までが1台のPCで完結します。
そのため、複雑なケーブル配線や余計なスペースも不要です。
動画編集用PCでは、GPUが搭載していない機種もあり、そもそもゲームをプレイできないことがあります。また、動画編集に特化したGPUを搭載している場合は、ゲームの画面がカクつく、フレームレートが落ち込むなど、快適にゲーム配信できない可能性もあります。
ゲーミングPCを動画編集に使用すると、快適にゲームがプレイできるため、ゲーム配信も快適です。ゲームの快適性を求めつつ、動画編集もしたい場合は、ゲーミングPCでの動画編集がおすすめです。
ゲーミングPC1台で動画編集も行えば、動画編集用のパソコンを別で用意する必要がないため、無駄なコストがかかりません。
できるだけ費用をかけず、快適にゲームをプレイし、動画編集も行いたい場合は、ゲーミングPCで動画編集を行いましょう。
ゲーミングPCでは快適にゲームをプレイしつつ動画編集ができますが、注意点もあります。
ゲーミングPCで動画編集する際の注意点は、以下の2つです。
特に、動画編集をメインとするプロクリエイターにとっては、問題となる可能性もあります。2つの注意点を、順番に見ていきましょう。
ゲーミングPCのOSは、ほとんどがWindowsです。
例えば、PCゲームを幅広く取り扱っているSteamには、Windowsに対応したゲームが多く、MacOSは非対応のゲームも多くあります。
しかしながら、動画編集ソフトの中には、MacOSだけに対応した「iMovie」や「Final cut Pro」などのソフトもあります。クリエイターの場合は、作業性の良さからMacOSを使用している人も多いです。
Windows向けの動画編集ソフトも増えつつありますが、非対応のものも多いため、ゲーミングPCで動画編集を行う場合は、ソフトなどの対応スペックを確認しましょう。
ゲーミングPCも動画編集用PCも基本的にスペックが高いのですが、メモリとストレージの容量には注意が必要です。
ゲーミングPCはメモリ8GBでも、ゲームプレイができるためエントリーモデルの場合は、8GBを搭載しているものもあります。またストレージ容量も、500GB程度のものもあります。
動画編集する場合は、メモリやストレージ容量は大容量がおすすめです。メモリは16GB以上、ストレージは1TB程度がおすすめです。さらにストレージに関しては、SSDとHDDを両方搭載していれば、データを分けて保存もできるため、データ消失のリスクも減ります。
ゲーミングPCで動画編集したい場合は、メモリとストレージ容量を確認しましょう。
ゲーミングPCで動画編集はできます。ゲーミングPCと動画編集用のPCの違いは、GPUの性能です。
動画編集にGPUは絶対に必要ではないため、動画編集用のPCには、GPUが搭載していない可能性もあります。そのため、ゲーミングPCでは、ゲームと動画編集ができますが、動画編集用のPCでは、ゲームをプレイできないことがあります。
ゲーミングPCで動画編集もできれば、新しいパソコンを購入する必要もなく、ゲーム配信も快適です。ただし、動画編集用ソフトはMacOS向けのものも多いため、Windowsが多いゲーミングPCでは注意が必要です。
ゲーミングPCで動画編集する場合は、メモリやストレージは大容量がおすすめです。メモリやストレージの容量が少ない場合は増設もできますが、難しい場合はパソコンの買い替えも検討しましょう。
パソコンを買い替えた際には、古いパソコンはパソコン処分.comで処分しましょう。24時間365日、事前連絡不要で、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで処分できます。データ消去は専門の知識を持ったスタッフが対応してくれるため、事前に面倒な作業は一切ありません。簡単にいつでも利用できることがパソコン処分.comのメリットです
ゲーミングPCは、10万円のエントリーモデルから30万円以上のハイスペックモデルなど価格の幅が広く、その特徴もさまざまです。
そのため、ゲーミングPCを買うために、どれくらいの予算が必要かわからない、予算の決め方がわからない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ゲーミング‘PCの予算の平均や予算ごとのゲーミングPCの特徴、おすすめゲーミングPCを紹介します。
ゲーミングPCの予算の決め方がわからなくて、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
ゲーミングPCは、ゲームをプレイすることを前提に設計されたパソコンです。
一般的なパソコンとの違いは、グラフィックボードを搭載していることです。ゲーミングPCは、一般的なパソコンよりも高性能なため、ゲームをプレイするだけでなく、事務処理やインターネットの閲覧などの作業も快適です。
ゲーミングPCの価格の相場は、15~25万円程度。中でも20万円前後のゲーミングPCが最も多くなります。ゲーミングPCは、予算5万円程度で購入できる場合もありますが、ストレスなくゲームを楽しむためには十分なスペックとは言えません。
例えば、ゲーミングPCの取り扱いが多いドスパラのゲーミングPCの人気ランキングは以下の通りです。
ゲーミングPC | 価格 |
---|---|
1.GALLERIA XA7C-R36T Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版 | 229,980円(税込) |
2.GALLERIA RM5R-R36T Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版 | 169,980円(税込) |
3.GALLERIA XL7C-R36H Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版 | 194,980円(税込) |
※価格は全て税込・ドスパラ価格
このように、20万円前後のゲーミングPCが売れ筋となっています。
20万円前後のゲーミングPCは、多くのゲームを快適にプレイできるスペックで価格と性能のバランスも良いため多くのユーザーに人気です。ゲーミングPCは、価格と性能は比例しており、高いスペックが求められるゲームをプレイしたい場合は、その分パソコンの価格も上がります。
ちなみに、この予算20万円は本体のみの価格です。ゲーミングPCを一式そろえるには、本体の他にモニター、マウス、キーボードが必要です。
そのため、ゲーミングPCを購入するための予算は本体のみで20万円、その他の周辺機器で5万円、合わせて25万円程度用意するのがおすすめです。
ゲーミングPCでそろえるべきアイテムについては以下の記事でも解説しています。
ゲーミングPCで揃えるべきアイテムは?必要なものと総額を解説
2022年現在、ゲーミングPCの価格は、半導体需要の増加によるパーツ不足やPCゲームの人気上昇などから上昇傾向です。
はじめてゲーミングPCを購入する場合、何を基準に選べばいいのかわからないかもしれません。ゲーミングPCの予算を決めるには、自分に必要なゲーミングPCのスペックなどを決める必要があります。
ゲーミングPCを選ぶ際には、次の5つのポイントで見ていきましょう。
ゲーミングPCの選び方のポイントについて、順番に見ていきましょう。
ゲーミングPCでプレイしたいゲームが決まっている場合は、ゲームの公式サイトにある推奨スペックを確認しましょう。
ゲームの公式サイトでは、GPUやCPU、メモリなどの必要スペックが記載してあります。推奨スペックギリギリのゲーミングPCでは、状況によっては快適にプレイできない可能性もあります。推奨スペックよりも少し上のスペックを選べば、快適にゲームをプレイできるでしょう。
代表的なゲームの推奨スペックは、以下の通りです。
ゲームタイトル | 推奨CPU | 推奨GPU |
---|---|---|
apex | Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHz. | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 |
Minecraft | Intel Core i3-3210 | GeForce 2xx Series |
モンスターハンターワールド | Intel Core i5-4460/AMD FX-6300 | NVIDIA GeForce GTX 760 (2GB以上)AMD Radeon R7 260x (2GB以上) |
三國志14 | Intel Core i3-3220(3.0GHz以上) | NVIDIA GeForce GTX 660以上 |
黒い砂漠 | Core i7-8700K | GTX 1080 Ti(HIGH) |
フォートナイト | Core i7-8700 | GTX 1080 |
CPUとはパソコンの頭脳にあたるパーツで、パソコン全体の演算処理やパーツの制御を行います。CPUのスペックが高いほど、パソコンの処理能力も上がります。
ゲーミングPCのCPUは、Core i 5、Ryzen5以上がおすすめです。Core i はIntelのCPU、RyzenはAMDのCPUですが、大きな性能差はないためどちらを選んでも問題ありません。
Core i 5、Ryzen5のCPUを選べば、多くのゲームを問題なくプレイできます。
ただし、予算に余裕があり、少しでもいいものがほしい、長く使えるゲーミングPCが欲しい場合は、Core i 7、Ryzen7のゲーミングPCを選びましょう。
パソコンのCPUに関しては下記記事でも詳しく紹介しています。
パソコンのCPUとは?性能や種類、見方をわかりやすく解説>>
GPUは、ゲーミングPCのスペックを左右する重要なパーツです。GPUを搭載した基板のことをグラフィックボードと呼び、ゲーミングPCの映像に関わる処理を行います。
GPUのメーカーは「NVIDIA」と「AMD」があり、一般的なゲーミングPCには「NVIDIA」がおすすめです。
NVIDIAのゲーム向けGeForceシリーズは基本性能が高いほうから RTX、GTX、GTの順番で展開されています。例えば、RTX3060の場合、30が世代、60が世代内の性能を表しており、どちらも数字が大きいほど高性能です。
予算を抑えてゲーミングPCが欲しいなら、GTX1660がおすすめです。ただし映像の滑らかさに関係するフレームレート(fps)は120fpsと低めのため、より滑らかな映像を楽しみたい場合は、RTX3060などのミドルクラスのGPUを選びましょう。
パソコンのグラフィックボードに関しては下記記事でも詳しく紹介しています。
パソコンのグラボ(グラフィックボード)とは?役割などを簡単に解説>>
一般的なパソコンは8GBのメモリが主流ですが、ゲーミングPCの主流は16GBです。
メモリは作業台のような役割があり、容量が大きいほど作業スペースが広がり、同時に複数のことができるようになります。ゲーミングPCのメモリは8GBなら動かすことはできますが、快適に動作するとは言えません。
推奨スペックが16GBのゲームも増えており、ゲーム配信や動画編集などでもメモリを消費することから16GB以上のメモリがおすすめです。メモリは大きいほど余裕が生まれるため、予算に余裕がある場合は32GBを選ぶのもいいでしょう。
ゲーミングPCでは、ストレージに空き容量がない場合、ゲームを正常にインストールできない場合があります。
ゲーミングPCのストレージSSDがおすすめで、最低でも500GBの容量が必要です。しかし、500GBのストレージは、大型ゲームの場合2~3本程度しかインストールできません。予算が少ない場合や少しのゲームしかプレイしない場合には選択肢の1つとなるでしょう。
ストレージ容量が1TBあると500GBの2倍の容量となり、ゲーミングPCに最も人気の容量になります。1TBのストレージがあれば、複数のゲームをインストールでき、動画編集して動画の保存も可能になります。
ただし、SSDは容量が大きくなると価格も上がるため、予算を抑えたい場合はSSD500GB、HDD1TBのような構成もおすすめです。
ゲーミングPCに必要なメモリ容量については以下の記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングPCに必要なメモリ容量は?増設方法やメリットも解説>>
ゲーミングPCには、ノート型とデスクトップ型があります。ゲーミングノートPCも、スペックには問題なく、省スペースで持ち運びできるなどのメリットもあります。
ただし、ゲーミングPCは、排熱処理において不利になります。ゲーミングPCは、熱を発するパーツも多く排熱処理が重要です。ゲーミングノートPCは、省スペースで設計されているため冷却ファンなどのパーツスペースも十分ではありません。
そのため、デスクトップと比べると排熱性能が劣ります。パソコンは高温になると、十分なパフォーマンスを発揮できません。そのため、ゲーミングノートPCは、わざとスペックを下げるなどしており、デスクトップ型よりもスペックが控え目です。
デスクトップ型は、拡張性が高いこともポイントです。後々もっとスペックの高いゲーミングPCが欲しくなった場合にも、パーツを拡張できるため寿命も長くなります。
ゲーミングPCの選び方に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
ゲーミングPCの選び方!ゲームタイトル別に初心者にもわかりやすく解説>>
パソコンでゲームをするには、本体だけではできません。
本体と一緒に次のものも必要となるため、合わせて予算に入れておきましょう。
ゲームをプレイするだけなら、とりあえずこの3つがあれば問題ありません。ただし、ゲーム配信をしたい場合は、さらにヘッドセットやマイク、キャプチャーボードも必要です。
ここでは、まずゲームをプレイするために必要なものをそれぞれの予算とともに紹介します。
ゲーミングモニターの予算は、24インチの一般的なモニターで1.5万円から5万円程度です。
ゲーミングモニターは通常のモニターと異なり、ゲームをプレイするための性能を持っています。応答速度やリフレッシュレートなど、画面の読み込み速度に優れ、カクつきや残像などが少なくなります。
ゲーミングモニターがあれば、ゲーミングPCの性能を十分に発揮できるためゲームを楽しみたいゲーマーにとって必須のアイテムとなっています。
ゲーミングモニターを選ぶ際には、以下の3つのポイントを確認しましょう。
解像度とは「dpi」の単位で表示され、ディスプレイの画素の数のことです。画像の緻密さを表しており、数字が大きいほど映像がより細やかに美しく表示させられます。
解像度はフルHD「1920×1080」以上のゲーミングモニターがおすすめです。ただし、パソコンやゲームのスペックも対応していなければ、ゲーミングモニターの性能を発揮できません。
リフレッシュレートは、PCゲームを楽しむ場合は144Hzがおすすめです。リフレッシュレートの単位はHzで表され、リフレッシュレートが高いほど滑らかな映像を表示できます。
一般的なモニターは60Hzが主流ですが、ゲーミングモニターの主流は144Hz。さらに高性能な240Hzに対応したモデルもあります。
液晶パネルの種類は、TNパネルがおすすめです。応答速度が速く、遅延が少ないためスピード勝負のゲームに向いています。ゲーム以外の作業もしたい場合は、バランスの良いIPSパネルもおすすめです。
ゲーミングモニターの選び方に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
【初心者必見!】ゲーミングモニターの選び方を解説!モニターの種類と注意点も紹介>>
ゲーミングマウスの予算は、0~1万5千円です。
ゲーミングマウスは、標準で付属していることも多いです。予算が少ない場合は、付属のマウスを使用しましょう。
ゲーミングマウスはゲームをプレイするうえで操作性を決める重要なパーツのため予算に余裕がある場合は購入を検討しましょう。ゲーミングマウスの使い心地は、使う人によって異なるため、できるだけ実際に触り選ぶのがいいでしょう。
ゲーミングマウスの選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングマウスの選び方とは?ゲーム別・ポイント別に解説 >>
ゲーミングキーボードの予算は、0~3万円程度。
ゲーミングキーボードは、ゲームを快適にプレイするために打鍵感や反応速度にこだわり設計されています。通常のキーボードは、4つのキーを同時に押すと認識せず、ゲームプレイに支障が出ますが、ゲーミングキーボードの場合は制限ありません。
ゲーミングキーボードも標準で付属していることが多かったのですが、最近ではキーボードを付属せず本体価格を抑える傾向があります。
ゲーミングキーボードは、以下3つのポイントから選びます。
打鍵感にこだわる場合は、メカニカル式がおすすめ。しかし価格も高いので、予算が少ない場合は安価なメンブレン式も検討しましょう。
使いやすさや機能に関しては、キーボードによって異なります。オプションでプレイしたいゲームに合わせて機能を追加できるゲーミングキーボードもあります。打鍵感や使いやすさ、機能を重視し、予算に合ったゲーミングキーボードを選びましょう。
ゲーミングキーボードの選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。
【徹底解説】ゲーミングキーボードはどれを買えばいい?種類と選び方を解説!>>
ここからは、予算別のゲーミングPCの特徴とおすすめを紹介します。
予算によって、ゲーミングPCの特徴も異なります。予算と欲しいゲーミングPCを考えながら、参考にしてください。
予算10万円は、ゲーミングPCの中では安価な部類に入り、限定的な性能となります。はじめてゲーミングPCを購入する、とりあえずゲーミングPCを使ってみたいという方におすすめです。
ただし、予算10万円のゲーミングPCは、高いスペックを要求されるゲームはプレイできないことが多いです。また、在庫が少ない場合も多く、実際に購入する場合は10万円を少し超えることも多くなります。
予算10万円のゲーミングPCは、15万円以上のゲーミングPCと比較するとGPUの性能の違いが大きくなります。搭載されているGPUはエントリーモデルのGTX1650が多くなります。
予算10万円のゲーミングPCでも、ゲームを楽しむことができますが、できないゲームもあると覚えておきましょう。プレイしたいゲームが決まっている場合は、事前に必要なスペックを確認しましょう。
ここでは、予算10万円で購入できるおすすめゲーミングPCを3つ紹介します。
予算10万円前後で購入できるおすすめのゲーミングPCは、次の3つです。
順番に見ていきましょう。
ドスパラ Magnate MH
CPUはミドルスペックのCore i 5を備え、GPUにはエントリークラスのGeForce GTX 1650を搭載しています。メモリは16GBと十分な容量で、マインクラフト、フォートナイトなどの人気ゲームを十分に遊べる内容です。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 129,980円(税込) |
ドスパラ Lightning AH5
次に紹介するのは、同じくドスパラのLightning AH5です。
Magnate MHとほとんど同じ内容で、CPUだけがAMDのRyzen5となっています。ほとんど性能も変わらないため、予算10万円以内に納めたい場合はLightning AH5がおすすめです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 99,980円(税込) |
ドスパラ Magnate IH
CPUはCore i 3、メモリは8GBとゲーミングPCとしては最低ラインGPUのスペックで、GPUにはエントリークラスのGeForce GTX 1650を搭載しています。
ゲーム性能はあまり期待できませんが、コスパが高くとにかく安いゲーミングPCを探している方にはおすすめです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i3-12100 |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 99,980円(税込) |
予算15万円のゲーミングPCは、ゲーミングPCの中では安い価格帯に入りますが、予算15万円まで貯めることができれば、選べるモデルも豊富になります。予算15万円あれば、ミドルスペックのGPUを搭載したモデルを選択でき、ほとんどのゲームに対応できるようになります。
GPUは、エントリーモデルのGTX 1650が搭載されているものは減り、RTX 3050、GTX 1660 SUPERなどが搭載されていることが多くなります。
CPUはAMDのモデルが安価で人気も高くなっています。ただし、CPU性能やストレージ容量を抑えめにしているモデルも多いため、重視するポイントを決めておくことも大切です。
予算15万円となると、予算10万円の場合よりも、豊富な種類の中からゲーミングPCを選べます。
おすすめは以下の3つです。
それぞれ紹介します。
ドスパラ GALLERIA RM5R-G60S
CPUとGPUはエントリーモデルの中でも性能が高く、性能の割には価格も抑えられています。メモリは16GBと十分な容量。ストレージは500GBですが、遊びたいゲームが決まっている場合は問題ないでしょう。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 129,980円(税込) |
ツクモ G-GEAR GA5A-C221TN/CP1
GPUは、NVIDIA GeForce RTX 3050を搭載している必要十分なミドルスペック。メモリは16GBでストレージは1TBと大容量。最新のCPUとGPUを備え、カスタムが不要なほど最高の組み合わせです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 3200 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 129,980円(税込) |
パソコン工房 LEVEL-M0P5-R45-RJX
CPUにRyzen 5、GPUにGeForce GTX 1660 SUPERを採用したバランスの良いエントリーモデルです。ストレージ容量は500GBですが、遊びたいゲームが決まっている場合は十分な容量です。エントリーモデルとしてはスペックの高い、バランスの取れたモデルです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB |
メモリ | 16GB DDR4 3200 |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
参考価格 | 129,800円(税込) |
予算15~20万円は、ゲーミングPCの中でも最も人気の価格帯です。予算20万円のゲーミングPCはミドルスペックが多く、初心者~中級者が満足できるスペックです。
予算15万円以下の場合は、ストレージ容量が少ない、CPUのスペックが低いなど、スペック不足となることも多い中、予算が20万円あれば多くの人が満足できるゲーミングPCを購入できます。
予算20万円のゲーミングPCは、メモリ容量は16GBで大容量のSSDを搭載しており、GPUはRTX 3060搭載モデルやRTX 3060 Ti搭載モデルが中心となっています。
予算15~20万円の価格帯のゲーミングPCを選べば性能不足になる心配も少なく、長く使用できるでしょう。
予算20万円で購入できるおすすめのゲーミングPCは、次の3つです。
順番に見ていきましょう。
ドスパラ GALLERIA RM5C-R36T Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
CPUはIntel第12世代のCore i5 12400、GPUはRTX3060の上位モデルであるRTX3060Tiを搭載し、重いゲームもサクサク遊べます。
高いスペックにもかかわらず、価格帯はミドルクラスとコスパのいいゲーミングPCです。ただし、ストレージ容量は500GBのため、たくさんのゲームをプレイしたい場合は物足りないと感じる可能性があります。
ストレージ容量に余裕が欲しい場合は、カスタムするのもおすすめです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD/ 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 199,980円(税込) |
パソコン工房 LEVEL-M06M-124-SAX-U
GALLERIA RM5C-R36T同様、CPUはCore i5 12400、GPUはRTX3060の上位モデルであるRTX3060Tiを搭載し、重いゲームもサクサク遊べます。
ストレージ容量は1TBと大容量のため、複数のゲームをプレイしたい場合でも、問題ないでしょう。大容量のストレージが欲しい場合はLEVEL-M06M-124-SAX-Uがおすすめです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB DDR4 3200 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 189,800円(税込) |
フロンティア FRGAB550/WS901/NTK
CPUはRyzen7を搭載し、GPUは同価格帯では最もスペックの高いGeForce RTX 3070を搭載しています。ミドルクラスのゲーミングPCですが、価格に対する構成がよくコスパの高いモデルとなっています。
快適にゲームを楽しめるだけでなく、ゲーム配信などにも安定して使用できます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | 32GB DDR4 3200 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 199,800円(税込) |
予算25万円になるとハイスペックなゲーミングPCが揃い、はじめてゲーミングPCを購入したい人だけでなく、もっと性能の良いゲーミングPCに買い替えたい人におすすめの価格帯となります。
基本的に予算25万円あれば、最高設定でゲームプレイが可能で、さまざまなゲームを妥協することなく楽しめます。予算に余裕がある場合は、選んでおいて後悔のないモデルです。
GPUはハイクラスのRTX 3070を選択することができ、フルHD、高リフレッシュレート、4K解像度のゲームもプレイできるようになります。
CPUはCore i 7、Ryzen7を搭載していることが多く、一般ユーザー向けにはハイエンドといえるモデルを購入できます。
予算25万円で購入できるおすすめのゲーミングPCを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドスパラ GALLERIA XA7R-R37 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
CPU、GPUともに高性能を備えています。GeForce RTX 3070は、スペックも高くほとんどのゲームで、快適にサクサクと動きます。
高リフレッシュレートも可能で、フルHDの動画編集やYouTube配信も可能なスペックです。長く使い続けることができるゲーミングPCといえます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 1TB NVMe SSD / 追加ストレージ 無し |
参考価格 | 234,980円(税込) |
パソコン工房 LEVEL-R7X6-LCR57X-TAX
GALLERIA XA7R-R37と同様、CPU、GPUともに高性能。重いゲームもサクサクと動き、動画配信や動画編集も問題ありません。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
参考価格 | 230,800円(税込) |
フロンティア FRGBB550/A
CPUはRyzen7を搭載し、GPUはハイスペックのGeForce RTX 3070を搭載しています。
CPUとGPUの性能バランスも良く、おすすめの構成です。ストレージ容量も1TBと大容量のため、多くのゲームをプレイしたい人にも向いています。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 234,800円(税込) |
予算30万円となると、ヘビーなゲームプレイヤーやクリエイター向けのハイスペックなゲーミングPCを購入できます。
ゲーミングPCの中でもハイエンドの部類に入り、CPUはCore i 7やCore i 9の最新世代のモデルが搭載されることが多いです。GPUも最新のRTX 3080が搭載されていることが多く、多くのゲームを高リフレッシュレートで快適にプレイできます。
主要パーツ以外のパーツも高性能のため、クリエイティブな作業をする方にもおすすめです。
予算30万円で購入できるおすすめのゲーミングPCは、次の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R38 Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
CPUにCore i7-12700を搭載。Core i 7-12700は、Ryzen7よりもゲーミング性能が高く、クリエイティブな作業も可能です。GPUにはRTX 3080を搭載し、高負荷のゲームでも快適に遊べます。4K解像度でゲームをプレイできるため、美しい画像で存分にゲームを楽しめます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-12700 |
GPU | GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 299,979円(税込) |
マウスコンピューター G-Tune HN-Z
CPUにCore i7-12700、GPUにGeForce RTX 3070 8GB GDDR6を搭載したハイスペックモデルで、総合的な性能はハイエンドモデルに近い性能を持っています。
4K画像は難しい場合もありますが、フルHDでは高リフレッシュレートを実現できる性能があります。512GBのSSDに加えて1TBのHDDも搭載しており、存分にゲームをインストールできます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-12700 |
GPU | GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD/1TB HDD |
参考価格 | 279,800円(税込) |
パソコン工房 LEVEL-R769-129-SAX
CPUはハイスペックのCore i 9を搭載しています。GPUはGeForce RTX 3060 Ti と3070には劣りますが、GPUの中ではミドルクラスの性能。4K画像でフォートナイトやApex Legendsをプレイできます。
メモリは32GBと余裕のある容量で、ゲームのライブ配信も余裕でこなせます。ストレージ容量は1TBと大容量。他のパーツをアップグレードしながら長く使用できるゲーミングPCです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i9-12900 |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6 |
メモリ | 32GB DDR4 3200 DIMM |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
参考価格 | 299,979円(税込) |
どうしても欲しいゲーミングPCを購入する予算が足りない場合は、中古のゲーミングPCを検討する方法もあります。
中古ゲーミングPCを購入する注意点は、個人売買サイトなどを利用して購入しないことです。個人売買の場合、ゲーミングPCの状態を正しく把握できないため、購入してから後悔する可能性が高くなります。
中古ゲーミングPCの購入は信頼できるショップでの購入がおすすめ。できれば、実際にゲーミングPCを見たり、触ったりできる場所で購入しましょう。
中古ゲーミングPCは、次のショップでも販売しています。
また、メーカーによっては中古ではなくアウトレット商品として、安くゲーミングPCを販売していることもあります。予算が足りない時は、メーカーの販売サイトでアウトレット品も確認してみましょう。
パソコンを安く買う方法については、下記記事でも詳しく紹介しています。
パソコンを安く買う方法は?店舗よりもネット通販がおすすめ>>
また分割払いでゲーミングPCを購入することで財布への負担を減らすことができます。
ゲーミングPCを購入するのであれば「ショッピングローン」と「クレジットカードの分割払い」という方法がおすすめです。
ゲーミングPCを分割で購入する方法やメリットについては以下の記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングPCを分割払いで購入するには?メリットやローンの注意点を解説>>
ゲーミングPCの予算の平均は15~20万円です。
ゲーミングPCは予算10万円程度でも購入できますが、予算10万円の場合はストレージ容量が少ない、CPUのスペックが低いなど、何かあきらめないといけない箇所が出てきます。
予算10万円のゲーミングPCは、多くのゲームをしようと思ってもスペック不足になり、ゲーミングPCを買い替えることになる場合も多いです。予算20万円前後のゲーミングPCはミドルスペックが多く、初心者から中級者が快適に使用できます。性能不足になることも少なく長く使用できるでしょう。
ゲーミングPCを購入する場合は、少なくとも予算15~20万円程度貯めてから購入するのがおすすめです。
ゲーミングPCは、一般的なパソコンとは異なりGPUを搭載しており、グラフィック性能に優れています。一般的なパソコンを持っている場合でも、パソコンゲームを十分に楽しむためには、ゲーミングPCへの買い替えがおすすめです。
手持ちのパソコンをゲーミングPCに買い替える場合は、古いパソコンの処分が必要です。
パソコンを処分する方法はいろいろありますが、無料で簡単に処分するならパソコン処分.comがおすすめです。
パソコン処分.comの利用方法は、不要になったパソコンを段ボール箱に詰め、着払いで配送するだけ。データ消去も無料で行ってくれるため、手間なく安全に処分できることもメリットです。
事前の連絡は一切不要のため、パソコンを処分したいときにすぐに処分できます。パソコンを簡単に処分するならパソコン処分.comの利用を検討しましょう。
ゲーミングPCを購入するときに、どれを選べばいいのか迷ってしまいがちなのがメモリ容量です。
メモリは、ゲーミングPCにとって重要なパーツ。容量は多い方が有利ですが、価格とスペックのバランスから悩むことも多いでしょう。
そこでこの記事では、ゲーミングPCに必要なメモリの容量やメモリ不足で起こる症状などを解説します。
メモリ不足で困った時に増設する方法や増設するメリットも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
ゲーミングPCの選び方は、下記記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングPCの選び方!ゲームタイトル別に初心者にもわかりやすく解説>>
ゲーミングPCのメモリ容量は、プレイしたいゲームの推奨環境やインストールしたいゲームの数にもよります。
搭載しているOSがWindowsの場合は、OSを動作するための容量として4GBが必要です。例えば、8GBを搭載している場合、実質使用できる容量は4GBだけです。
最新は、推奨メモリ容量が8GB必要なゲームも多いです。また、ブラウザのタブを複数開いていたり、別のアプリを立ち上げたりしているうちに、使用するメモリ容量はどんどん増えていきます。
そのためメモリは、必要最低限の8GBではなく余裕を持たせて16GBを搭載するのがおすすめです。
メモリ容量はゲーミングPCにとって重要ですが、過剰なメモリは不要です。というのも、大容量のメモリを搭載すればゲームのカクつきなどは改善されますが、グラフィック性能の向上などには影響しません。
グラフィック性能の向上など快適なゲーム環境を作るためには、メモリ容量だけでなくCPUやグラボの性能も重要です。つまり、過剰にメモリだけを増やしても思うようにゲーム環境が改善されない可能性もあるということです。
そのため、使用しているゲーミングPCのスペックや用途に合わせて、必要なメモリ容量を選ぶことが大切です。
ゲーミングPCのメモリ容量をまとめると、次のようになります。
メモリ容量 | 特徴 |
---|---|
8GB | ・ゲーミングPCには必要最低限の容量 ・容量不足になる可能性あり |
16GB | ・最もおすすめの容量 ・ゲーミングPCの主流 ・ほとんどのゲームをヌルヌルとプレイできる |
32GB | ・動画配信や動画編集したいならおすすめ ・推奨スペックが16GB以上のゲームをプレイしたい場合におすすめ |
64GB | ・クリエイター向け ・一般ユーザーにはオーバースペック |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
8GBはゲーミングPCに最低限必要なメモリ容量です。
10万円以下のエントリーモデルのゲーミングPCに搭載されていることが多く、8GBあれば、なんとかゲームを動かすことはできます。古いゲームであればあまり問題ではありませんが、最新ゲームは推奨スペックが8GBのゲームも増えており、8GBではまったく余裕がありません。
プレイするゲームによっては、フレームレートが落ち込み、Discordなど別のアプリを立ち上げたとたんにパソコンが重くもっさりとした動きになることも。
また動画編集や写真加工などゲーム以外の用途でも、動作が重くなることが多く、快適にゲーミングPCを使用できない可能性もあります。
ゲーミングPCでは、よほどの理由がない限り8GBは選ばないほうがいいでしょう。
16GBのメモリは、ゲーミングPCで最も主流なモデルです。8GBでは余裕が全くありませんが、16GBを搭載していれば複数のゲームを楽しむこともできます。
16GBの容量は、16GB×1よりも、デュアルチャンネルと呼ばれる8GB×2の2枚挿しのほうがスペックが高くおすすめです。
16GBあれば、ほとんどの最新ゲームをストレスなくプレイできます。複数のタブやアプリを開いても問題が起こることは少なく、ゲーム実況や動画編集などの作業を行わない限りは16GBの容量で十分です。
32GBのメモリがあれば、ゲームをプレイするだけでなく、ゲームのプレイ動画を配信したり、録画したゲーム動画を編集したりも問題なくできるようになります。
他にもゲームをプレイしながら、GoogleChromeで調べものをしたり、Twitterを見ながらライブ配信をしたりと、複数タスクをこなせるようになります。
ハイエンドのCPUやグラボを搭載したゲーミングPCであれば、32GBを搭載するメリットがあります。予算が合わない場合は、とりあえず16GBのゲーミングPCを購入し、後から16GBのメモリを増設する方法もあります。
前述したとおり、メモリだけを過剰に大きくしても、CPUやグラボの性能が追いついていない場合は、ゲーム環境の改善には繋がりません。
一般ユーザーにとって、64GBや128GBはオーバースペックのことが多いです。ゲームをプレイするだけのユーザーは16GB、ゲーム配信や編集をするユーザーでも32GBを搭載していれば問題ないでしょう。
メモリとは、パソコンで処理される記録を一時的に保存するパーツです。メモリは作業机に例えられることが多く、メモリ容量が多いほど複数のタブやアプリを同時に開いて作業できます。
メモリが不足するとパソコンが重くなり、動作速度が遅くなります。ゲームプレイでは、フレームレートが大きく下がり、動きがカクつくようになります。
このように、ゲーミングPCはグラボやCPUの性能が重視されがちですが、メモリ容量も重要です。ゲーミングPCを選ぶ際には、メモリ容量のチェックも忘れないようにしましょう。
ゲーミングPCが、メモリ不足になるとどんなことが起こるのでしょうか。
具体的には、次のようなことが起こります。
順番に解説します。
ゲームの起動やセーブデータの読み込み時間は、メモリ容量やCPUの性能に依存します。
そのため、メモリ不足になると、ロードにかかる時間が異常に長くなることがあります。
ただしロード時間に関しては、SSDの性能も関係します。SSDにデータを保存することで、ロード時間を短縮することもできます。
メモリ不足になると、パソコン全体の動きが遅くなります。
メモリ不足では作業机がいっぱいになるため、ゲームをしながら、Chromeで調べものをしたり、別のアプリを開いたりしようとすると、なかなかパソコンが反応しません。
ゲームの反応速度が遅くなることもあり、1秒を争うゲームをプレイしている場合は深刻な問題です。
メモリ不足になると、フレームレートが大幅に下がり滑らかな映像が表示されなくなります。フレームレート(fps)とは1秒間に表示できる画像の数で、フレームレート値が高いほど映像が滑らかに映し出されます。
フレームレートが下がりすぎた場合には、スタッタリングが起こることがあります。スタッタリングが起こると、映像がカクつきまともにゲームをプレイできなくなる可能性もあります。
メモリが不足した状況でゲーミングPCを使い続けると、フリーズしたり、電源が急に落ちたりするようになります。
最悪の場合は、データや画面がクラッシュすることもあるため、メモリ不足の症状が現れたら早めの対処がおすすめです。
ゲーミングPCがメモリ不足で動作に不具合を起こしている場合は、メモリを増設することで不具合を改善できます。
パソコン全体の処理速度が向上するため、システムのレスポンスが大幅に上昇しゲームのロード時間も速くなります。フレームレートも改善し、滑らかな映像を楽しめるようになります。
メモリを増設するだけで大幅にゲーミングPCのスペックが向上し、フリーズしたり、データがクラッシュしたりするリスクも回避できることもメリットです。
メモリの増設は、ある程度パソコンの知識が必要ですが、特別難しい作業ではないため、ストレスを感じたらメモリ増設を検討するのもいいでしょう。
増設のためのメモリを選ぶ際には、次の点に注意しましょう。
それぞれ、解説します。
メモリには「DDR2」や「DDR3」など、複数の規格があり、現在主流の規格は「DDR4」です。
メモリの規格が異なると、ゲーミングPCに搭載できません。そのため、事前にゲーミングPCに搭載しているマザーボードに対応する規格を確認する必要があります。
メモリ規格や容量は公式サイトのスペック表、もしくは使用しているパソコンで確認できます。「Windowsマーク」を右クリックし「システム」で表示される「詳細」から確認できます。
またメモリの形状は、主にデスクトップPCで使用される「DIMM」と、ノートPCや液晶一体型PCで使用される「SO-DIMM」の2種類があります。購入前には、メモリの規格と同様に形状の確認も確認しましょう。
メモリを増設する際にはメモリを挿すスロットに合わせて、2枚、4枚など複数搭載するのがおすすめです。
同じ規格、同じ容量のメモリを2枚搭載することを「デュアルチャンネル」と呼び、1枚配置するよりも高性能になります。
例えば、同じ16GBのメモリでも、16GBを1枚配置するよりも8GBを2枚配置した方が、性能が上です。マザーボードに空きスロットがある場合は、デュアルチャンネルを検討しましょう。
メモリークロックは動作周波数とも呼ばれ、数値が高いほどデータの転送量が増加します。しかし、速度の変化はわずかのため体感できるほどではありません。
そのため、メモリークロックよりも容量を重視してメモリを選ぶ方が、ゲーミングPCの性能アップに繋がります。
またメモリークロックは、大きいほどいいとは限りません。搭載しているCPUによってクロック周波数の上限が決まっており、それ以上のメモリを搭載するとオーバークロックとなりメーカー保証の対象外となります。
ヒートシンクは、ゲーミングPCのパーツによる発熱を抑えるためのパーツです。メモリは発熱量が少ないためヒートシンクは不要な場合も多いのですが、オーバークロックした場合は発熱量が増えます。
ゲーミングPCは温度が上がると動作不良を起こしやすくなるため、ヒートシンクが必要となります。最近では、ヒートシンクがあらかじめ装着されているメモリも増えています。
ヒートシンクが装着されているメモリは、スペックの高いメモリであると言えます。
PCゲームには、ゲームをプレイするために必要なスペックや推奨スペックであるシステム要件が公式サイトなどに記載されています。
例えば、「Apex Legends」の場合、必要なメモリ容量は8GBとされています。そのため、余裕を持ってプレイするためには16GBのメモリ容量が必要でしょう。
そのほか、主な人気ゲームに必要なメモリ容量は以下のとおりです。
ゲーム名 | 推奨メモリ容量 |
---|---|
黒い砂漠 | 16GB |
Call of Duty Modern Warfare | 12GB |
LOST ARK(ロストアーク) | 8GB |
ファイナルファンタジーXV(FF15) | 16GB |
UNDERTALE | 3GB |
Apex Legends | 8GB |
PUBG | 16GB |
FORTNITE | 8GB |
World of Warships | 4GB |
ELYON | 16GB |
Dead by Daylight | 8GB |
ゲーミングPCのメモリ交換や増設は、パソコン作業の中でも作業しやすい部類に入ります。
基本的にマザーボードに取り付けるだけで、挿し込み方さえ間違えなければ問題なく増設できます。まずは、メモリを増設する前に準備しましょう。
メモリ増設前には、次のことを確認しましょう。
まずは、ゲーミングPCにメモリの空きスロットがあることを確認しましょう。空きスロットがない場合は、メモリを取り外し交換することになるため、必要なメモリ容量が変わる可能性があります。
さらに使用しているパソコンの説明書などで、搭載できるパソコンの最大メモリ容量を確認しましょう。例えば、最大メモリ容量が8GBと記載されているゲーミングPCに、16GBのメモリを搭載してしまうとうまく動作しない可能性があります。
最後にプレイしたいゲームや用途によって、必要な容量を決定しましょう。
メモリ増設は、下記の手順に従い行ってください。
メモリはホコリや水分、静電気に弱いパーツです。作業する前には手を洗い、水分をしっかりとふき取り、金属部分に触れ静電気を除去してから作業しましょう。
メモリ増設は、比較的簡単な作業ですが、静電気に触れると故障の原因になるため、静電気には十分に注意しましょう。
メモリの増設作業は難しいものではありません。しかし、パソコンの知識が全くない場合は難しいと感じることもあり、失敗するとブルースクリーンになったり、パソコンがフリーズするリスクもあります。
メモリ増設する際には、次の点に注意しましょう。
順番に見ていきましょう。
まず、PCケースのふたを開けて、パーツ交換や増設をするとメーカーの保証対象外となります。
たとえメーカー保証の対象期間内であったとしても、メモリ増設や交換は改造行為に当たるため、メーカー保証の対象外となる可能性が高いです。
例えば、メモリをマザーボードに差し込む際にマザーボードを傷つけてしまうと、パソコンが全く動かなくなる可能性もあります。
パソコンの故障などのトラブルを回避したい方は、自分でメモリを増設するのはやめて、最初からメモリ容量の多いパソコンに買い替えましょう。
メモリの空きスロットがない場合や、メモリが基盤に半田付けされ固定されている場合もメモリを増設できません。
特ゲーミングノートPCでは、カスタマイズを前提としていないものも多く、メモリを増設できないこともあります。
事前に手持ちのゲーミングPCが、メモリ増設できることを確認しましょう。
たとえ、メモリを増設しても、ゲーム環境が向上しないこともあります。
例えば、ゲームプレイ中にメモリ容量を圧迫していない場合は、メモリ不足ではないためメモリを交換しても環境の向上は見込めません。メモリの空き容量を確認し、使用率が80%を超えるような場合は増設を検討しましょう。
8GBのメモリを16GBにすれば、2倍の処理速度になるかと言えばそうではなく、十分なメモリがある場合の処理速度はCPUやグラボのスペックに依存します。
メモリ容量を増設しても、CPUやグラボの性能が低い場合は、大きくなったメモリを活かし切れず、無駄になる可能性が高いです。
ゲーミングPCのグラボの必要性については、下記記事でも詳しく解説しています。
メモリを増設できない場合や、CPUやグラボのスペックが原因でゲームをヌルヌルとプレイできない場合は、ゲーミングPCの買い替えも検討しましょう。
最新のゲームは、メモリだけでなくCPUやグラボの推奨スペックもどんどん高くなっています。そのため、メモリを増設するだけでは、新しいゲームに対応できない場合もあります。
メモリ増設は難しい作業ではありませんが、故障のリスクや保証が切れる問題もあります。作業に自信がない場合は、新しいゲーミングPCの購入を検討しましょう。
パソコンを買い替えたら、ゲーミングPCの処分が必要です。ゲーミングPCは、家電量販店では処分してもらえなかったり、大きすぎて自治体のリサイクルボックスに入らないこともあります。また、データ消去も大変です。
パソコンを処分するなら、無料で処分できるパソコン処分.comを利用しましょう。
24時間365日、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで処分できます。事前連絡不要のため、面倒な手続きは一切必要ありません。
データ消去は専門の知識を持ったスタッフが無料で対応してくれるため、手間も費用もかかりません。
ゲーミングPCのメモリは、快適に使用するために重要です。ゲーミングPCを選ぶ際は、CPUやグラボの性能に目が行きがちですが、メモリにも着目しましょう。
一般的なユーザーであれば、メモリ容量は16GBで十分です。動画配信や編集を行う場合は、32GBもおすすめです。
メモリ不足になると、ゲームがインストールできなかったり、カクついたりと不具合が起こり、最悪の場合はデータがクラッシュすることもあります。
メモリ不足になった場合はメモリの増設もできますが、故障のリスクもあります。メーカー保証もなくなるため自信がない場合は、最初から必要なメモリを搭載したゲーミングPCに買い替えましょう。
パソコンを買い替えた際には、古いパソコンは無料で利用できるパソコン処分.comで処分がおすすめです。
ゲーミングPCに必要な容量はどれくらいだろう
ゲーミングPCを購入したいけど、ストレージ容量がわからない
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ゲーミングPCは、一般的なパソコンよりも必要なストレージ容量が多めです。ストレージ容量が不足すると、パソコンが重いなどの不具合が起こり安くなるため、余裕のあるストレージ容量を選びましょう。
この記事では、ゲーミングPCに必要な容量や、ストレージの確認方法や増設方法を解説します。ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
ゲーミングPCに必要な容量を決めるためには、まず、ゲームやOSなどでどれくらいの容量が必要かを考えるといいでしょう。
これらの4つの点から、ゲーミングPCに必要な容量を解説します。
ゲーミングPCの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングPCの選び方!ゲームタイトル別に初心者にもわかりやすく解説>>
ゲーミングPCにはパソコンを動かすためのWindowsなどのOSがインストールされています。OSの使用容量は、およそ30GB程度。Windows10(64bit)であれば、32GBの空き容量が必要です。
つまり、ストレージ容量は最初から30GBほど使用されており、ゲーミングPCのストレージが256GBの場合、実際に使用できる容量は224GBとなります。
ただしOSはアップデートの度に、追加で容量が必要になります。そのため、ギリギリの容量しか確保していない場合は、容量不足でOSのアップデートができない不具合が起こる可能性があります。
ゲームの容量は、インストールしたいゲームの内容や本数で大きく変わります。バージョンアップするゲームの場合は、最初に必要なゲームデータ以上の容量が必要になります。
また、プレイ動画を録画したい場合は、録画データを保存しておく容量も必要な場合もあります。
主な人気ゲームに必要なデータ容量をまとめると、次のとおりです。
ゲーム名 | 必要な容量 |
---|---|
黒い砂漠 | 35GB以上 |
Call of Duty Modern Warfare | 175GB |
LOST ARK(ロストアーク) | 50GB |
ファイナルファンタジーXIV(FF14) | 60GB以上 |
UNDERTALE | 220MB |
Apex Legends | 約60GB |
PUBG | 30GB |
FORTNITE | 29.8GB |
World of Warships | 512GB以上 |
ELYON | 50GB以上 |
Dead by Daylight | 25GB |
例えば、PUBGとFORTNITEをプレイしたい場合は、約60GBの容量が必要です。この2つのゲームだけをプレイし、他のファイルもあまり保存しないのであれば、256GBの容量でも足りるということになります。
しかし、PUBGとFORTNITE、さらにCall of Duty Modern Warfareもプレイしたい場合、235GBの容量が必要です。
256GBの容量の場合、OSの容量を除いた残りの容量が224GBのため、256GBでは足りないことになります。
ゲーミングPCはゲーム以外の用途でも使用できます。
そのため、ゲーム以外で使用する場合は、その必要容量も計算する必要があります。一般的なデータやアプリの容量は以下のとおりです。
アプリやデータの種類 | 必要な容量 |
---|---|
Office 2019 | 4GB |
Photoshop | 8GB |
Illustrator | 2GB~ |
Adobe Premiere | 5GB |
Premire Pro | 8GB |
写真(約500枚)※スマホ撮影の写真(5MB/枚) | 5GB |
動画ファイル※4K動画/1時間 | 24GB |
動画ファイル※フルHD動画/1時間 | 6GB |
以上のようにゲームに比べると、必要な容量はそれほど大きな容量ではありません。動画ファイルを保存する予定がない場合は、アプリなどの容量の合計は20GB程度と考えるといいでしょう。
ただし、4K動画を保存する場合は必要な容量が多くなります。4Kなど高画質の動画ファイルをたくさん保存したい場合は2TBなど大容量のストレージがあると安心です。
大容量のデータを保存したい場合は、動画ファイルや写真をHDDへの保存もおすすめです。
プレイしたいゲームやパソコンの用途など、ゲーミングPCに必要な容量から、自分にとって必要な容量を割りだし、自分にぴったりの容量を見つけましょう。
主なゲーミングPCの容量は、次の5つです。
中でも、一般的なユーザーにおすすめのストレージ容量は、1TBです。
それぞれ詳しく解説します。
ゲーミングPCのストレージ容量は、最低でも512GBが必要です。どんなに安いゲーミングPCでも、最低限512GBの容量が搭載されています。
ゲーミングPCに必要な容量からもわかるとおり、512GBではギリギリの容量です。512GBでは容量の大きいゲームをせいぜい1~2本遊べる程度で、他にプレイしたいゲームができた場合に容量が足りなくなる可能性があります。
また、ゲーム以外のソフトのダウンロードやファイルを大量に保存することも難しいでしょう。
ただし費用が安くなるため、ファイルなどはクラウドや外付けストレージに保存する方、容量の大きいゲームをプレイする予定はない方などには、選択肢の1つになるでしょう。
1TBのストレージ容量は、512GBの約2倍の容量です。ゲーミングPCの中ではミドルクラス以上のものに搭載されています。
多くのゲームの推奨容量よりも多く、価格も手頃なことから多くのゲーマー達が選ぶ人気の容量です。
1TBの容量があれば、ゲームを4~10本程度のゲームをダウンロードしてもまだ他のファイルに容量を回せる余裕があります。
2TBの容量があれば、ゲームのプレイ動画を保存しておくのにも十分な容量です。ハイスペックのゲーミングPCになると、2TBの容量を搭載していることが多くなります。
2TBの容量があれば最新のゲームをプレイし、さらに追加でゲームを購入することもできるため、ハードなゲーマーが好んで利用します。
複数のゲームを同時にインストールしたい方や、たくさんのゲームをダウンロードしたい方におすすめです。
最新ゲームを複数プレイしたり、より多くのバージョンのゲームをプレイしたい場合は、3TBの容量もおすすめです。
3TBの容量があれば、たくさんのゲームをプレイし、さらにゲームのプレイ動画を複数保存することもできます。3TBあれば、短期間でストレージが容量不足になることもないでしょう。
コンテンツ制作やストリーミング配信をしたい方も3TB以上のストレージがおすすめです。
3TBの容量はハイエンドの部類に入り、一般的なユーザーにとってはオーバースペックになる可能性もあります。
多数のゲームを自由にダウンロードでき、複数のゲームを同時にインストールもできます。ゲームを複数インストールした場合でも、まだまだ空き容量には余裕がありファイルなども十分に保存できます。
4TBの容量はハイエンドのサーバーやネットワークに使用されることが多いです。価格も高額になるため、一般ユーザーが使用することはあまりありません。
ゲーミングPCのストレージの空き容量を確認する方法は、OSの種類によって異なります。ゲーミングPCはほとんどがWindowsのため、ここではWindowsでの確認方法を紹介します。
Windows10、11の場合、ストレージの空き容量の確認方法は以下の2種類があります。
Windows11で、スタートメニューに「設定」がない場合は、「スタート」から右上の「すべてのアプリ」、「設定」の順にクリックしてください。
【エクスプローラーから確認する方法】
【設定から確認する方法】
参考:富士通 [Windows 10] ハードディスクの空き容量を調べる方法を教えてください。
Windowsがインストールされているドライブは、「ローカル ディスク (C:)」です。ストレージの空き容量を確認する場合は、「ローカルディスク(C:)」を確認してください。
ドライブが複数ある場合は、確認したいドライブをクリックすると、空き容量を確認できます。
ゲーミングPCのストレージには、次の種類があります。
それぞれの特徴をまとめると、以下のとおりです。
HDD | SSD | M.2 SSD |
---|---|---|
・大容量で安い ・衝撃に弱い ・動作音がうるさい ・処理速度が遅い ・消費電力が大きい | ・価格が高い ・衝撃に強い ・動作音が静か ・処理速度が高速 ・消費電力が少ない | ・価格が高い ・他のSSDよりも小型 ・マザーボードに直接挿し込める ・処理速度が他のSSDよりも高速 ・発熱量が多い |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
HDDはプラッタと呼ばれるディスクに、磁気ヘッドでデータを書き込み記録します。
最近のゲーミングPCにはHDDが搭載されていないものも増えていますが、データを大量に保存するためには、まだまだHDDを選ぶメリットもあります。
最近では価格もさらに低下しており、6TBのHDDが1万円程度で購入できるようになりました。
ただし、HDDは衝撃や振動に弱いため、取り扱いに注意しましょう。
SSDはHDDと比較すると、小型で処理速度が速く、省電力というメリットがあります。価格は1TBで1万円程度とHDDと比べると高額です。
動作音が静かで衝撃にも強く、発熱も少ないため、ゲーミングPCにはおすすめのストレージです。
M.2はSSDの規格の1つです。
M.2は基板状で、ガム1枚ほどの大きさです。SSDの中では最もサイズが小さく、マザーボードに直接挿し込めるため、ケーブル配線が少ないことがメリットです。
ただし高額で発熱しやすい点がデメリット。M.2 SSDを使用する場合はヒートシンクで熱対策を行う必要があります。
価格は1TBで1~2万円程度と、スペックによって違いがあります。
HDD、SSDに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
どっちを選ぶ?HDDとSSDの違い!寿命や速度を徹底比較>>
以上の特徴から、自分に合ったストレージを選びましょう。最もおすすめは1TBのSSDです。
ゲーミングPCは、一般的なパソコンよりもストレージ容量がたくさん必要です。そのため価格も重視する場合は、SSD一択ではなく容量によってはHDDを選ぶメリットもあります。
しかし、HDDだけでは処理速度が遅く、イライラする場合もあるでしょう。そこで、おすすめなのがHDD、SSD両方を搭載するデュアルストレージです。
頻繁に使用するデータをSSDに、使用頻度の低いデータをHDDに保存するなど保存場所を分ければ、それぞれのメリットを得て快適にゲーミングPCが使用できるようになります。
ゲーミングPCが容量不足になった場合は、次のような症状が起こります。
ストレージがいっぱいになることで、上記のようにパソコンがうまく動作しなくなります。少しでもゲーミングPCの動作がおかしいと感じたら、ストレージ容量をチェックし、容量が多い場合は、ストレージ内を整理しましょう。
ストレージを整理するには、以下の方法があります。
それぞれの手順を詳しく紹介します。
ストレージセンサーはWindows10に備わっている機能で、一時ファイルやゴミ箱の中身などの不要なファイルを削除して、ストレージの空き容量を増やせる機能です。
ストレージセンサーの使用方法は、以下のとおりです。
4.の項目をクリックした後、ストレージセンサーをオンにすれば、ストレージセンサーを自動で実行することもできます。
実行するタイミングや頻度、項目などを好みによってカスタマイズもできます。
参考:富士通 [Windows 10] ストレージセンサーについて教えてください。
不要なアプリがパソコンにたまっていると、ゲーミングPCのストレージ容量を圧迫します。長期間使用していないアプリは、アンインストールしましょう。
「スタート」から「設定」、「アプリ」をクリックすると、ゲーミングPCにインストールしているアプリが一覧で表示されます。使用していないアプリを選択すると、アンインストールボタンが表示され、クリックするとアンインストールが開始します。
使用していないアプリや、使用する予定のないアプリはアンインストールしましょう。
Windows10には、パソコンの調子が悪くなった時のために、調子が良かった時のパソコンの状態に戻す「システムの復元」機能があります。
復元するために自動でデータが保存されているため、復元ポイントを削除することでストレージの空き容量を増やせます。
復元ポイントを削除する手順は、以下のとおりです。
ストレージで保存されるデータは、使用していくうちに分断されてしまいます。デフラグとは、分断され散らばっているデータの断片化を解消しファイルを整理することをデフラグと言います。デフラグを実行することで、ストレージ内が整理され、空き容量を増やせます。
Windows10のデフラグの手順は、以下のとおりです。
デフラグを行う前には、起動しているプログラムはすべて終了し、パソコンに負荷をかけないためにデフラグ実行中は他の作業をしないでください。
注意点は、デフラグを実行しすぎるとストレージに負荷がかかり寿命を縮めてしまうことです。デフラグは、2ヶ月に1回程度の実施がおすすめです。
空き容量を増やす方法を試しても、ストレージ容量が足りない場合は、ストレージを増設する方法もあります。
それぞれの方法を解説します。
ゲーミングPC購入前に、ストレージ不足が予想される場合は、ストレージを増やすカスタマイズができるゲーミングPCもあります。
ドスパラやマウスコンピューターなど、パソコンのBTOショップでは、購入時にストレージを好みに合わせて選べます。最初から必要な容量を搭載しておけば、容量不足に悩まされることもありません。
ゲーミングPCのPCケースに空きスペースがあれば、ゲーミングPCのストレージを増設できます。
ストレージの増設手順は、以下のとおりです。
内蔵ストレージを増設する場合は、PCケースを開け、ストレージ収納部分をとり外すなど作業があるため、ある程度のパソコンの知識が必要です。
まずは、PCケースを開け増設するスペースや接続インターフェイスを確認します。SSDのストレージを使用している場合は、容量が大きいHDDのストレージを増設するのもいいでしょう。
外付けストレージとは、USBなどでゲーミングPC本体と接続し、データを保存できるデバイスです。
購入してパソコンに接続すればすぐに利用できるため、最も手軽に利用できます。外付けストレージの中には、小型で持ち運びできるものもあるため、データを簡単に持ち運びもできます。
電源ケーブルが必要な据置タイプは、置き場所が必要なため、あらかじめパソコン周辺にスペース確保しておきましょう。
オンラインストレージとは、インターネット上にあるデータを保存する場所です。IDやパスワードがあり、インターネット環境があればどんな端末からでもデータにアクセスできることもメリットです。
物理的な故障もないため、自分のゲーミングPCが故障しても、データを失う危険はほとんどありません。
オンラインストレージは、1ヶ月1,000円程度の費用がかかりますが、オンラインストレージを利用することによりパソコンのストレージを圧迫しないため、うまく活用しましょう。
ゲーミングPCが容量不足になると、好きなゲームがインストールできなかったり、ゲーミングPCが重くなったりと不具合が起こります。
紹介したとおり、ストレージはいろいろな方法で増設したり、空き容量を増やしたりできます。しかし、増設がうまくいかない、パソコンが固まって動かないなどの場合は、ゲーミングPCの買い替えもおすすめです。
ゲーミングPC購入前であれば、ストレージ容量を自由にカスタマイズもできます。
パソコンを買い替えたら、ゲーミングPCの処分が必要です。ゲーミングPCの場合、家電量販店などでは処分しにくいこともあります。また、パソコン内のデータを完全に消去するのも手間がかかります。
パソコンを処分するなら、無料で処分できるパソコン処分.comがおすすめです。
24時間365日、事前連絡不要で、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで処分できます。データ消去は専門の知識を持ったスタッフが対応してくれるため、事前に面倒な作業は一切ありません。
ゲーミングPCのおすすめの容量は、1TBです。ストレージが1TBの容量があれば、ゲームを4~10本程度インストールでき、さらに別のデータファイルを保存する余裕もあります。
ストレージに余裕がなければ、好きなゲームをインストールできなかったり、急にパソコンが遅くなったりします。
ゲーミングPCの空き容量が足りない場合は、ストレージの増設もおすすめです。内蔵タイプはパソコンを空けて作業が必要ですが、外付けタイプはパソコンに接続するだけで使用できます。
ゲーミングPCの容量が足りない場合は、パソコンの買い替えもおすすめです。パソコンを買い替えた際には、古いパソコンはパソコン処分.comで処分しましょう。