数あるタブレット端末の中でも、特に高い人気を誇るのがAppleのiPadシリーズ。
プライベートからビジネスシーンまで、幅広いシーンで活躍してくれます。
しかし、ひとくちにiPadといってもさまざまなモデルが販売されているため、どのように選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPadの選び方について具体的に解説しています。
自分に合ったiPadを購入したい方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
iPadの大きな魅力は、カメラや音響などのスペックが高く、さまざまな機能が搭載されている点にあります。
パソコンよりも手軽に持ち運びやすく、外出先でも大きな画面で作業が可能です。
さらにAndroidタブレットと比べて操作が直感的で、子どもから高齢者まで幅広い世代に支持されています。
また、他のApple製品との接続性に優れており、端末間でデータの共有や転送ができるため、iPhoneを日常的に使用している方にもおすすめです。
現在販売されているiPadのモデルは、「iPad」「iPad mini」「iPad Air」「iPad Pro」の4種類です。
同じモデルでも、発売された時期によってスペックに若干の差が生まれる場合があります。
モデルごとの価格帯や具体的なスペックは以下の通りです。
iPad(第9世代) | iPad(第10世代) | |
価格帯 | 49,800円〜 | 68,800円〜 |
ストレージ | 64GB〜256GB | 64GB〜256GB |
チップ | A13 | A14 |
ディスプレイサイズ | 10.2インチ | 10.9インチ |
重量 | 487g〜 | 477g〜 |
5G対応 | ー | ◎ |
カメラ | 8MP(広角) | 12MP(広角) |
ピクセル | 2,160 x 1,620 | 2,360 x 1,640 |
LiDARスキャナ | ー | ー |
スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー |
端子 | Lightning | USB-C |
セキュリティ認証 | Touch ID(ホームボタン式) | Touch ID(トップボタン式) |
Apple Pencil | 第1世代 | 第1世代 |
iPad mini | iPad Air | |
価格帯 | 78,800円〜 | 92,800円〜 |
ストレージ | 64GB〜256GB | 64GB〜256GB |
チップ | A15 | M1 |
ディスプレイサイズ | 8.3インチ | 10.9インチ |
重量 | 293g〜 | 461g〜 |
5G対応 | ◎ | ◎ |
カメラ | 12MP(広角) | 12MP(広角) |
ピクセル | 2,266 x 1,488 | 2,360 x 1,640 |
LiDARスキャナ | ー | ー |
スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー |
端子 | USB-C | USB-C |
セキュリティ認証 | Touch ID(トップボタン式) | Touch ID(トップボタン式) |
Apple Pencil | 第2世代 | 第2世代 |
iPad Pro(第4世代) | iPad Pro(第6世代) | |
価格帯 | 124,800円〜 | 172,800円〜 |
ストレージ | 128GB〜2TB | 128GB〜2TB |
チップ | M2 | M2 |
ディスプレイサイズ | 11インチ | 12.9インチ |
重量 | 466g〜 | 682〜 |
5G対応 | ◎ | ◎ |
カメラ | 12MP/10MP(超広角) | 12MP/10MP(超広角) |
ピクセル | 2,388 x 1,668 | 2,732 x 2,048 |
LiDARスキャナ | ◎ | ◎ |
スピーカー | 4スピーカー | 4スピーカー |
端子 | USB-C(※Thunderbolt対応) | USB-C(※Thunderbolt対応) |
セキュリティ認証 | Face ID | Face ID |
Apple Pencil | 第2世代 | 第2世代 |
ここでは、iPadのモデル別の特徴について詳しく解説しています。
おすすめのユーザーもご紹介していますので、モデル選びに迷っている方はぜひチェックしてみてください。
2021年9月に発売された無印版iPadの第9世代は、iPhone11シリーズにも採用されているA13チップを搭載したモデルです。
また、ホームボタンが使われている最後のiPadでもあります。
第9世代は現行のiPadのなかで最も価格が安く、コストパフォーマンスが非常に高い点が魅力的です。
ただし、Lightning端子であったり、Apple Pencilが第1世代しか対応していなかったりすることから、他の周辺機器と組み合わせた作業には不向きといえるでしょう。
【iPad(第9世代)がおすすめな人】
2022年10月に発売された無印版iPadの第10世代は、A14 Bionicが搭載されたことで第9世代よりもさらに性能がアップしたモデルです。
処理速度が上がったため、容量の大きいゲームアプリも快適に使用できます。
また、第10世代からピンク・ブルー・イエローといったカラーバリエーションが登場しており、好みの色を選べるのも嬉しいポイントです。
【iPad(第10世代)がおすすめな人】
iPad miniは持ち運びやすさに特化したモデルで、現行のiPadシリーズの中でもっとも軽量かつコンパクトな点が特徴的です。
A15 Bionicが搭載されており、ネットサーフィンや動画視聴程度であればストレスなく快適に利用できます。
また、2021年に登場した第6世代からは第2世代のiPadPencilにも対応しているため、仕事でメモを取る際や簡単なイラストを描く際にもおすすめです。
また、上位機種と比べてお手頃に購入できるといった魅力もあります。
【iPad miniがおすすめな人】
iPad Airは、性能の高さとコスパの良さを両立させた人気の高いモデルです。
2022年に発売された第5世代にはM1チップが搭載されており、複数のアプリを立ち上げながらの動作や写真・動画の編集も快適に行えます。
スマートキーボードにも対応しているため、外出先でパソコンとして使用する際にも便利です。
また、スターライト・スペースグレイ・ピンク・パープル・ブルーの全5色と豊富なカラーを取り揃えています。
【iPad Airがおすすめな人】
iPad Proは、ひとことでいえばiPad Airの上位互換にあたるモデルです。
高い処理性能を持つM2チップが搭載されているうえにストレージ容量が大きいため、プロのクリエイターの仕事道具としても快適に使用できます。
また、iPad Proではスピーカーが4つに増えている点も特徴です。
音声に厚みが生まれるため、高音質で音楽や映画を楽しみたい人にも適しています。
【iPad Proがおすすめな人】
iPadを適当に購入してしまうと、あとから「スペックが足りなかった」「高性能すぎて持て余してしまった」といったトラブルが起きるリスクがあります。
ここではiPadを選ぶ際のチェックポイントを5つご紹介しますので、購入前に必ず確認しておきましょう。
デバイスサイズは、iPadをどのように使用するかによって選ぶのがおすすめです。
たとえば、読書・動画視聴・音楽鑑賞などインプットメインでiPadを活用する場合、自分が見やすければコンパクトなサイズでも十分楽しめます。
一方、写真・動画の編集やイラスト制作といったアウトプットをメインで行う場合、ディスプレイが大きい方が効率よく作業しやすいでしょう。
iPadを快適に使用するためには、用途に合ったストレージ容量を選ぶことが大切です。
たとえば動画視聴や読書が中心で、iPadにあまりデータを保存しない場合は64GBでも問題なく使用できるでしょう。
一方、写真・動画を大量に保存する方やiPadでゲームを楽しみたい方は、メモリが128GB以上あるとストレスを感じる機会が減ります。
また、iPadでクリエイター業務を行ったり、パソコン代わりとして積極的に活用したりする場合は512GB以上のメモリがおすすめです。
現在、Apple Pencilは「第1世代」と「第2世代」の2種類に分かれており、それぞれ対応しているモデルが異なります。
タブレットペンとしては上位機種である第2世代の方が性能が高く、筆圧感知やマグネット充電にも対応しているなど使い勝手が良い点が特徴です。
iPadでイラストを描く場合や手帳代わりに活用する場合は、第2世代のApple Penciに対応しているモデルを選ぶとよいでしょう。
iPadをパソコンのように使用したい場合は、純正キーボードが用意されているSmart Connector搭載モデルを選ぶとよいでしょう。
Appleの純正キーボードはキーボード本体の充電やBluetoothのペアリングが必要ないうえに、マグネットで着脱ができるため、必要なときに素早く使いやすい点が魅力です。
ちなみに、現在はiPad mini以外のモデルが純正キーボードに対応しています。
iPadを購入する際は、Wi-Fi環境化のみで使用できる「Wi-Fi接続モデル」と携帯回線を利用できる「Cellularモデル」のどちらかを選ぶことになります。
場所にとらわれずにiPadを使いたい場合は、必ずCellularモデルのiPadを購入しましょう。
一方、家の中や職場などWi-Fi環境が整っている場所のみでiPadを使用する方は、Wi-Fiモデルを選んでも問題ありません。
この記事では、iPadのモデル別のスペックや詳しい選び方について解説しました。
ついハイスペックな機種や最新モデルに目が行きやすいですが、iPadの用途と釣り合っていないと、せっかくのスペックも持て余してしまうことになります。
iPadをどのように使いたいかを考えたうえで、目的に合ったモデルを選ぶことが大切です。
また、iPadの寿命は一般的に3〜5年程度といわれています。
iPadを買い替える際はパソコン処分.comなどを活用し、不要な端末を適切な方法で処分しましょう。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
中古スマホには、新品よりも安く端末を購入できるといった魅力があります。
しかし、見知らぬ人が使用していたスマホが本当に安全なのか、不安に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古スマホの危険性や安全に購入するための注意点について解説しています。
中古スマホの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ほとんどの中古スマホには危険性がなく、問題なく使用することができます。
特に、大手ショップの中古スマホは店頭に並ぶ前に検品・初期化が行われているため、故障やウイルスなどのリスクが低いといえるでしょう。
ただし、フリマやオークションなどを利用した場合、中古スマホならではのトラブルに遭遇してしまうケースがあります。
具体的な危険性については、以下の項目で解説しています。
ここでは、一般的に「中古スマホが危険」といわれる理由を3つご紹介します。
フリマやオークションでは該当する端末が販売されていることもあるため、十分注意してください。
赤ロムとは、盗難による不正取得や携帯代金の未払いなどによってネットワーク制限がかけられているスマホを指します。
このようなスマホはモバイル通信が行えず、正常に利用することができません。
また、キャリアが端末自体に制限をかけているため、SIMカードを入れ替えても復活しない点に注意が必要です。
フリマやオークションなどでは保証・返金に対応していないケースも多く、せっかく購入した中古スマホが無駄になってしまう可能性があります。
中古スマホによっては、前の所有者が悪意を持って遠隔操作アプリをインストールしているリスクがあります。
スマホの遠隔操作によって、盗難・盗撮が行えるだけでなく、通話履歴やインターネットの利用履歴などを抜き取ることが可能です。
個人情報を守るためにも、中古スマホを購入した際は必ずOSの再インストールを行ってください。
販売されている中古スマホの中には、盗品など不正に入手された端末が含まれているケースがあります。
盗品と知らないまま使用していると、のちにトラブルに巻き込まれるリスクがあるため注意してください。
できるだけ、中古スマホの入手ルートが明らかになっている販売元を選ぶようにしましょう。
中古スマホには上記のようなリスクがあるものの、その一方でさまざまなメリットが存在しています。
ここでは、中古スマホを購入するメリットを3つご紹介します。
中古スマホの最大のメリットは、新品よりも安価に購入できる点です。
スマホは年々価格が上昇しており、高スペックな端末や最新機種は10万円を超えるケースも少なくありません。
しかし、新品ではなかなか手が届かないようなスマホも、中古品ならお得に手に入れることが可能です。
また、中古スマホは「スマホをあまり使わないからお金をかけたくない」という人にも適しています。
中古スマホを購入する場合、新品よりも選択肢が豊富になる点もメリットのひとつです。
中古スマホはさまざまなメーカー・年代のスマホが販売されていることが多く、自分に合ったものを選びやすくなります。
販売終了したモデルや市場に出回っていないレアなモデルが手に入るチャンスもあるため、欲しい機種がある方はぜひ中古品をチェックしてください。
安く購入できる中古品は、2台目のスマホを持ちたい場合にも便利です。
たとえばビジネス用とプライベート用を分けたい場合や、動画用・ゲーム用など用途に合わせて個別の端末を使いたい時に適しています。
また、最低限の機能が搭載された低価格の中古スマホは、子どもの連絡用やお年寄りの初めてのスマホとしても役立つでしょう。
中古スマホを検討する際は、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解したうえで購入に踏み切ることが大切です。
ここでは、中古スマホのデメリットを3つご紹介します。
中古品の場合、バッテリーの消耗や落下・水没などによってスマホの状態が悪いことがあります。
明らかな故障や画面割れ、ウイルスの有無などはショップで判断してもらえますが、「前の所有者がどのようにスマホを扱っていたか」までは把握できないケースがほとんどです。
そのため前の所有者の使い方によっては、見た目以上に劣化が進んでいる場合も少なくありません。
中古スマホは新品と異なり、メーカーやキャリアの保証が使えないケースがほとんどです。
この場合、万が一故障した際の修理代金をすべて自分で払わなければならず、負担が大きくなってしまいます。
ただし、中古ショップによってはお店独自の保証サービスを行っていることもあるため、事前に確認してみましょう。
年式が古いスマホを購入する場合、最新のアプリをインストールできないことがある点に注意してください。
また、アプリによっては動作が重くなったり頻繁にフリーズしたりするケースも少なくありません。
最新のゲームアプリで遊びたい方は、中古スマホの値段だけでなくスペックにも注目して選びましょう。
ここでは、中古スマホを購入する際の注意点をご紹介します。
トラブルを避けるためにも以下の項目を必ずチェックするようにしてください。
中古スマホは、大きく「白ロム」「黒ロム」「赤ロム」の3つに分類されます。
黒ロムとはキャリア会社のSIMカードが挿入されているスマホで、白ロムはSIMカードが挿入されていないスマホのことです。
中古スマホを購入する際は、前の所有者の情報が消去されている白ロムの端末を選びましょう。
また、先の項目でも解説したとおり、赤ロムのスマホは絶対に避けるようにしてください。
なお、使用中のスマホが赤ロムに該当するかどうかは、製造番号(IMEI)を各キャリアのサイトに入力することで確認できます。
中古iPhoneを購入する際は、赤ロムのチェックと合わせてアクティベーションロックの有無についても確認しておきましょう。
アクティベーションロックとは、スマホを落とした時などに第三者が勝手に使えないようにするためのセキュリティ機能です。
ロックを解除するには前の所有者が設定したIDとパスワードが必要になるため、せっかくスマホを購入しても使うことができなくなってしまいます。
中古スマホを買う前に、購入予定の端末がSIMフリーなのかSIMロックがかかっているのかを確認しておきましょう。
SIMフリーとはSIMロックが解除されているスマホのことで、SIMカードを差し替えるだけでそのまま利用できるケースがほとんどです。
一方、SIMロックがかかっている場合、同じキャリアのSIMカードでなければ使えませんので注意してください。
スマホの機種によって対応しているSIMカードが異なるため、購入時に規格を確認しておきましょう。
SIMカードの規格は「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」の3種類です。
サイズが合っていなければ当然スマホを利用できないため、間違えないように注意してください。
格安SIMのSIMカードを使用する際は、動作検証済みのスマホを選ぶのがおすすめです。
SIMカードと端末の組み合わせによっては、スマホが正常に動作しない場合があります。
一方、動作検証済み端末であればSIMカードが対応していることを確認できているため、安心して中古スマホを利用できます。
中古スマホを快適に使用するためには、スマホの通信規格とキャリアの周波数帯の種類を購入前に確認しましょう。
各キャリアごとに電波の周波数帯が異なるため、スマホとの相性が悪いと一部エリアで通信が使えなかったり、電波が届きにくかったりする場合があります。
キャリアのホームページやスマホのスペック表に記載されているので、事前にチェックしておくと安心です。
中古スマホを購入する際は、過去に水没した形跡がないか必ず確認しておきましょう。
水に濡れたスマホは動作に不具合が生じやすいため、できるだけ購入を避けるようにしてください。
どのスマホにも、水没の有無をチェックできる箇所が作られています。
その場所はスマホの機種によって若干異なるため、店員に直接尋ねるのもおすすめです。
上記の項目でもご紹介したとおり、ほとんどの中古スマホはキャリアやメーカーの保証が適用されないことがほとんどです。
そのため、中古スマホを購入する際は保証サービスを行っているショップを選ぶことをおすすめします。
万が一保証がないまま赤ロムのスマホを購入してしまうと、返金も交換も受け付けてもらえない可能性があるため注意してください。
中古スマホを買う前に、ショップでどのような保証を受けられるのかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
この記事では、中古スマホの危険性について解説しました。
大手の実店舗やオンラインショップなどで購入する際はほとんどリスクはありませんが、フリマやオークションのように個人間で取引する場合は要注意です。
なお、中古のスマホは新品と比べて寿命が短いため、万が一故障した場合はパソコン処分.comなどを利用して適切に処分を行いましょう。
今回の記事を参考に、お目当ての中古スマホを安全に手に入れてくださいね。
最近では、さまざまな店舗で中古スマホが販売されています。
しかし、選択肢が多い分、どこで購入すればよいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古スマホの購入方法やそれぞれのメリット・デメリットを解説しています。
中古スマホを検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、中古スマホのメリットとデメリットをご紹介します。
わかりやすいメリットに飛びつくだけでなく、中古品のリスクもしっかり理解したうえで購入を検討しましょう。
中古スマホを購入する1番のメリットは、新品と比べて安く購入できる点です。
多少の汚れや傷が気にならなければ、新品ではなかなか手が出せないような高性能の端末を買える可能性があります。
また、低価格な分2台持ちしやすいため、仕事とプライベートでスマホを使い分けたい場合やカーナビなどの専用端末として活用したい場合にもおすすめです。
中古スマホの場合、本体やバッテリーの劣化はどうしても避けることができません。
そのため、新品と比べてスマホの寿命は必然的に短くなってしまいます。
また、なかには「赤ロム端末」と呼ばれるネットワーク制限がかかったスマホやSIMロックがかかったスマホが販売されていることがあるため、購入時には注意が必要です。
上記のことから、スマホやコンピューターに関する知識が少ない方にとって、中古品は難易度が高いといえるでしょう。
中古スマホを購入できる場所は、大きく分けて「実店舗」「オンラインショップ」「フリマ・オークションサイト」の3種類です。
それぞれ購入までの流れや特色が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
購入方法ごとのメリット・デメリットについては、以下の項目で解説します。
ここでは、中古スマホを実店舗で購入するメリットを2つご紹介します。
中古スマホを実店舗で購入する大きなメリットは、本体の状態を実際に見てから買える点です。
どのような傷がついているのか、どの程度汚れているのかを自分の目で確認できるため、安心して購入できます。
また、複数の中古スマホを直接手に取りながら比較しやすいのも嬉しいポイントです。
店員に相談しながら中古スマホを買えるのも、実店舗ならではのメリットです。
特に初めて中古スマホに挑戦する場合、どのように選べばよいのか迷ってしまう方は少なくありません。
実店舗では店員から的確なアドバイスを受けられるため、安心して購入しやすくなるでしょう。
次に、実店舗で中古スマホを購入するデメリットを2つご紹介します。
実店舗では営業時間が決まっているため、中古スマホを購入できる時間が限られているといったデメリットがあります。
仕事の都合などで実店舗に足を運べる機会が少ない方は、別の手段を選んだ方がスムーズに中古スマホを買えるでしょう。
また、実店舗では購入手続きに待ち時間が発生するケースも多く、時間に余裕を持っておく必要があります。
同じ機種でも、実店舗とオンラインショップで価格が異なる場合があるため注意が必要です。
特に、実店舗の方が高額に設定されているケースが多く見られます。
価格を重視して中古スマホを購入したいなら、別の方法を選んだ方がよいでしょう。
また、あらかじめ欲しい機種が決まっている場合は、オンラインショップなどで金額を確認しておくと損するリスクを軽減できます。
ここでは、中古スマホをオンラインショップで購入するメリットを2つご紹介します。
オンラインショップでは、自分の好きなタイミングで中古スマホを買える点が魅力的です。
忙しくてなかなか実店舗に足を運べない場合でも、仕事の休憩時間や夜寝る前などスキマ時間ですぐ行動に移せます。
また、コロナ禍で実店舗に行くのが不安な方でも、オンラインショップなら家にいながら安心して購入することが可能です。
オンラインショップの場合、実店舗と比べて中古スマホのラインナップが豊富に揃っているといったメリットがあります。
在庫が充実しているケースも多く、なかなか市場に出回っていない機種も手に入りやすい点も魅力的です。
購入したい機種が決まっていない場合でも、選択肢が豊富なため自分に合った中古スマホを選びやすくなるでしょう。
次に、中古スマホをオンラインショップで購入するデメリットを2つご紹介します。
オンラインショップの最大の欠点は、中古スマホの購入前に実物を見ることができない点です。
実店舗のように手にとってスマホの汚れや傷などを確認する機会がないため、受け取ってから後悔するケースも少なくありません。
トラブルを避けるためには、ショップの口コミをしっかりチェックし、信頼できるお店を選ぶことが大切です。
オンラインショップで中古スマホを購入しても、実店舗のようにすぐ持ち帰って使用することはできません。
少なくとも1日以上は配送時間がかかるため、手元に届くまでしばらく待つ必要があります。
そのため、「今すぐスマホを使いたい」という場合は実店舗での購入を選んだ方がよいでしょう。
フリマ・オークションサイトを利用する大きなメリットは、実店舗やオンラインショップよりも中古スマホを安く購入しやすい点です。
出品者に直接価格交渉できるため、ハイスペック機種をお得に手に入れられるケースも少なくありません。
また、市場に出回っていないレアな機種が販売されているケースも多く、掘り出し物を見つけたい方にもおすすめです。
フリマ・オークションサイトは個人間で取引を行うため、トラブルには十分注意する必要があります。
また、中古スマホの状態を直接確認できない点もデメリットのひとつです。
サイトによっては出品者に対する評価が公開されている場合もありますので、信頼できる相手か慎重に見極めて取引を進めましょう。
中古スマホは新品と比べて寿命が短いため、買い替える頻度が高くなりやすいといった特徴があります。
不要になったスマホは、法律に従って適切な方法で処分を行いましょう。
ここでは、具体的な処分方法を3つご紹介します。
不要になったスマホは、SoftBank・docomo・auなどのキャリアショップで回収してもらうことが可能です。
各キャリアショップはスマホのリサイクルを促進しているため、ブランド・メーカー・キャリアを問わず無料で引き取ってもらえます。
自宅の近くにショップがある場合は、直接持ち込んで利用するとよいでしょう。
不要になったスマホは、自治体で設定されている回収ボックスを利用して処分するのもひとつの方法です。
自治体によって設置場所やルールが異なるため、市役所の担当窓口やホームページなどで事前に確認しておくとよいでしょう。
ただし、スマホの初期化は行っておらず、処分する前に自分でデータを削除する必要があります。
キャリアショップや自治体の回収ボックスにスマホを持ち込む時間が取れない方は、専門の処分業者に依頼するのもおすすめです。
パソコン処分.comでは、スマホの機種やキャリアを問わず無料で回収処分を行っています。
処分したい端末を段ボールに入れて郵送するだけで手続きが完了するため、直接スマホを持ち込む必要もありません。
端末の初期化も行っているため、個人情報を守りたい方やスマホの操作に自信がない方でも安心して利用できます。
この記事では、中古スマホの購入方法について解説しました。
中古スマホは実店舗やオンラインショップなどで手に入りますが、新品と比べてトラブルが起きやすい点に注意する必要があります。
後悔しないためには、信頼できるショップを見つけ、自分に合った方法で購入することが大切です。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
現在、国内外のさまざまなメーカーからスマホが販売されています。
しかし、種類が多すぎて、それぞれの違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、国内外の代表的なスマホメーカーについてご紹介しています。
スマホを購入する際はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
日本国内だけでも、多くのスマホメーカーが存在しています。
また、国内メーカーの中には、製造を海外の会社に委託する「ODM生産」という生産方法を取り入れている企業も少なくありません。
ここでは、日本の代表的なスマホメーカーについて解説します。
SONYは、スマホ以外にもデジカメやウォークマンといったさまざまな電子機器を手掛ける大手総合電機メーカーです。
スマホについては、100%出資の完全子会社である「ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社」が製造しています。
ソニーのスマホの中でも、「Xperia」シリーズは特に知名度の高い機種のひとつです。
洗練されたデザインと高性能のカメラやオーディオが魅力的で、ファンからは根強い人気を誇っています。
SHARPは、創業100年を超える老舗の大手電機メーカーです。
2016年にはiPhoneの生産も請け負う台湾の鴻海精密工業に買収され、日本の大手電機メーカーとしては初めて外資系の傘下企業になりました。
シャープのスマホの中でも、特に人気の高い機種が「AQUOS」シリーズです。
テレビの技術を活かした非常に美しいディスプレイが魅力的で、他社にはない高い性能を誇っています。
また、他の国内スマホメーカーと比べると、コストパフォーマンスが高い点も強みのひとつです。
富士通も、国内外で有名な大手電機メーカーのひとつです。
コンピュータ・電子デバイスの製造やソフトウェア開発などの印象が強いですが、スマホの製造も手掛けています。
その中でも特に人気があるのは「arrows」シリーズで、スマホメーカーにしては珍しく、企画開発から品質管理まで一貫して国内で行われている点が特徴的です。
日本人の使いやすさに特化した機種であるため、現在は日本のみで正式販売されています。
京セラは、ファインセラミック・半導体・通信機器など幅広い機器を手掛ける国内トップクラスの電子機器メーカーです。
スマホの製造も手掛けており、なかでも耐久性が高い「TORQUE」シリーズはアウトドア好きのユーザーから高い人気を誇っています。
「TORQUE」は気温や気圧の変化にも強く、高い場所から落としても故障しないほど頑丈です。
海や山といった自然の中でも撮影できるため、さまざまな楽しみ方が期待できるでしょう。
楽天モバイルはもともと通信事業者で、最初は格安SIMを提供していました。
のちに特定無線局の包括免許を取得し、現在はODM生産を手掛けるスマホメーカーのひとつとして注目を集めています。
楽天モバイルのスマホは機種数が少ないものの、高品質で使いやすい点が特徴です。
また、「Rakuten Mini」のようにシンプルさにこだわった機種も販売されており、あまりスマホを使わない方や高齢者などに支持を得ています。
ここでは、アメリカの代表的なスマホメーカーを3つご紹介します。
日本で人気のある機種も取り上げていますので、ぜひチェックしてみてください。
Appleは本社をアメリカ・カリフォルニアに置く多国籍企業で、スマホの機種では「iPhone」シリーズが非常に有名です。
2007年に初代iPhoneを発表して注目を集めてからも定期的に新シリーズを開発しつづけ、現在では累計販売台数が約20億を突破するほど圧倒的なシェアを誇っています。
他にもMacBook・iPadといったパソコンやタブレットを手掛けており、iPhoneとコンテンツの同期が可能です。
Googleは、世界最大規模の検索エンジンを手掛けるインターネット関連企業です。
また、スマホのOSのひとつである「Android」の開発を行っています。
そしてGoogleからも、「Google Pixel」をはじめとした自社ブランドのスマホが製造・販売されています。
Googleのスマホは、OSの開発元であることを活かした最新Androidの搭載やOSアップデート保証などのサービスを受けられる点が魅力的です。
Motoralaは1928年に創設されたメーカーで、携帯電話の草分け的存在にあたる企業です。
第2次世界大戦中に携帯電話の前身である双方無線機を開発し、1983年には世界で初めて携帯電話の市販を開始しました。
Motorolaのスマホは、スペックとコストパフォーマンスを両立しやすい点が魅力的です。
機種によってはAndroid OSのアップデートが最低2年間保証されており、常に最新のOSを使用できます。
カナダの代表的なスマホメーカーといえば、BlackBerry社が挙げられます。
BlackBerryのスマホはキーボードが前面に付いている点が特徴で、メールやチャットなどテキスト入力をよく利用する方におすすめです。
かつては「元祖スマホ」として、2010年にはスマホ市場において世界2位のシェアを誇っていました。
しかし、iPhoneとAndroid端末の台頭によってシェアが低迷したことを原因に、2020年8月には製造販売が終了しています。
中国メーカーのスマホは、総じて比較的価格が安い点が特徴です。
ここでは、代表的なメーカーを6つご紹介します。
「HUAWEI」シリーズで有名なHUAWEI社は、中国でも最大手の通信機器メーカーです。
スマホの出荷台数で世界3位、市場占有率で世界2位になるなど、急激な成長を見せています。
「HUAWEI」シリーズは、iPhoneに引けをとらない高い性能を持っているのにもかかわらず、お手頃価格で購入できる点が魅力的です。
日本でも2005年に法人が設立され、スマホの他にもWi-Fiモバイルルーターやタブレットなどが展開されています。
ZTE社は、1985年に設立された通信設備会社です。
特に欧米での知名度が高く、アメリカやヨーロッパのスマホ市場ではシェア4位を獲得しています。
日本では一般的には名が知られていないものの、実は日本の3大キャリアや格安スマホ事業者にもスマホを幅広く提供しているメーカーのひとつです。
また、価格がお手頃な点も魅力的で、「ZTE a1」のように5G対応スマホを5万円台で購入できる機種も販売されています。
OPPOはスマホ販売台数で2019年には中国内3位・世界全体で5位になった実績のある大手スマホメーカーです。
CMに有名人を採用しており、日本でも徐々に知名度を上げています。
OPPOのスマホは、最新技術が搭載された高性能の端末を低価格で購入できる点が魅力的です。
SIMフリー端末の中には3万円台で購入できるものもあり、便利な機能もコストパフォーマンスも譲りたくない方に適しています。
Vivoは広東省東莞市に本社を置くスマホメーカーで、上述のOPPOのグループ会社です。
2021年には、最大手のHUAWEI社を抜いて中国のスマホ出荷台数でトップに躍り出ました。
Vivoのスマホは、大型の最新ディスプレイや手ブレ解消アイテムが組み込まれたカメラなど、最先端の機能が多数搭載されている点が魅力的です。
現在日本には進出していませんが、5Gスマホの流通に伴って今後の上陸が期待されています。
TCLは中国の大手電気機器メーカーで、日本では液晶テレビのブランドとして幅広く知られています。
2020年以降は自社ブランドのスマホも手掛けており、液晶テレビの技術を活かした高画質の有機ELディスプレイが魅力的です。
機種によっては、2万円台から購入できるお手頃価格のスマホも販売されています。
また、個性的なデザインの端末も多く、「コスパを意識したいけど他の人と被りたくない」という方にもおすすめです。
Xiaomiは、2010年に設立された総合家電メーカーです。
創業から10年ほどで急成長を遂げ、「中国のApple」と呼ばれるほど知名度を上げています。
Xiaomiのスマホは、とにかくコストパフォーマンスが高い点が魅力的です。
2〜3万円台といった低価格で購入できる端末も多く、質の良いスマホを安く手に入れたい方に向いています。
韓国のスマホメーカーの中には、日本でも幅広く知られている企業も多数存在しています。
ここでは、韓国の代表的なメーカーを2つご紹介します。
サムスン電子は、世界最大級の総合電気機器メーカーです。
スマホメーカーとしては「Galaxy」シリーズが非常に有名で、日本でもiPhoneに次いでシェア第2位を獲得しています。
「Galaxy」シリーズは種類が豊富で、比較的安価なものから最先端の機能が搭載されたハイスペックな端末まで幅広く展開されている点が特徴です。
さまざまなユーザーに対応しており、自分のニーズに合わせて選びやすい点も世界中の人から支持される理由といえるでしょう。
LGエレクトロニクスは、サムスン電子に次ぐ大手総合家電メーカーです。
サムスンと比べて低価格帯の製品が多く、日本では液晶テレビのブランドとしても知られています。
LGエレクトロニクスのスマホでは、特に「LG」シリーズが有名です。
高画質な録画機能やサブディスプレイが搭載されており、パソコン用モニターとして活用する際にも適しています。
台湾のスマホメーカーは他の国と比べてやや知名度が劣るものの、親日度が高い点が特徴です。
ここでは、台湾の代表的なスマホメーカーを2つご紹介します。
ASUSは台湾の電気機器メーカーで、日本ではノートパソコンやタブレットのブランドとして広く認知されています。
スマホの製造にも力を入れており、2万円前後のお手頃なスマホから高性能のゲーミングスマホまで、さまざまな機種を展開している点が特徴です。
大容量バッテリーを搭載している機種が多く、長時間使えるスマホを安く購入したい人にも適しています。
また、スマホにこだわりがない方や初めて使う人にもおすすめです。
HTCは、2008年に世界で初めてAndroid端末をリリースした台湾のスマホメーカーです。
日本では主にauへ端末を提供しています。
代表シリーズである「HTC」はスマホの背面に指紋認証機能を搭載しており、5G対応スマホの中でも比較的安価な点が特徴です。
過去に企業トラブルが続発したことでシェアが縮小し、一時は新たな端末の販売が見合わされていましたが、2022年に日本で4年ぶりに新機種が発表されました。
MM総研によると、2021年時点のスマホメーカーの国内シェア1位は、iPhoneでおなじみのAppleです。
ついで、2位にサムスン電子、3位にシャープ、4位にソニーがランクインしています。
シェア率の高いメーカーのスマホは周りの人も使用している可能性が高く、使い方を教えてもらえる・親和性の高い機能が使えるといったメリットがあります。
スペックの高さやデザインの美しさを基準にスマホを選ぶのもよいですが、スマホ初心者の方は国内シェア率を参考にするのもおすすめです。
参考:スマートフォン出荷が過去最多を更新、5G比率は69%に急増 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研
この記事では、国内外の代表的なスマホメーカーを19個ご紹介しました。
スマホメーカーによって多種多様な強みを持っており、最新技術が搭載されたハイスペックのものやコストパフォーマンスに特化したものなど、バリエーション豊富なスマホが展開されています。
自分に合ったスマホを選ぶためには、スマホを使う上で譲れないポイントをあらかじめ整理しておくのもおすすめです。
また、新しいスマホを購入した場合、不要になった端末は適切な方法で処分する必要があります。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
今や日常生活には必要不可欠なスマートフォン。
毎年さまざまなメーカーから最新機種が販売されていますが、何を基準に選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スマホのスペックの見方や用途別の選び方について解説しています。
スマホの購入を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること
スマホを購入する前に端末のスペックを調べたい場合は、各メーカーが発表している「スペック表」を確認するとよいでしょう。
スペック表では端末ごとの性能が一覧でまとめられており、機種ごとのスペックを比較しやすいといった特徴があります。
スペック表に記載される項目は、主に以下の通りです。
スペック表の項目 | 具体的な内容 |
基本仕様 | ・キャリア・販売開始時期・搭載OS・CPU・内蔵メモリ・インターフェイス |
サイズ | ・幅・高さ・厚み・重量 |
ディスプレイ | ・画面サイズ・解像度・ディスプレイの種類 |
ネットワーク | ・Bluetooth・NFC対応・LTE対応・無線LAN規格 |
カメラ | ・画素数・補正機能・4K撮影対応・スローモーション機能・フラッシュ・レンズの枚数 |
SIMカード | ・利用できる数・サイズ |
その他機能 | ・耐水性・防水性・GPS機能・ワイヤレス充電・認証機能 |
ここでは、スマホのスペックの見方を項目ごとに解説しています。
それぞれのポイントを理解しておくことで、より自分に合ったスマホを購入しやすくなるでしょう。
「OS」とは、スマホを稼働させるための基本的なソフトウェアのことです。
端末によって名称が異なり、AndroidにはGoogle社が提供する「Android」、iPhoneにはApple社が提供する「iOS」が搭載されています。
OSによって操作性・機能性・ダウンロードできるアプリなどが異なりますので、自分の用途に合ったものを選びましょう。
「CPU」はスマホの頭脳としての役割を持ち、端末の処理速度に大きな影響を与えるパーツです。
CPUの性能をチェックしたい時は、「コア」と「クロック周波数(GHz)」に注目するとよいでしょう。
コアはCPUの中枢部分にあたり、数が多ければ多いほど処理が高速化されます。
クロック周波数は「CPUが1秒間に出せる命令の回数」を表す指標で、数値が高ければ高いほど性能が高くなる点が特徴です。
RAMとは「Random Access Memory(ランダム・アクセス・メモリー)」の略称で、スマホの作業領域を指します。
データを一時保存する目的で使われるため、アプリの起動・終了や電源の切断によって頻繁に内容が書き換えられる点が特徴です。
RAMの容量が多いほど動作速度が早くなるため、複数のアプリを開いている時もスマホを快適に使えるようになります。
パソコンやスマホのRAMとは?ROMとの違いをわかりやすく解説>>
ROMとは「Read Only Memory(リード・オンリー・メモリー)」の略称で、いわゆるストレージを指します。
スマホの場合、端末によって16〜256GBとかなりバラつきがある点が特徴です。
容量が多ければ多いほど、写真・音楽・メール・電子書籍などさまざまなデータを大量に保存できます。
スマホのディスプレイは、端末によって「画面サイズ」「解像度」「パネルの種類」が異なります。
ディスプレイの解像度が高いほど、細かい部分まで鮮明に表示される点が特徴です。
また、パネルの種類には液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどがあります。
有機ELディスプレイは発色の良さと消費電力の軽減を両立できる点が魅力ですが、スペックが上がる分、機種代金が高くなることに注意してください。
カメラの性能は「画素数」によって変化します。
画素数とは、画面の色を表現するピクセルの個数のことです。
画素数が多いほど色を細かく描写できるため、より美しい写真を撮影できます。
よりカメラの性能にこだわるなら、画素数の他にもレンズの枚数や補正機能などに注目して選ぶとよいでしょう。
バッテリー容量は、スマホの充電がどのくらい持つかを判断する指標のひとつです。
基本的に「mAh(ミリアンペアアワー)」で表され、数字が大きいほどたくさんの電力を蓄えることができます。
ただし、実際にスマホが稼働する時間は次の「連続駆動時間」によって変化するため注意してください。
連続稼働時間とは、その名の通り「スマホを何時間使用できるか」を表す指標です。
基本的には、スマホがフル充電された状態から、何も操作せずにバッテリーがなくなるまでの時間を指しています。
連続稼働時間が長いほどスマホを長時間使用できますが、日頃の使い方やインストールされているアプリによって変化する点に注意が必要です。
リフレッシュノートとは、「1秒間に画面が更新される速さ」を表す指標です。
「Hz(ヘルツ)」という単位が使用されており、数値が高いほど画面描写が滑らかになります。
多くのスマホでは60Hzが採用されていますが、ゲーミングスマホなどには240Hzが搭載されていることも少なくありません。
また、機種によっては、画面の動きに合わせて60Hz〜120Hzの範囲で自動調整を行ってくれるものもあります。
NFCとは、スマホをかざすだけで通信が行われる技術のことです。
「Near Field Communication(ニアー・フィールド・コミュニケーション)」の略称で、近距離無線通信規格のひとつに該当します。
おサイフケータイやApple Payなどを活用したい方は、NFCが採用されている端末を選ぶとよいでしょう。
ここでは、スマホのスペックの選び方を用途別に解説します。
スマホの使用用途が明確に決まっている方はぜひチェックしてみてください。
スマホで写真をきれいに撮りたい場合は、カメラの性能にこだわって端末を選ぶとよいでしょう。
具体的には、画素数やレンズの個数などをチェックするのがおすすめです。
スマホによっては、手ブレ補正・ポートレートモード・ナイトモードなど、より美しい写真を撮ることに特化した機能がついているものがあります。
また、カメラそのものの性能だけでなく、撮影した写真をそのまま表示させるディスプレイにも注目することが大切です。
スマホゲームを頻繁にプレイする場合は、CPU・ROM・RAM・リフレッシュノートの性能にこだわって端末を選ぶとよいでしょう。
これらの性能が低いと、ゲーム中にスマホの動作が重くなったり、画面が滑らかに描写されなかったりといった不具合が生じるリスクがあります。
特に、複数のゲームアプリをインストールする場合は注意してください。
スマホゲームのパフォーマンスを重視する方は、ゲーミングスマホを検討するのもおすすめです。
スマホで動画コンテンツを楽しみたい場合は、ディスプレイの性能にこだわって端末を選ぶとよいでしょう。
動画の見やすさを重視するなら、サイズの大きいディスプレイがおすすめです。
また、ディスプレイの解像度が高いものを選ぶことで、より美しい映像を楽しめるようになります。
メーカーによってはデュアルスピーカー搭載の端末も販売されているため、音質が気になる方はぜひチェックしてみてください。
スペックを上げるためにスマホを買い替える場合、これまで使っていた端末は適切な方法で処分しなければいけません。
ここでは、不要になったスマホの処分方法を3つご紹介します。
使わなくなったスマホを下取りに出すことで、新しい機種の購入代金が安くなる場合があります。
動作に問題がない端末を手放す際は、ぜひ活用してみるとよいでしょう。
キャリアによって下取りの条件が異なるため、詳しくはショップなどで確認してください。
ただし、スマホが故障・水漏れしている場合は受け付けてもらえないことがあります。
故障したスマホを処分する場合は、自治体の回収ボックスを利用するのもよいでしょう。
市役所などの公共施設に設置されていることが多いため、自治体のホームページなどをチェックしてみてください。
ただし、スマホのデータは自分で削除する必要があります。
個人情報の流出を防ぐためにも、必ず初期化を行ってから処分することが大切です。
不要になったスマホを手軽に処分したい場合は、専門の業者に依頼するのもおすすめです。
パソコン処分.comでは、スマホの状態にかかわらず無料で回収・処分を行っています。
手続きも簡単で、処分する端末を段ボールに入れて郵送するだけで完了します。
データの削除も行っているため、個人情報保護の観点でも安心です。
この記事では、スマホのスペックについて解説しました。
購入する際にスペックの選び方を間違えてしまうと、便利なはずのスマホがかえって使いづらくなってしまいます。
スマホの用途をしっかり洗い出したうえで、自分に合ったスペックを選ぶことが大切です。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
パソコンを選ぶ場合は、スペックを確認して購入しますが、その時に迷うのがCPUの種類です。CPUは現在「AMD」のRyzen、「Intel」のCore i シリーズが主流となっています。
安心感のあるIntel、コスパのいいRyzenとそれぞれメリットがあり、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、RyzenとIntelの違いを徹底比較し、どちらを選ぶべきかを解説します。パソコンの選び方で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
CPUの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
CPUの選び方!初心者にもわかりやすく性能や用途別に解説>>
Ryzenとは、AMDが製造するCPUのシリーズのことです。AMDはIntelとともに、CPUの2大メーカーでもあります。これまで多くのパソコンでは、IntelのCPUを搭載したものが主流でしたが、Ryzenの登場により市場が大きく変わりました。
IntelのCore i 5に対応するCPUはRyzen 5というように、同等性能を持つCPUには同じ番号の名前がついています。Ryzenは製品によっては、IntelのCoreシリーズを上回る性能を持つものもあります。また、Ryzenはコストパフォーマンスに優れることから、徐々に搭載するパソコンが増えています。
AMDのCPUには、以下のラインナップがあります。
Intelは世界で最もシェアの大きいアメリカ企業で、知名度も高くさまざまな種類のCPUを発売しています。Intelの代表的なシリーズは以下のとおりです。
最新のCore i 7には、自動的にオーバークロックをおこなうターボブーストや、より複数の作業を効率的におこなうハイパースレッディング機能などを備えており、CPUの性能も上昇しています。
CPUとは、パソコンにとって頭脳のようなものです。CPUは、以下の3つの数値を見ることで、おおよその性能を確認できます。
これらの数値を比較することで、CPUの性能も比較できます。1つの項目を見るだけでは比較できず、全ての項目を総合して性能を判断します。
これらの性能を比較することで、用途に合っているか、オーバースペックではないかなども確認できます。ここでは、コア数やスレッド数、クロック数などがCPUの何を表しているのかを解説します。
コアとは、処理作業をおこなうCPUの中核となる部分です。コア数とは、CPUに内蔵しているコアの数を表しています。
かつてのCPUは、1つのコアだけで処理をおこなっていたため、CPUに届いた命令を順番に処理していました。最近のCPUは、複数のコアが入ったマルチコアプロセッサーが主流のため、命令を同時に処理できるようになりました。
CPUの中に複数のコアが存在すると、パソコンでは複数のプロセッサーがあると認識されるため、処理速度が大幅にアップします。複数のコアがある場合でも、同時に処理するデータがない場合は1つのコアだけが動作します。
現在では多くのコアを備えたCPUが主流になっており、次のようにコアの数によって呼び方も変わります。
コア数 | 名称 |
---|---|
4コア | クアッドコア |
6コア | ヘキサコア |
8コア | オタクコア |
ハイスペックのCPUになるとさらに多くのコアを備えた12コア、16コアなどを搭載していることもあります。コア数が多ければ多いほど、同時に処理できることが増えるため、CPUの性能も高くなります。特にクリエイティブな作業をする場合は、重視すると良いでしょう。
スレッド数は、「4コア8スレッド」などコア数と同時に表記されることが多く、同時に処理できる命令の最大数を表します。パソコンから認識されるコアの数で、論理コア数とも呼ばれます。
通常は、コア(物理コア)とスレッド(論理コア)の数は同じですが、最近のCPUは処理能力を高める技術によってパソコンに物理コアよりも多くのコアを認識させられるようになっています。
そのため、1つの処理をおこなっている間にコア内の処理能力に余力があれば、別の処理もできます。ただし、実際にコア数が増えているわけではないので、CPUに余力がなければ処理能力が上がらないこともあります。
クロック数はクロック周波数とも呼ばれ、CPUが1秒間に処理するときに発生する電気信号の数のことで㎐(ヘルツ)で表されます。クロック数が高ければ、同じ時間に同時に多くの処理ができます。1つのコアしか搭載していない場合は、クロック数がCPUの性能を表す
つまり、一般的にクロック数の高いCPUは動きが速く、クロック数の低いCPUは動きが遅いということになります。ゲーム性能を求める場合は、クロック数を重視するといいでしょう。
クロック数が高いほどCPUの性能は高く、発熱量も大きくなります。ただしCPUの性能は、クロック数だけでは判断できません。例えば、クロック数が高くコア数が1つのCPU aとクロック数が低くコア数が2つのCPU bでは、CPU bの性能が高い場合があります。
それでは、実際にRyzenとIntelのCPUの違いを比較してみましょう。Intelはその歴史も古く長い間大きな市場のシェアを得ていました。一方AMDのRyzenは比較的歴史が浅いのですが、そのコスパや性能の高さからIntelに迫る勢いでシェア率を高めています。
現在では、両者ともにCPU市場をシェアする2強のブランドとなっているため、両者の違いはほとんどないといっても過言ではありません。
両者の違いを実感するのは、高度なオンラインゲームをプレイする場合や3D動画の編集などCPUに高負荷がかかる処理をする場合です。そのため、パソコンでよほど高負荷の処理をしない限りは、IntelとRyzenの違いにこだわる必要はなく、気に入った方を選べば良いということになります。
しかし、両者の違いをある程度知っておけば、パソコン選びに役に立ちます。
まず、知っておきたいのが、それぞれの名前です。RyzenとIntelのCoreシリーズは、それぞれ対応しており以下のように名前がついています。大きい数字ほど、そのスペックも高くなります。
AMD Ryzenシリーズ | Intel Core i シリーズ |
---|---|
Ryzen3 | Core i 3 |
Ryzen5 | Core i 5 |
Ryzen7 | Core i 7 |
Ryzen9 | Core i 9 |
RyzenもIntelも、デスクトップ向け、ノートパソコン向け、低消費電力タイプなどさまざまな種類のCPUが発売されています。
一般的に、RyzenとIntelの違いは、内蔵GPUです。IntelのCoreシリーズのCPUには内蔵GPUが搭載されていますが、AMDのRyzenシリーズには、GPUが搭載されていないことがあります。そのため、GPUを搭載していないCPUのパソコンではグラボが必要になります。RyzenのCPUは、GPUを搭載したものをAPUと呼びます。
一般的にRyzenは、マルチコア性能が高いと言われており、複数のアプリやソフトを効率よく動かせます。一方でIntelは、シングルコアの性能が高く、1つのアプリやソフトを高速に処理できます。
それぞれ対応するCPUのコア数やスレッド数、クロック数の違いを比較してみましょう。
コア数 | スレッド数 | クロック数 | 参考価格 | |
---|---|---|---|---|
Core i9 13900K | 24 | 32 | 3.0GHz | 105,800円 |
Core i7 13700K | 16 | 24 | 3.4GHz | 73,000円 |
Core i5 13600K | 14 | 20 | 3.5GHz | 56,000円 |
Core i3 13100F | 4 | 8 | 4.5GHz | 17,400円 |
Ryzen 9 7950X | 16 | 32 | 4.5GHz | 115,000円 |
Ryzen 7 7700X | 8 | 16 | 4.5GHz | 64,000円 |
Ryzen 5 7600X | 6 | 12 | 4.7GHz | 48,000円 |
Ryzen 3 4100 | 4 | 8 | 3.8GHz | 14,200円 |
ご覧のとおり、Core i 9(13世代)とRyzen9(7000シリーズ)では、コア数・スレッド数からCore i 9の処理能力がわずかに高いことがわかります。
Intel第13世代のCore i 9シリーズは、従来モデルよりも大幅にスペックが上がり、コア数は16コアから24スレッドから24コア32スレッドに上昇しています。
Core i 7、Ryzen 7以下のシリーズでも、コア数・スレッド数を比較すると、IntelのCPUが高く、処理能力が高いことがわかります。
ただし価格面で比較すると、コスパがいいのはRyzenであるといえます。
Intel、RyzenのCPUを比較すると、最上位モデルはRyzenの価格が高くなっていますが、その他は若干RyzenのCPUの価格が安くなっています。以前は、圧倒的にAMDのRyzenが安く、コスパで選ぶならRyzenという時期もありました。2023年現在、Intel第12~13世代ではIntelとAMDの価格差はほとんどなくなってきており、コスパだけでRyzenを選べなくなっています。
しかし、CPU搭載したパソコンで見ると、Ryzen搭載モデルの方が安いことが多いです。できるだけ価格を抑えてパソコンを購入したい場合は、Ryzenシリーズを搭載したパソコンを選ぶといいでしょう。
Ryzenのメリットは、コスパがいい点です。近年Intelとの価格差は少なくなっているとはいえ、若干RyzenのCPUがコスパがよく、Ryzenを搭載したモデルのパソコンは低価格のモデルが多いです。価格は今後も変動していくため、IntelとAMDの価格差が逆転する場合もあるかもしれません。
またRyzenのCPUは、消費電力や発熱量が少ないこともポイントです。パソコンにとって熱は大敵で、発熱量が多ければパソコンの寿命を縮めてしまいます。消費電力も少ないため、AMDのRyzenシリーズはノートパソコンに向いているといえます。
CPUには相性があり、Ryzenは使用するソフトによっては、正常に動作しない可能性がある点がデメリットです。
IntelのCPUのメリットは、市場において長い歴史を誇っているため安心感がある点です。
CPUと各ソフトの相性を考慮すると、Intelが優れています。IntelはCPU市場において大きなシェアを得ていたため、各社のソフト開発者はIntelのCPUに合わせてソフトを開発してきたためです。
デメリットとしては、コスパの面で若干Ryzenよりも劣る点です。また、セキュリティ面において脆弱性を指摘されることがあります。Ryzenよりもセキュリティが甘い点がデメリットですが、個人レベルでは大きな心配はないとも言われています。
ここでは、用途別にRyzenとIntelのCPUはどちらを選ぶべきかについて解説していきます。パソコン選びの参考にしてください。
ノートパソコン向けのCPUは、デスクトップ向けのCPUとは性能が異なります。ノートパソコンには、消費電力や発熱量を抑えたCPUが必要です。消費電力や発熱量を抑えるために、あえて処理能力を落としているモデルもあるため、同じ型番であっても、デスクトップモデル同様の処理能力があるとは限らないことを覚えておきましょう。
ノートパソコンを性能重視で購入する場合は、RyzenのCPUを搭載したモデルがおすすめです。インターネット閲覧や簡単なOffice操作のみのライトユーザーの場合は、予算に合わせてIntelとRyzenを選ぶといいでしょう。
ただしオンライン会議の「teams」や「Officeソフト」はIntelの方が低消費電力になるため快適に動作することがあります。テレワークやオンライン授業のためにノートパソコンを購入する場合は、Intel搭載のノートパソコンがおすすめです。
プログラミングで使用するパソコンを購入する場合は、RyzenのCPUがおすすめです。RyzenはIntelよりもマルチコア性能が高く、エンコードにかかる時間を短縮できます。ただし、プログラミングにはそれほどCPUに負担がかかる作業は少ないため、Intel、Ryzen、どちらを選んでもあまり問題はありません。
コスパ重視ならRyzenがおすすめです。CPU単体の価格では、ほとんど違いがありませんが、搭載しているパソコンの価格で見ると、Ryzenを搭載しているパソコンの方がコスパがいい傾向があります。
しかしながら、かつては圧倒的にコスパがいいのはRyzenのCPUでしたが、近年この価格差はなくなりつつあります。在庫などの状況によっては、AMDのRyzenを搭載したモデルの価格が高い場合もあるため、購入する際に十分比較検討する必要があります。
ゲーミングPCに搭載されているのは、圧倒的にIntelのCPUが多いです。動画編集などのクリエイティブ作業する場合でも、IntelのCPUを選ぶのがおすすめです。最近では、Ryzenシリーズが搭載されたゲーミングPCも増えていますが、まだまだIntelが有利な状況に変わりはありません。
ただし、コスパ重視でゲーミングPCを選ぶ場合は、Ryzenシリーズを搭載したものも選択肢に入ります。Ryzenシリーズを搭載しているゲーミングPCには、10万円程度の低価格帯モデルもあります。Ryzenの中には、クロック数がIntelよりも大きいモデルもあります。快適にゲームプレイするためにはクロック数が重要になるため、クロック数を確認してCPUを選びましょう。
はじめてゲーミングPCを購入する場合や、とりあえずパソコンでゲームをプレイしてみたいといった用途に向いています。
気に入ったCPUがあれば、現在使用しているパソコンのCPUを、別のCPUに交換することもできます。パソコンを買い替えるよりも安価でスペックを上げられますが、難易度の高い作業です。
さらにCPU交換には、以下の注意点もあります。
CPU交換はパソコンを分解しなければ、作業できません。パソコンを分解するとメーカー保証の対象外になるため、CPU交換に失敗してもメーカー保証は受けられません。
ノートパソコンは、CPUが半田付けされているモデルも多く、CPU交換は不可能です。交換できるモデルであってもノートパソコン用のCPUは少なく、入手困難です。ノートパソコンの場合は、CPU交換よりも買い替えがおすすめです。
最も注意が必要なことは、IntelとAMDには互換性がないことです。例えば、IntelのCore i 7からRyzen 7のCPUへ交換することはできません。CPUは、パソコンに搭載しているマザーボードに対応しているCPUしか取り付けできません。どうしてもIntelからAMDのCPUに交換したい場合はマザーボードごと交換する必要があります。
CPUの交換手順に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンのCPUを交換する手順を解説!注意点や起動しないときの対処法>>
パソコン選びの際に迷ってしまうAMDのRyzenとIntelのCoreですが、いずれも性能に問題はなく、ライトユーザーであれば明確な違いを感じることはあまりありません。
大まかな違いはコスパの良さで選ぶならRyzen、安定性を重視するならIntelがおすすめです。しかしながら、両者の価格差はなくなりつつあるため、個々のCPUの性能を見極め、目的によってCPUを選ぶのが良いでしょう。
CPUはパソコンの頭脳ともいえるパーツです。CPUを交換することもできますが、ノートパソコンの場合や、IntelからRyzenに交換したい場合などは、パソコンの買い替えがおすすめです。
パソコンを買い替えたら、古いパソコンは処分しましょう。連絡不要でパソコンを送るだけでパソコンを処分できるパソコン処分.comなら、手軽にパソコンを処分できます。
処分にかかる費用やパソコンのデータ消去も無料のため、安心して簡単にパソコンを処分できます。パソコンの処分方法に困ったら、ぜひ活用してみてください。
m.2 SSDとは、新しい規格m.2に対応したSSDのことです。m.2 SSDは小型でケーブルも少ないことから、パソコン内のスペースを節約したい方にも人気です。
m.2 SSDはデータ通信速度が高速のためパソコンの高速化も期待できますが、種類によっては必ずしも高速化するとは限りません。そのため、従来のSSDとの違いがわからない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、m.2 SSDのメリットや従来のSSDとの違いを徹底的に解説します。外付けケースで使う方法やおすすめも併せて紹介しますので、参考にしてください。
【この記事でわかること】
m.2はインターフェースの一種で、急速に普及している規格です。m.2は、Intel9シリーズ以降のマザーボードに採用された新しい規格で、SATAやPCI Expressに対応している柔軟性や機能性の高い規格です。
m.2のインターフェースを持ったSSDをm.2 SSDと呼びます。ノートパソコンや小型のパソコン向けに開発された規格で、マザーボードのスロットに直接差し込み配線が不要のため、パソコンケース内をスッキリさせたい方にも人気です。
マザーボードにm.2 SSDのスロットがない場合は、拡張カードを取り付けることで取り付けできますが、比較的新しい規格のため、古いパソコンでは使用できない場合も多いです。
SSDには他にも、2.5インチ、mSATAがあります。違いを簡単に解説すると、以下のとおりです。
SSDの種類 | 特徴 |
---|---|
2.5インチ | ・SSDの主流の大きさ ・HDDと同じ規格で互換性がある ・差し込み口は従来のSATA端子を使用 ・最大速度は6Gbps |
m.2 | ・2.5インチよりも小型 ・転送速度が速い ・SATAとNVMeがありNVMeは40GbpsとSATAの7倍の速度 |
mSATA | ・m.2の前の規格 ・最大速度は6Gbps ・主にタブレットやノートパソコンで使用 |
SSDの選び方や容量、HDDとの違いに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
SSDのおすすめ容量は?容量不足の原因や起動しない場合の対処法を解説>>
どっちを選ぶ?HDDとSSDの違い!寿命や速度を徹底比較>>
m.2 SSDのメリットは、以下の2つがあります。
m.2 SSDは従来よりも高速で、小型なことがポイントです。また、マザーボードのスロットに直接挿し込めるため、パソコンケース内がすっきりする点も魅力です。m.2 SSDのメリットを、順番に見ていきましょう。
m.2 SSDは、小型パソコンやノートパソコン向けに開発された新しい規格です。SSDの中でも最も小さくガム1枚ほどの大きさです。
横幅が約22㎜のスティック型の形状で厚さも2㎜程度と薄く、配線が不要なことからパソコンケース内で邪魔にならない点もメリットです。設置スペースを節約できることから、最近ではノートパソコンだけでなくデスクトップパソコンへ搭載する高速ストレージとしても人気です。
m.2 SSDはSATAやNVMe接続などのインターフェースによって、通信速度を向上できることもメリットです。特に、PCIe(NVMe)接続を採用したM.2 SSDの最大転送速度は、理論上40Gbpsと非常に高速です。
m.2 SSDは、mSATA SSDの後継として開発されました。mSATAはカード形状、m.2 SSDは細長いスティック型の形状です。従来のSSDは、ドライブベイに搭載するSSDでサイズが大きく、パソコンに搭載するにはドライブベイが必要です。このように、それぞれの形状に違いがあります。
さらに、mSATA SSDとm.2 SSD、SSDの大きな違いは、その転送速度です。mSATA SSD、SSDの転送速度の上限が6Gbpsに対して、m.2 SSDの転送速度の上限は理論上40Gbpsと非常に高速です。またデータ転送方式も異なり、mSATA SSDはSATA3.0の転送方式に対して、m.2 SSDは接続する機器に応じてデータ転送方式が切り替えできます。m.2 SSDの接続方式はSATAとNVMeがあり、SATAの場合は従来のSSDと通信速度がほとんど変わりません。
m.2の端子の形状は、A~Mまであり、それぞれ端子の種類によって切り欠きの位置が違い、対応する製品が変わります。主にm.2 SSDで使用される端子は、次の3種類です。
接続端子の種類 | 特徴 |
---|---|
B Key | m.2 SATA接続用の端子です。 B keyのみの接続端子は、最近ではあまり見られません。 |
M Key | NVMe接続の場合は、ほとんどM keyになります。 |
B&M Key | BとMの両方に切り欠きがある端子です。 |
マザーボードのスロットとこれらの端子の形状が異なると、正常に動作しません。m.2 SSDの接続規格は混在しているため、これらの端子の形状を見ただけでは、接続規格をはっきり判別することはできません。接続規格を確認するためには、必ずスペック表で確認しましょう。
ちなみに、keyごとのピンが欠けている位置やインターフェースは以下のとおりです。BとM以外は、ほとんど使用する機会がないため参考までにご覧ください。
key | 欠けているピン | インターフェース |
---|---|---|
A | 8-15 | PCIe×2/USB 2.0/I2C/ DP×4 |
B | 12-19 | PCIe×2/SATA/USB 2.0 and 3.0/Audio/PCM/IUM/SSIC/I2C |
E | 24-31 | 2×(PCIe×1)/USB 2.0/I2C/SDIO/UART/PCM |
G | 28-35 | Future Memory Interface (FMI) |
M | 59-66 | PCIe×4/SATA |
m.2は、複数の接続方式に対応しており、代表的なインターフェースには以下の3つがあります。
異なる規格のm.2 SSDを接続すると動作しないため、間違えないようにしましょう。それぞれの特徴を紹介します。
NVMeは「Non-Volatile Memory Express」の略で、SSDの通信プロトコルを指しています。主にPCI Express接続を用いており、SSD側のNVMeコントローラーによって高速なデータ転送が可能です。NVMeを採用しているSSDは、通常のSSDと比較すると小型で高速な点がメリットです。
理論上のデータ転送速度は40Gbpsまで対応しており、従来よりも転送速度の上限が大幅に伸びました。価格は高めですが、SATA接続の7倍の速度でデータの読み書きが高速なため、高性能で高速なSSDを求める方におすすめです。
ただし、データ転送速度が高速な反面、発熱しやすいデメリットがあります。高温になると、SSDは処理速度を落とし熱暴走を避けようとするため、速度が低下する可能性があります。NVMeのm.2 SSDを使用する場合は、ヒートシンクやファンを利用した冷却対策が必要です。
SATA接続とは、Serial ATAとも表記される接続規格で、従来からHDDや2.5インチでも使用されてきた接続規格です。SATA接続は、m.2が普及し始めた初期には一般的な接続方法でした。転送速度は理論上6.0Gbpsと、従来と同じです。そのため、m.2 SSDを採用しても、SATA接続を選んだ場合は高速化するとは限りません。
SATA接続は、NVMe接続と比較すると速度が遅くなりますが、省電力、低発熱、PCI Expressのレーン数を使用しないなどのメリットもあります。NVMe接続とは別の通信規格で、端子形状が異なるためそれぞれ互換性がない点には注意が必要です。
SATA接続で、パソコン側のAHCIコントローラによって動作します。めったにない規格ですが、互換性がない別の規格のため注意しましょう。
m.2 SSDには、以下のように幅と長さのサイズがあります。
幅=12㎜、16㎜、22㎜、30㎜ |
長さ=16㎜、26㎜、30㎜、38㎜、42㎜、60㎜、80㎜、110㎜ |
m.2 SSDにはこれらの長さと幅を組み合わせた規格が存在します。代表的なサイズは、以下の3つのサイズです。
Type○○のように製品スペックに記載されており、○○の数字がm.2 SSDのサイズを表しています。例えば、Type2240は幅約22mmで奥行き約42mmです。
中でも一般的な大きさは、Type2280になります。マザーボードに対応サイズでなければ取り付けできないため、m.2 SSDを選ぶ際には、サイズを確認する必要があります。
m.2 SSDは外付けケースで利用する方法もあります。NVMe接続のm.2 SSDを外付けケースで使うことで、高速でデータ転送できる外付けストレージを作成できます。NVMe接続対応の外付けSSDは価格が高いことがデメリットですが、m.2 SSDを単体で購入することで、価格を抑えられます。
まずは、m.2 SSDと専用ケースを購入します。手持ちのm.2 SSDを使用する場合は、型番を検索し規格に対応した外付けケースを購入しましょう。NVMe接続に対応した専用ケースであれば、発熱対策としてヒートシンクが貼り付けてある場合もあります。
外付けケースは、thunderbolt3(USB-C)タイプであれば理論上40Gbpsでデータ転送できます。高速データ転送ができる接続規格のため、NVMe接続のSSDの速度を活かす場合におすすめです。USB3.2タイプは、理論上10Gbpsのデータ通信速度です。10Gbps以上では動作しないため、速度よりも容量の大きさを重視する方におすすめです。
外付けケースへm.2 SSDを取り付ける方法は、ケースにはめ込むだけのタイプやドライバーなどを使い固定するタイプなどがあります。簡単に取り付けたい場合は、はめ込むだけのタイプがおすすめです。
m.2 SSDをケースに取り付け、パソコンに接続すればストレージとして活用できます。費用を抑えて、高速の外付けストレージが欲しい方にはおすすめの方法ですので、ぜひ試してみてください。
最後に、m.2規格のおすすめSSDを5つ紹介します。
エントリーモデルから、ハイエンドモデルまで紹介していますので、m.2 SSD選びの参考にしてください。
PCIe Gen4 x4の接続規格に対応しており、PS5に増設も可能です。NVMe規格に対応しているため通信速度は最大、読み込み5,150MB/s、書き込み4,900MB/sと高速です。容量は、250GB、500GB、1TB、2TBがあります。
前世代モデルと比較し、電力効率が向上しているため消費電力を抑えてポータブルゲーム機などを使用できます。5年保証付きです。ヒートシンクが付属していないため、発熱対策が必要です。1TBのモデルでも、1万円代とコスパに優れる点もメリットです。
PCIe Gen3×4の接続規格に対応。WD_Black SN770の廉価版の位置づけになります。NVMe規格に対応しており、通信速度は最大、読み込み3,500MB/s、書き込み2,300MB/sです。動画など大きなサイズのデータには向いていませんが、一般的なゲームやPC作業にはおすすめのエントリー向けのSSDです。ヒートシンクやネジは付属していません。
PCIe Gen4 x4の接続規格で、PS5の規格に準拠しています。後方互換性もあり、Gen3のシステムにも搭載できる柔軟性もあります。最大転送速度は、読み出し 6,600MB/s、書き込み4,000MB/sと高速です。
ハイエンドモデルのSSDで、ゲームや動画編集、各種コンテンツの作成など、高い処理能力を必要とする作業にも適しています。容量は500GB、1TB、2TBが用意されています。無料のクローン作成ソフトも使用できるため、簡単にクローンが作成できることもポイントです。ヒートシンクが付属していないため、発熱対策が必要です。
PCIe Gen3x4の接続規格に対応しており、NVMe1.3にも対応しています。最大通信速度は、読込:3400MB/s、書込:3000MB /sとSATA接続よりも高速のため、ゲーミングPCのパフォーマンス向上にもおすすめです。
容量は、256GB、512GB、1TB、2TBが用意されています。国内サポートがあり、5年保証付きで、はじめての購入でも安心です。ヒートシンクが付属していないため、別で発熱対策したほうがいいでしょう。
PCIe Gen4 x4対応の高速通信可能なハイエンドモデルのSSDです。最大通信速度は、読み込み約7,330MB/s、書き込み約6,870MB/sec現行最速モデルです。PS5にも増設できるSSDです。容量は、500GB、1TB、2TB、4TBと、CFDでは最大となる4TBモデルも用意されています。5年保証付き。
別売りのヒートシンクを取り付けることができ、PS5の増設ストレージベイにもおさまるサイズです。4TBでは最速クラスの実力を持ち、ゲーム環境において起動やロード時間の大幅な短縮が見込め、快適なゲームエクスペリエンスを堪能できるでしょう。
m.2 SSDは、新しい接続規格であるm.2に対応した従来よりも小型のSSDです。m.2 SSDには接続方式があり、パソコンを高速化したい場合は、NVMe接続に対応したm.2 SSDを選ぶ必要があります。m.2 SSDにはサイズや端子の違いもあり、複雑に感じるかもしれませんが、少しずつ覚えてm.2 SSDを活用しパソコンを高速化しましょう。
ただし、m.2 SSDは新しい規格のため、古いパソコンでは対応していない場合があります。m.2 SSDに対応していないパソコンを使用している場合は、新しいパソコンに買い替えましょう。
パソコンを買い替えた際には、古いパソコンは無料で処分できるパソコン処分.comでの処分がおすすめです。24時間365日、事前連絡不要でいつでもパソコンを箱に詰めて配送するだけで処分できます。データ消去も無料のため、事前に面倒な作業は一切ありません。パソコンと同じ箱に入れば、ゲーム機も処分できるため部屋中を片付けたい方にもおすすめです。
パソコンやスマホのスペックを確認すると、RAMという用語を目にすることもあります。
RAMはパソコンやスマホのメモリを表しますが、同じようにROMやストレージという言葉もあり、わかりにくいと感じることも多いです。
正しい用語を覚えることで、パソコンやスマホ選びがスムーズになり、失敗も少なくなります。
この記事では、RAMとは何かについて解説します。ROMやストレージとの違いも解説しますので、RAMについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
RAMは「Random Access Memory」(ランダムアクセスメモリ)の略で、スマホやパソコンでデータ処理する際に一時的にデータを保存する記憶領域です。スマホの内蔵メモリやパソコンのメインメモリとして使用されます。
RAMはインターネット閲覧や文書作成などの作業中のデータを一時的に保存する作業領域の役割があるため、容量が大きいほど多くの作業を同時進行できます。RAMは、電源を切ると、メモリ内に記録されたデータも消去されます。
RAMはしばしば作業机に例えられます。作業机が大きければ快適に作業できますが、作業机が狭くなると快適に作業できなくなります。同様にメモリ容量が足りなくなれば、パソコンやスマホの動作が重くなってしまいます。
RAMには、次の2種類があります。
それぞれのRAMには異なる役割があります。DRAMとSRAMの違いを解説します。
パソコンのメモリに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンのメモリとは?ハードディスクとの違いもわかりやすく解説>>
DRAMは、「Dynamic Random Access Memory」の略で、主にパソコンのメインメモリとして使用されます。スマホやタブレットには、モバイル向けの小型化したDRAMが使用されています。
DRAMはコンデンサに電気を蓄えることでデータを記録します。電源が供給されなくなるとデータが消失するため、定期的なデータの読み書き(リフレッシュ)することで、データの消失を防ぎます。リフレッシュ作業にかかる電力の分、消費電力も大きくなる点はデメリットですが、シンプルな回路構成のため、量産化できるメリットがあります。
SRAMは「Static Random Access Memory」の略で、リフレッシュ作業をしなくても通電中はデータを消失しないためCPUなどのキャッシュメモリに使用されます。
そのためSRAMは消費電力が少なく、読み書き速度も速いことがメリットです。反面、回路が複雑で容量あたりの単価が高く、量産化できないため、パソコンのメインメモリにはDRAMが向いています。
ROMは電源が供給されなくても記録内容が消えない、不揮発性メモリです。ROMには、以下のように種類があります。
マスクROMは読み出し専用で、PROMはユーザーによってデータの書き換えできるメモリです。ROMは基本的に読み出し専用のメモリですが、種類によっては書き込みもできるということです。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
基本的に読み出し専用のメモリで、工場での製造時に1度だけデータを書き込みでき、
利用時にデータの読み出しを行います。例えば、ゲームソフトや音楽CDなど、書き換えられては困るようなデータの記録に向いています。
PROM(Programmable Read Only Memory)は、書き込み可能なROMです。ROMは基本的に書き換えできないメモリですが、特定の機器を使用することにより記録内容を消去、書き込みができます。
さらにPROMには、以下の種類があります。
ROMの種類 | 特徴 |
---|---|
OTP-ROM | ・一度だけ書き込みできる |
UV-EPROM | ・紫外線を照射することで記録内容を消去できる ・専用の書き込み機器で書き込みできる |
EEPROM | ・電気信号で記録内容を消去できる ・専用の読み込み機器で書き込みできる |
フラッシュメモリ | ・EEPROMの一種ブロック単位でデータ消去できる ・専用の書き込み機器が不要でデータの書き換えが簡単 |
書き換えできるROMでよく利用されているのが、フラッシュメモリです。フラッシュメモリには、USBメモリやSDカードなどがあります。書き込み速度が速く大量化しやすい点から、携帯音楽プレイヤーやスマホの内蔵ストレージなどにも使用されています。
ROMとRAMの大きな違いは、不揮発性か揮発性かという点です。不揮発性とは、電源を切っても記録内容を保持することで、揮発性とは、電源を切ると記録内容を失うことです。
RAMは揮発性メモリで、電源が入っている間は自由に読み書きができるため、パソコンの主記憶装置やキャッシュメモリとして利用されます。
ROMは、不揮発性メモリで読み出し専用のメモリです。工場製造時に記録されたデータを書き換えできないマスクROMと、ユーザーによってデータを書き換えできるPROMがあります。
ストレージとは、パソコン内の写真や動画、文書などのデータを保存するSSDやHDDなどの記録装置です。
ストレージは、長期的にデータが保存できる補助記録装置です。RAMは電源を切るとデータが失われますが、ストレージは電源を切ってもデータを記録し続けます。メモリとストレージの容量を比較すると、メモリが4~64GB程度に対し、ストレージは大きいものになると2TBを超えるものもあります。
RAMはストレージよりも処理速度が高速です。そのためパソコンはメモリとストレージを使い分けて、データを保存しています。ストレージの処理速度は、メモリよりも遅いためストレージに全てのデータを保存すると、パソコンの動きが重くなってしまいます。そこで作業中は一時的にRAMにデータを保存することで、処理速度を上げています。
メモリを作業机に例えるなら、ストレージは本棚に例えられます。ストレージが大きければ、多くのデータを保存できます。
パソコンのSSDに関しては下記記事でも詳しく解説しています。
ROMは読み出し専用で、書き込みができないメモリのことです。代表的なものは、CDやゲームソフト、USBメモリなどのフラッシュメモリです。
しかし、日本ではスマホのメインメモリのことをRAM、ストレージのことをROMと表示する場合があります。スマホのスペック表のRAM/ROMは、それぞれ内部メモリ、ストレージを表す言葉として表記されています。
つまり、パソコンでは保存領域のことをストレージと呼びますが、スマホでは同じ保存領域のことをストレージと呼ぶため、わかりにくくなっているということです。
ちなみに海外では、スマホのROMのことは「Internal Memory Storage」(内部用のメモリ・ストレージ)と表現するため、日本の常識が通用しない面もあります。
パソコンやスマホのメインメモリであるRAMは、その容量が重要です。RAMの容量が大きいほど、スペックが高く処理速度も速いスマホやパソコンです。
RAMが不足すると、スマホやパソコンは動作が重くなる、フリーズするなどの不具合が起こる可能性があります。RAM容量の目安は、パソコンやスマホを使った作業内容によって決まります。WindowsOSなどを動かすだけでもRAM容量が必要なため、余裕のあるRAM容量を選びましょう。
ただし、メモリは大きいメモリを搭載すればそのまま比例して処理速度が上がるわけではありません。メモリに余裕がある場合は、メモリを増やしたところで処理速度に変化はありません。メモリが大きくなれば価格も高くなるため、メモリを選ぶ際には、作業内容をよく考える必要があります。
ここでは、パソコンの場合とスマホの場合に分けて、必要なRAMの容量を解説します。
パソコンのメモリ容量に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
パソコンのメモリ容量の確認方法は?空ける方法やおすすめ容量も解説>>
パソコンの場合、最低限必要なRAMの容量は8GB程度です。低価格のパソコンには、搭載メモリが4GB程度のものもありますが、複数作業には向いていません。例えば、Webか会議に参加するためだけにパソコンが欲しいといった場合にはおすすめです。
しかし、Web会議しながらインターネット閲覧もするといった複数作業する場合は、8GB以上のメモリがあるといいでしょう。16GB以上のメモリがあれば、PCゲームのプレイや動画編集など高度な作業もできるようになります。32GB以上になると、ゲーム配信やモデリング制作などクリエイティブな作業向きのメモリ容量になります。
【パソコンに必要なメモリ容量の目安】
メモリ容量 | 用途 |
---|---|
4GB | ・インターネット閲覧のみ ・Officeソフトでの文書作成のみ ・Web会議のみ ・単体の作業 |
8GB | ・Officeソフトで文書作成 ・インターネット閲覧 ・メールやSNSのやり取り ・Web会議 ・プログラミング学習 ・複数のタブを開く |
16GB | ・PCゲームのプレイ ・複数のソフトの起動 ・動画編集 ・複数のアプリを開くことがある |
32GB | ・ゲーム実況 ・4K動画編集 ・3Dモデリング制作 ・本格的なクリエイティブ作業 |
64GB | ・サーバーの構築 ・大きい画像の編集 |
スマホに搭載されているRAM容量は、4~12GB程度が主流です。
RAMの容量が大きければ処理速度が上がり、その分一度に多くのアプリを起動できるようになります。つまり、サクサク快適にスマホが使いたい方や、ある程度重いアプリをストレスなく使いたい方は、RAMの容量に注目してスマホを選ぶ必要があります。スマホのRAMは、後から増設できないため慎重に選びましょう。
ただし、RAMの容量が大きくなるほど、機種代金が上がる、消費電力が大きくなるなどのデメリットもあります。メモリ容量は大きければいいわけではなく、用途に合わせて選ぶことが大切です。
【スマホに必要なメモリ容量】
メモリ容量 | 用途 |
---|---|
4GB | ・必要最低限の利用のライトユーザー ・ラインなどのSNS ・インターネット閲覧 ・機種代金を抑えたい ・スマホでゲームをほとんどしない |
6GB | ・スマホの使用頻度が比較的高い ・マルチタスクが可能 ・3Dゲームなどの重いアプリも使いたい ・簡単な動画編集もしたい |
8GB | ・3Dゲームなど重めのゲームを高画質でプレイしたい ・たくさんのアプリを同時に起動したい |
12GB | ・一般的なユーザーには不要なことが多い |
RAMはパソコンやスマホの作業スペースのため、作業領域が減るとデバイスの動きも悪くなります。RAM不足によって、不具合が起こっている場合は、次の方法を試してみましょう。
RAMが不足した場合の対処法を、順番に確認していきましょう。
キャッシュとは、パソコンやスマホで開いたWebサイトやアプリの情報を、一時的にRAMに保存し、次回以降素早くアクセスするための方法です。
キャッシュは、スマホやパソコンの動きをスムーズにするメリットもありますが、キャッシュが貯まりすぎるとRAM容量を圧迫し、パソコンやスマホが重くなるため、定期的に削除するのがおすすめです。
パソコンやスマホの動きが遅い場合は、不要なアプリをこまめに終了しましょう。また、画面上に表示されていなくても、目に見えない場所でソフトやアプリが動いていることがあります。バックグラウンドアプリもRAMの容量を圧迫する原因になるため、不要な場合は停止しましょう。
パソコンやスマホの不要なアプリやソフトは削除しましょう。アプリを削除することでRAM容量が空き、動作が快適になる場合があります。ただし、プレインストールされているアプリは削除できない場合があります。削除できない場合は、アプリを無効化しましょう。
パソコンやスマホの再起動も、効果が高い方法です。再起動することで、メモリが解放されるため不具合が解消する可能性があります。スマホやパソコンを再起動して、不具合が改善することを確認しましょう。
一部のアンドロイドでは、仮想メモリ機能が搭載されています。仮想メモリとはストレージの空き容量を仮想的にメモリとして割り当てることで、RAM不足を解消する機能です。
仮想メモリを設定できるアプリもあるため、Androidスマホの場合は試してみるのもいいでしょう。
以上のような対策を行ってもRAM不足が解消しない場合は、パソコンやスマホの買い替えを検討しましょう。パソコンでRAMが不足した場合は増設もできますが、スマホの場合は増設できません。RAM不足が改善しない場合は、より多くのRAMを搭載したハイスペックのスマホへ買い替えることで、動作が快適になります。
パソコンやスマホを買い替えた場合は、古いデバイスの処分が必要です。パソコン処分.comでは、パソコンはもちろん、古いスマホも無料で処分できます。
24時間365日、いつでも不要なデバイスを箱に詰めて配送するだけ。事前連絡不要でデータ消去も無料のため、事前に面倒な作業は一切ありません。
RAMとは、パソコンやスマホのメインメモリのことです。RAMには、作業中のデータを一時的に保存する役割があります。RAMはパソコンやスマホの作業スペースのため、大きいほど、複数の作業を快適に進められます。一方、ROMは基本的に書き込みできないメモリですが、フラッシュメモリなどの書き込みできるメモリもあります。
RAMの容量が大きいほど、デバイスのスペックは高いのですが、その分価格も高くなります。RAMの容量は、用途に合ったものを選びましょう。
RAM容量が不足すると、デバイスの動きが悪くなります。アプリの削除やキャッシュのクリアなどでRAM不足が解消しない場合は、パソコンやスマホの買い替えもおすすめです。
パソコンやスマホを買い替えた場合は、古い端末を無料で利用できるパソコン処分.comでの処分がおすすめです。
パソコンのメモリは、パソコン作業を一時的に記録する場所で、パソコンにとって重要なパーツです。パソコンのメモリが不足すると、パソコンが重くなる、突然フリーズするなどの不具合が起こります。
しかし、いつも使っているパソコンのメモリ容量がわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パソコンに搭載しているメモリの確認方法やおすすめ容量、容量不足の際に空ける方法も解説します。ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
パソコンのメモリは、パソコンの作業中に情報を一時的に記憶しておく場所です。SSDやHDDなど、長期的な情報を保存するストレージとは異なります。
メモリにはRAMとROMがあり、ROMは読み取り専用のメモリです。RAMは、読み込み・書き出しができるメモリで、一般的にパソコンのメモリとはRAMを指します。
メモリの容量は、「GB」(ギガバイト)「MB」(メガバイト)などで表されます。この「バイト(byte)」(Bと表現される)は、情報量を表す単位で1Bは1バイトと読みます。
パソコンのメモリ容量は、1キロバイトが1,024バイトです。1Bはかなり軽い容量で、日常的に使用するデータ容量は、MBやGBといった大きな容量になります。
それぞれの容量の単位の関係は、以下のようになります。
容量 | 容量の関係 |
---|---|
1KB(キロバイト) | 1,024バイト |
1MB(メガバイト) | 1,024KB(約100万バイト) |
1GB(ギガバイト) | 1,024MB(約10億バイト) |
1TB(テラバイト) | 1,024GB(約1兆バイト) |
パソコンのメモリに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンのメモリとは?ハードディスクとの違いもわかりやすく解説>>
パソコンのメモリは、作業机に例えられます。例えば、作業机に本や資料が山積みになると、作業する場所がなくなり効率良く作業できなくなります。
同じようにパソコンでもメモリ容量が足りなくなると、パソコンに以下のような不具合が起こるようになります。パソコンの不具合は、メモリ不足だけが原因とは限りませんが、原因の一つとして考慮してみましょう。
メモリが足りなくなると、同時に複数のデータを処理できなくなります。そのため、たくさんのデータを一度に処理しようとするとパソコンの動作が重くなってしまいます。
パソコンが重くなると、動画がスムーズに再生されない、複数のアプリケーションを同時に開けない、Webサイトの表示に時間がかかるなどパソコン作業に支障をきたします。
メモリはCPUが処理する際に一時的にデータを保存する場所のため、パソコンを使用していない状態ではメモリに空きがあります。ブラウザやアプリケーションを起動すると、その処理のためにメモリ領域が使用されます。
メモリ領域がいっぱいの状態で別のアプリケーションを立ち上げようとしても、空きがなければ立ち上げられないため、その分パソコンの動作が遅くなります。つまり、複数の作業を同時に行う場合は、メモリ容量が多いほど有利になります。
現在使用しているパソコンのメモリ容量が不足すると、パソコンが重くなるなどの不具合が起こります。
不具合の原因がメモリ不足にあるのかを調べるためには、現在搭載しているメモリ容量やメモリの使用状況を確認する必要があります。
パソコンに搭載してるメモリを確認すれば、そのパソコンに搭載しているメモリ容量や現在の使用容量を確認できるため、メモリ増設が本当に必要かを判断できます。
ここでは、WindowsとMacそれぞれのメモリの確認方法について解説します。
まずはWindows10、11の場合の、2つの確認方法を紹介します。
【スタートから確認する方法】
この「○○GB」がパソコンに搭載されているメモリ容量です。さらに、使用可能なメモリ容量も記載があり、メモリの使用状況も確認できます。
【タスクマネージャーで確認する方法】
Windowsではタスクマネージャーを起動すれば、メモリの状況をより詳しく確認できます。
パフォーマンスタブを開くと以下のように、メモリ状況が表示されます。
右上の赤枠部分に、搭載しているメモリ容量が表示されます。
右下の赤線部では、メモリを挿すスロット数を確認できます。画像では2/2と表示されているため、2つのスロットにメモリが2枚挿し込んであることを表しています。
表の左下の赤線部には、現在のメモリの使用状況が表示されます。画像では、16GB中8.0GBを使用していることがわかります。
この使用状況から、パソコンの不具合がメモリ不足によるものかが判断できます。使用可能なメモリがほとんどない場合は、メモリ不足によってパソコンの不具合が起こっている可能性があり、メモリ増設などの対策をすることによって不具合が改善する可能性があります。
Macでは、メモリを確認する方法が2つあります。
【メニューバーから確認する方法】
【アクティビティモニタで確認する方法】
物理メモリは、搭載されているメモリ容量を表します。使用しているメモリ容量は、使用済みメモリの項目で確認できます。
メモリプレッシャーでは、メモリがどの程度効率的に使用されているのかがグラフに表示されます。通常緑ですが、メモリ圧縮などで負荷がかかると黄色に、メモリ不足になると赤色に変化します。
参考:Apple Macのアクティビティモニタでメモリの使用状況を表示する
パソコンを快適に使用するためには、搭載するメモリの容量によって左右されます。ただしメモリ容量が大きくなるほど価格も高くなるため、パソコンの価格を抑えるためには必要なメモリ容量を見極めることも大切です。
パソコンに必要なメモリ容量は、パソコンを使ってどのようなことがしたいかの用途によって決まります。ここからは、パソコンの用途別のおすすめメモリ容量を解説します。
4GBは、パソコンのメモリの最低容量です。インターネットを閲覧するだけ、Officeソフトで簡単な書類作成するだけ、ビデオ通話をするだけなど、単体の作業だけする場合は4GBもメモリでも問題ありません。
GoogleChromeなどはのWebブラウザの使用には、多くの容量を消費しないため動画サイトの閲覧やネットショッピングなども4GBで十分です。
メモリ4GBのパソコンは低価格で手に入ることが多く、インターネットが見られるパソコンが欲しい方やWeb会議だけしたいという方におすすめです。
パソコンの最もおすすめのメモリ容量は、8GBです。容量選びに迷ったら、とりあえず8GBを選んでおけば問題ありません。
8GBのメモリがあれば、複数タブを開いてのインターネット閲覧、Web会議しながら資料作成など、複数作業を同時に行っても問題ありません。軽めのゲームのプレイやプログラミングなどにも活用できるので、いずれプログラミング学習を始めたいという方にもおすすめです。
最近のパソコンは、安価なものを除き8GBのメモリを搭載しているので、あまり迷うこともありません。ただし、3Dオンラインゲームのプレイや動画編集など重いデータを扱う場合は、メモリ不足になることもあるため、16GBのメモリを検討しましょう。
パソコンで動画編集など高度な処理をしたい方は、16GBのメモリがおすすめです。
特に4Kなどの重いデータを扱う場合、大きいメモリ容量が必要です。メモリ容量が大きければ、動画のエンコードなどの作業時間が短縮するため、効率よく作業を進められます。
また16GBのメモリがあれば、ほとんどの最新ゲームをサクサクとプレイできます。8GBのメモリではゲームを動かすことはできますが、プレイするゲームによっては推奨メモリ以下の場合もあります。ゲーミングPCを購入する場合は、最低16GBのメモリが必要と覚えておきましょう。
32GB以上のメモリは、4Kや長時間の動画編集など、負荷の高い作業をしたい方におすすめです。ゲームをプレイしながら配信したい、複数のゲームを同時に起動したいなど、負荷の高い作業を複数同時に行うこともできます。
ただし、32GBのメモリはオーバースペックの場合もあります。メモリが大きすぎても、体感速度は速くなりません。32GBのメモリを搭載したパソコンは、ハイスペックで価格も高くなります。用途をよく考えて選びましょう。
メモリの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
ゲーミングPCに必要なメモリ容量は?増設方法やメリットも解説>>
メモリ不足になると、パソコンに不具合が起こります。メモリ不足を解消するには、メモリ容量を空ける必要があります。
簡単なことでメモリ容量を空けることもできるので、まずは紹介する以下の方法を試してみましょう。
それぞれの方法を、詳しく紹介します。
メモリは複数の作業を同時に行うと、多くの容量を消費します。そのため、メモリ不足を感じた場合は、まず開いている不要なアプリやソフトを閉じましょう。
特に、動画や音楽の再生アプリや、動画編集ソフトなどはメモリ容量を多く消費するので、使用していない場合は、閉じておきましょう。
パソコンの周辺機器は、取り付けているだけでメモリ容量を消費します。メモリ不足で困った場合は、不要な周辺機器を取り外してみましょう。USBメモリや外付けハードディスクなど、不要な場合は取り外すことで、メモリ容量を空けられる可能性があります。
メモリやアプリはパソコン内のストレージに保存されますが、ストレージ容量がいっぱいになるとメモリ容量も消費するようになります。そのため、不要なアプリやファイルを削除し、ストレージ容量を空ければメモリ容量も空けられます。
パソコン内のアプリは「コントロールパネル」から確認できます。「コントロールパネル」でアプリを確認し、不要なアプリがあれば「プログラムのアンインストール」をクリックし削除しましょう。あらかじめインストールされているアプリは、アンインストールするとパソコンに不具合が起こる場合もあります。アンインストールしても問題ないアプリであることを確認してから、削除しましょう。
参考:Microsoftサポート Windows でアプリとプログラムをアンインストールまたは削除する
パソコン動作中は、画面に表示されていなくてもバックグラウンドで動作を続けているアプリやソフトがあります。複数のバックグラウンドアプリが実行していると、メモリ容量を消費するため、停止することでメモリ容量を空けられ消費電力も抑えられます。
【バックグラウンドアプリの停止方法】
パソコンを長い間使い続けると保存されたデータが分断され、メモリ使用量が多くなります。デフラグは断片化したデータを整理して、メモリ使用量を減らすための方法です。
デフラグを実行する前には起動しているプログラムはすべて終了し、パソコンに負荷をかけないために他の作業は中断しましょう。
【デフラグの実行方法】
外付けハードディスクを使用すれば、ストレージの空き容量を増やせるため、メモリ不足を解消できる可能性があります。
外付けハードディスクには、容量や大きさなどに種類があります。ポータブルタイプを選べば、いつでもデータを持ち運びできるため便利です。据置型は、大容量のハードディスクを安価で購入できるため、保存したいデータ容量が大きい場合におすすめです。
用途に合わせて外付けハードディスクを選び、ストレージ内のデータを整理してみましょう。
パソコンのメモリ容量を空ける対策をしても、メモリ不足が解消しない場合は、メモリの増設を試してみましょう。パソコンのメモリが足りない場合には、増設や交換ができます。
メモリを増設すれば、根本的にメモリ不足を解消できます。ここでは、メモリ不足を解消するための増設方法や注意点を解説します。
メモリ増設する場合、まずパソコン本体がメモリ増設できることを確認しましょう。メモリスロットの状況は、パソコンのタスクマネージャーや取り扱い説明書から確認できます。パソコンに空きスロットがあることがあれば、メモリ増設が可能です。空きスロットがない場合は、搭載しているメモリを取り外し交換する必要があります。
ノートパソコンには、メモリが基盤に直付けしてある、裏蓋がないなどでメモリを増設できないモデルもあります。14インチ以下のノートパソコンは、オンボードメモリのみでメモリスロットがなく増設不可のモデルも多くなります。メモリ増設できないパソコンの場合は、パソコンの買い替えが必要です。
パソコンは、搭載できるメモリの最大容量が決まっています。使用しているパソコンの説明書などで、搭載できるパソコンの最大メモリ容量を確認しましょう。パソコンは最大メモリ容量までしか認識できないため、最大容量以上のメモリを搭載しても意味がありません。
また、搭載しているOSによってもメモリの最大容量に決まりがあります。Windows10 32bitの場合、搭載できる最大のメモリ容量は4GBです。それ以上のメモリを搭載しても、OSの仕様で認識しません。そのため、Windows10 32bitを使用している場合でメモリを4GB以上に増設したい場合は、64bit版にアップグレードする必要があります。
64bitは、各エディションによって最大容量が異なり、HOMEで最大128GB、Proで最大2TBのメモリを認識できます。最大容量を超えるメモリを搭載しても、OSは認識できないため過剰なメモリ容量は無駄になります。
デュアルチャンネルとは、同じ規格・同じ容量のメモリを2枚挿しすることです。デュアルチャンネルにすることで、CPUやメモリのデータ処理速度を高速化できます。
例えば、16GBのメモリに増設したい場合、16GBのメモリを1枚挿すよりも、8GBのメモリを2枚挿す方がデータ処理速度が向上します。そのため、メモリを増設する場合は、同じ規格、同じ容量のメモリを2枚購入するのがおすすめです。
メモリを増設する場合は、同じ規格・容量のメモリを購入し増設するのが基本です。しかし、同じ規格で容量が異なるメモリを増設しても認識します。
例えば、4GBのメモリに8GBのメモリを増設すると、12GBのメモリとして認識されます。内容は、4GBのデュアルチャンネルと4GBのシングルチャンネルとなります。(4GB×4GB、4GB)
基本的には同じ容量のメモリを増設するのがおすすめですが、シングルチャンネルのままよりも、メモリを増設した方がパソコンのパフォーマンスが向上するため、同じ規格のメモリがあれば、容量が異なる場合でも増設するのがおすすめです。
パソコンのメモリが増設できることがわかったら、メモリを増設しましょう。メモリは静電気に弱いパーツのため、作業前は金属部分に触れるなどして静電気を除去しましょう。静電気防止手袋等を使用するのもおすすめです。
メモリ増設は比較的簡単な作業ですが、PCケースのふたを開けてパーツ交換や増設をするとメーカー保証の対象外になる場合もあります。メモリ増設のためにはある程度のパソコンの知識も必要になるため、トラブルを回避したい場合はパソコンの買い替えを検討しましょう。
【メモリ増設の手順】
メモリ容量は、パソコンのタスクマネージャーで確認できます。タスクマネージャーでは、空きスロットや使用状況が確認できるため、ときどき確認してみるのもいいでしょう。
パソコンのメモリ容量は8GBがおすすめです。8GBあれば、一般的な用途であれば問題なく使用できます。ただし、ゲームや動画編集したい場合は、16GBのメモリが適しています。
メモリ不足の場合は、メモリの容量を空ける、増設するなどの対策をしましょう。メモリ増設が難しい場合は、新しいパソコンへの買い替えも検討しましょう。新しいパソコンに買い替えれば、パソコンの不具合が一気に解消する可能性もあります。
パソコンを買い替えたら、古いパソコンは処分する必要があります。パソコンを処分するなら、無料で処分できるパソコン処分.comがおすすめです。24時間365日、いつでもパソコンを段ボール箱に詰めて送るだけで事前連絡も不要のため、面倒な手続きは一切必要ありません。
データ消去は専門の知識を持ったスタッフが無料で対応してくれるため安心です。パソコン処分なら手間も費用もかからない、パソコン処分.comを検討してみてください。
パソコンを購入したいけど、どうやって選べばいいのかわからないと悩んでいませんか?
パソコンをはじめて選ぶ初心者にとって、何を基準に選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
よくわからないので家電量販店に並んでいるパソコンから適当に選ぶ。これは絶対にやめましょう。パソコンの用途を考えないで、家電量販店に販売されているものから価格だけを見て選ぶと、スペックが足りなくてすぐに使えなくなるなどの失敗をしてしまいます。
この記事では、はじめてパソコンを選ぶ初心者の方のために、パソコンの選び方をわかりやすく解説します。パソコンの選び方がわからない方は、この記事を一読してからパソコンを選んでみてください。
【この記事でわかること】
パソコンを選ぶ際に、最も重要なことはパソコンの用途を考えることです。
例えば、パソコンでインターネットが見たいだけの人と、ゲームがしたい人では、おすすめのパソコンが全く違います。パソコンにはスペックがあり、スペックによってできることが変わります。
つまり、インターネットが見たいだけの人にはハイスペックで高価なパソコンは不要ですし、ゲームがしたい人にはある程度スペックが高いパソコンが必要になります。そのため、用途によってパソコンの予算の相場も変わります。
またパソコンの形状やサイズも、用途によっておすすめが異なります。例えば、パソコンを持ち運びしたい人にはモバイルノートがおすすめですが、クリエイティブ作業をしたい人には、ハイスペックで拡張性の高いデスクトップがおすすめです。
このように、パソコンを選ぶためには、まずパソコンを使って何がしたいのか、パソコンをどのように使いたいのかを考えましょう。
パソコンの用途を決めたら、次は用途に合わせてパソコンのスペックを選びます。用途にぴったりのスペックのパソコンが見つからない場合は、パソコンを希望の構成にカスタマイズできる、BTOパソコンを選ぶ方法もあります。
パソコンで何をしたいのか用途が決まれば、次は用途に合ったスペックを選びましょう。
パソコンのスペックを選ぶためには、次の点を確認します。
この中でも、パソコンの選び方で最も重要なのはCPUとメモリ、ストレージです。
それぞれの違いや選び方を詳しく解説していきます。
パソコンにはOSが搭載されています。OSとは(Operating System、 オペレーティングシステム)のことで、さまざまなアプリケーションを動作させるための基本のソフトウェアです。OSがインストールされていなければ、パソコンは動作しません。
OSには、次の3種類があります。
Windowsは、一般的なパソコンのシェア9割を占めており多くのメーカーが採用しているため、選べるモデルが豊富です。ゲームからビジネス用途まで総合的に使い勝手がよく、とりあえずWindowsを選んでおけば困ることはありません。
Windowsには「Home」と「Pro」Editionがありますが、個人の場合は基本的に「Home」Editionで問題ありません。「Pro」Editionはセキュリティ機能に優れ、離れた場所のパソコンをリモート操作できる、リモートデスクトップが利用できるなどのメリットがありますが、個人で利用する場合はあまり必要ないでしょう。
Mac OSはMac専用のOSで、スタイリッシュなデザインとiPhoneやiPadとの連携がスムーズな点がメリットです。デザイン用途で人気が高いのですが、使えないソフトなどもあり、あまり一般的とはいえません。
Chrome OSは、Googleが開発しているOSで、軽いことが特徴。性能が低いパソコンでもサクサクと動くため、低価格モデルが多いことが特徴です。インターネット閲覧や動画閲覧、テキスト作成など限定的な使用であればおすすめです。
パソコンのOSに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンの種類を解説!WindowsなどOSの調べ方は?>>
パソコンの頭脳でもあるCPUは、性能が高いほど高度な処理ができます。CPUには、IntelとAMDがあります。
Intelではインターネット閲覧や文書作成程度であれば、比較的性能が低い「Celeron」「Pentium」でも十分ですが、使い続けているうちにすぐにスペック不足になる可能性があります。
なるべく長く快適に使用したい場合は、Intelの「Core i 」シリーズがおすすめです。Core i シリーズはCore i 9、Core i 7、Core i 5、Core i 3の4つのシリーズがあり、数字が大きいほど高性能です。一般的な使用であれば、Core i 5程度を選んでおけば問題なく使用できます。
AMDの「Ryzen」シリーズを搭載したパソコンも人気です。Ryzenシリーズはコスパの高さが魅力。Intelと同等の性能を持ちながら、価格が安いことから人気ですが、近年ではRyzenとIntelの価格差がなくなりつつあります。
CPUの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
CPUの選び方!初心者にもわかりやすく性能や用途別に解説>>
メモリは8GB以上あると安心です。メモリはパソコンの作業机のような場所で、大きければ大きいほどマルチタスクをサクサクとこなせます。
例えば、複数のwebページを開きつつ、Wordで作業して、音楽も聞くなど複数の作業を同時進行することが多い場合はメモリが多い方が有利になります。
「Windows11」を快適に動かすためには最低4GBが必要となるので、8GBのメモリは最低でも搭載しているのがおすすめです。動画編集やゲームをプレイしたい場合は、16GBあると安心です。
パソコンのモデルによっては、購入後にメモリを増設できるものもあります。ノートパソコンは、メモリの増設が難しいため、必要なメモリ容量を考慮して選びましょう。
メモリの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
ストレージは、パソコンのデータを保存する場所です。メモリを作業机とするなら、ストレージは本棚に例えられます。
ストレージには、SSDとHDDがあります。SSDは高速なデータ処理が可能で、省電力で衝撃に強いメリットがあります。HDDは大容量で安価ですが、SSDのメリットが大きいため、ストレージはSSDを選びましょう。
SSDの容量は256GBあれば、ほとんどの用途で利用できます。高解像度の画像保存や、大容量のゲームを保存する場合は512GB~1TBのストレージを選びましょう。
ストレージが足りなくなった場合は、パソコンが重くなるなどの不具合が起こる可能性があります。ストレージ不足の場合は、クラウドストレージや外付けHDDの利用で解消もできます。
パソコンのストレージに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンのストレージとは?空き容量の確認方法や増やす方法を解説>>
Officeソフト「Windows Office Home and Business」は、文書作成ソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」、メール管理ソフト「Outlook」がセットになったソフトです。「Windows Office Personal」には、PowerPointが付属していません。
Officeソフトは、毎月1,000円程度の契約更新型(Microsoft 365 Personal)と買い切り型(Office 2021)があります。買い切り型には「プリインストール版」「ダウンロード版」「POSAカード版」の3種類があります。
契約更新型は、月額もしくは年額の支払いが必要ですが、常に最新版を利用でき、5台のパソコンにインストールできます。買い切り型の場合は、最初の購入費用だけで利用できますが、最新版に更新することはできません。
買い切り型の「プリインストール版」は、パソコンにあらかじめインストールされており、パソコンの価格にOfficeソフトも含まれます。ダウンロード版やPOSAカード版よりも割安ですが、購入したパソコンでしか利用できません。
ダウンロード版やPOSAカード版は、2台のパソコンにOfficeソフトをインストールできます。使用しているパソコンが壊れたり、買い替えたりした場合は、新しいパソコンに移行することもできます。
複数のパソコンでOfficeを利用する場合は、Officeなしのパソコンを購入し、別でOfficeを購入してインストールする方法がコスパも良くおすすめです。
グラボはGPUが搭載された基板のことで、3D映像や大量の演算処理に特化したパーツです。グラボは高価なパーツのため、グラボの有無でパソコンの価格がかなり変わります。
グラボが必要なのは、次の用途でパソコンを使用したい場合です。
グラボはパソコンに必須のパーツではないため、これらの用途を踏まえて選びましょう。
グラボの必要性に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンは、購入後にカスタマイズも可能です。例えばストレージやメモリが足りない場合は、購入後に増設可能です。ストレージの場合は、クラウドや外付けストレージを利用する方法もあります。CPUやGPUも交換や増設できます。
購入後のカスタマイズを考慮するなら、拡張性の高いデスクトップパソコンを選びましょう。ただし、カスタマイズするためにはある程度パソコンの知識が必要です。パソコンは購入時に必要なスペックを選びカスタマイズもできるので、用途や予算を考えて必要なスペックよりも少し高めを購入するのがおすすめです。
BTOパソコンは、購入時に自由に構成をカスタマイズできます。ある程度パソコンの知識は必要になりますが、高性能なパソコンを、低価格で購入できることがメリットです。
BTOパソコンに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンはスペックだけでなく、大きさや形状にも違いがあります。考慮するのは、次の3つです。
持ち運びしやすさで選ぶならノートパソコン、作業性の良さで選ぶならデスクトップなど、重視したいポイントを考慮して選びましょう。それぞれ、詳しく解説していきます。
パソコンにはノートパソコンとデスクトップパソコンがあります。最近では、ノートパソコンが人気ではありますが、用途によってはデスクトップを選ぶ方がいいケースもあります。
デスクトップパソコンは、ノートパソコンよりもスペックが高くコスパが良いことが特徴です。拡張性が高く購入後にもカスタマイズしやすいため、パソコンに高いスペックが必要になった場合も買い替えしないで対応できます。
基本的にゲームや動画編集など高いスペックが必要な用途でパソコンを使用したい場合はデスクトップがおすすめです。デスクトップパソコンは持ち運びできず、置き場所が必要なため、スペースや用途に合わせて選びましょう。
ノートパソコンは持ち運びできて省スペースで使用できることがメリットです。バッテリーを内蔵しており、充電すればどんな場所でも使用できます。デスクトップパソコンと比べるとスペックの割に価格が高い傾向があり、ゲーミングPCなどハイスペックなPCが欲しい場合はデスクトップの方が安価で購入できます。
ノートパソコンは、自宅メインで使用する場合は持ち運びしやすいモバイルノート、タブレットにもなる2in1、ゲーミングノートPC、大画面ノートなど画面の大きさがいろいろあります。持ち運びすることが多い場合は、サイズが小さいモバイルノートがおすすめです。
自宅内がメインで、書斎やリビングなど作業場所を変えたい場合等は、15.6型のノートパソコンを選べば作業性も上がります。
主に自宅で使用する機会が多く拡張性やコスパを重視する場合は、デスクトップがおすすめです。自宅での作業がメインで、パソコンの置き場所がない場合は省スペースのデスクトップか、大画面のノートパソコンを選ぶといいでしょう。
画面サイズは、大きいほど画面が見やすく作業性が上がります。しかし、ノートパソコンの場合、あまりにも大きい画面だと持ち運びにくく重くなります。
ノートパソコンの場合、持ち運びする頻度が高い場合は、12~14インチがおすすめです。持ち運ぶ頻度が少なく、自宅で使用することが多い場合は、15.6~17.3インチを選びましょう。
12~14インチのノートパソコンは、キーボードにテンキーがありません。また画面が小さく動画の迫力がない、作業しにくいなどのデメリットもあるため、持ち運びを重視するか作業性を重視するかを判断して選びましょう。
ディスプレイは、解像度や画質に注目しましょう。解像度は、1280×720、1920×1080、3840×2160(4K)などと表示されます。数値は画面内のドット数を表し、大きいほど多くの情報を画面に表示できます。
解像度が低い場合は、写真や文字が粗くなる、Excelなどの表計算ソフトで表示できる情報量が少なくなるなどのデメリットがあります。パソコンを新しく購入するならフルHD(1920×1080)以上あればいいでしょう。
パソコンは大きく分けて、国内メーカーと海外メーカーに分かれます。パソコンの性能は、どちらを選んでも大きく変わりません。
両者の違いは主に説明書や納期、修理などのサポート体制やパソコン本体の価格です。それぞれの違いと、おすすめメーカーを紹介します。
【国内メーカー・海外メーカーの主な違い】
国内メーカー | 海外メーカー | |
---|---|---|
説明書・マニュアル | 分厚い、丁寧 オンライン説明書もあり | 日本語に対応していない場合もある |
プリインストールアプリ | 多い | ほとんどない |
サポート | 手厚い | 設定は基本的に自分でする必要がある |
本体価格 | 外資系よりも高めの傾向 | 比較的安め |
国産メーカーは、知名度の高さが魅力の1つです。サポートが手厚く、説明書も丁寧でわかりやすいため、初心者にも扱いやすいでしょう。その分本体価格が高くなります。
サポートが不要な方にとっては、割高に感じる場合もあります。国内で製造されているメーカーは納期や修理の納期が早いこともメリットです。
【主な国内メーカーのパソコンの特徴まとめ】
パソコンメーカー | 特徴 |
---|---|
VAIO | ・SONYのパソコン部門が独立 ・高級感あふれるデザイン ・高性能で丈夫、高価 ・厳しい品質チェック |
Panasonic | ・ビジネス向けモデル「レッツノート」が中心 ・丈夫な作り ・軽量で長時間駆動可能 |
マウスコンピューター | ・国内メーカーの中でもコスパがいい ・充実したラインナップ ・カスタマイズの知識がなくても購入しやすい ・ゲーミングPCも人気 |
富士通 | ・世界最軽量のパソコンが魅力 ・高いデザイン性 ・サポートが手厚い ・初心者でも扱いやすい |
NEC | ・幅広いラインナップ ・ノートパソコン「LAVIE」が人気 ・サポートが手厚い ・初心者に使いやすい設計 |
Dynabook | ・高画質、高品質 ・徹底した品質管理 ・耐久性が高い ・歴史のあるノートパソコンブランド |
パソコン工房 | ・国内大手BTOメーカー ・販売価格が安い ・ラインナップが豊富 ・24時間365日のサポートセンターがある |
海外メーカーの特徴は、コスパの良いパソコンが多いことです。クオリティは国内メーカーと遜色なく価格が安いので、コスパのいいパソコンが欲しい方におすすめです。
ただしサポートに関しては、国内メーカーほど手厚いとはいえません。日本語のマニュアルがなく、初期設定サポートを受けることもできないため、手厚いサポートが必要な方には向いていません。海外メーカーの場合、受注生産モデルは納期がかかることもデメリットです。
【主な海外メーカーのパソコンの特徴まとめ】
パソコンメーカー | 特徴 |
---|---|
Lenovo | ・世界シェア1位 ・圧倒的なコスパの良さ ・初心者にもおすすめ |
HP | ・低価格から高額パソコンまで幅広い ・洗練されたデザイン ・種類が豊富 |
Dell | ・豊富なラインナップ ・全てにおいて外れがない ・ゲーミングPC「ALIENWARE」も人気 |
ASUS | ・マザーボードの有名メーカー ・ゲーミングPCが優秀 |
Apple | ・Mac、Macbookが人気のブランド ・MacOSを搭載している ・デザイナーやプログラマーに人気 |
Microsoft | ・タッチペンが使いやすい ・2in1のノートパソコン「Surface」が人気 |
ここまで紹介したパソコンの選び方をもとに、用途に合わせておすすめのパソコンを紹介します。
これらの用途に合わせて、おすすめのパソコンを紹介しますので、参考にしてください。
【大学生におすすめのパソコンスペック】
形状 | モバイルノート |
OS | Windows |
CPU | Core i 5~/Ryzen 5~ |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB以上 |
グラボ | 不要 |
画面サイズ・モニター | 12~14インチ/フルHD |
Officeソフト | 必要 |
予算 | 10~12万円 |
大学生が使用するパソコンを選ぶ場合は、大学や自宅で使用することを考慮して持ち運びしやすいことを重視して選びましょう。
大学生のパソコンの用途としては、次の作業が挙げられます。
これらの作業が中心であれば、紹介したスペックで問題なく使用できます。ただし、大学の授業のほかに、オンラインゲームを楽しみたい、本格的な動画編集をしたい場合などは、さらにスペックの高いパソコンが必要になります。
大学生のパソコンの選び方に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
【大学生におすすめのパソコンの選び方】最適な値段やスペックは?>>
【プログラミングをしたい場合のおすすめスペック】
一般的なプログラミング | ゲーム開発など負荷がかかるプログラミング | |
形状 | デスクトップ | デスクトップ |
OS | Windows | Windows |
CPU | Core i 5~/Ryzen 5~ | Core i7~/Ryzen 7~ |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ | 256GB以上 | 512GB以上 |
グラボ | 不要 | AI開発などの場合必要 |
画面サイズ・モニター | 13インチ以上 | |
Officeソフト | 不要 | |
予算 | 10万円~ | 20万円~ |
プログラミングをしたい場合に重要になるのが、CPUの性能です。ソースコードを書くなど一般的なプログラミングをしたい場合は、それほど高度なCPUは必要なくCore i 5程度の性能があれば十分です。しかし、ゲーム開発などパソコンに負荷がかかるプログラミングをしたい場合は、スペックを上げて、Core i7~/Ryzen 7~がおすすめです。
OSはiPhone向けのアプリ開発を目的とする場合はMac OSがおすすめですが、基本的にはWindowsを選んでおけば問題ありません。形状は持ち運びが不要な場合は、コスパや拡張性が高いデスクトップがおすすめです。
プログラミングにおすすめのパソコンの選び方は、下記記事でも詳しく解説しています。
プログラミングに必要なパソコンのスペックは?CPU・メモリなどパーツごとに解説>>
【ゲーミングPCのおすすめスペック】
形状 | デスクトップ |
OS | Windows |
CPU | Core i 5~/Ryzen 5~ |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | 1TB以上 |
グラボ | 必要:フルHDでプレイしたいならRTX 3060以上 |
画面サイズ・モニター | 15.6インチ/フルHD以上 |
Officeソフト | 不要 |
予算 | 10万円~ |
ゲーミングPCの選び方は、基本的にプレイしたいゲームを基準に選びます。プレイしたいゲームの公式サイトで推奨スペックを確認しましょう。
Windowsに対応しているゲームが多いことから、おすすめのOSはWindowsです。ゲーミングノートPCもありますが、自宅でのプレイがメインの場合はデスクトップがおすすめ。拡張性が高く、冷却機能も優秀なため、長時間ゲームをプレイしても不具合が起こりにくくなります。
複数のゲームをインストールしたいなら、1TBなどの大容量のストレージが必要です。大容量のSSDは高価なので、SSDとHDDの併用を検討するのもいいでしょう。
ゲーミングPCを選ぶ際に重要なのが、GPUです。GPUの性能によって、ゲームの滑らかさや美しさが決まります。フルHDでゲームを楽しみたい場合はRTX 3060以上のグラボを搭載したパソコンを選びましょう。
ゲーミングPCの選び方や予算に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
【2022年最新版】ゲーミングPCの選び方とおすすめメーカー6選を解説>>
ゲーミングPCの予算の平均はいくら?予算別の特徴やおすすめを紹介>>
【動画編集のおすすめスペック】
形状 | デスクトップ/ノートパソコン |
OS | Windows/Mac |
CPU | Core i 5~/Ryzen 5~ |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | 1TB以上 |
グラボ | なくても良い |
画面サイズ・モニター | 15インチ~/フルHDなど動画に合わせて選ぶ |
Officeソフト | 不要 |
予算 | 8万円~ |
動画編集用のパソコンに、グラボは必要ありませんが、グラボを搭載したパソコンであればエンコードが早くなるなどのメリットがあります。またゲーム配信したい場合も、グラボを搭載したパソコンを選びましょう。
動画編集ソフトによっては対応していないGPUもあるので、動画編集ソフトを購入してから後からグラボを増設するのもおすすめです。ただし、ノートパソコンにはグラボを増設できないと考えておいた方がいいでしょう。
CPUはフルHDの動画を編集する場合、基本的にCore i 5~/Ryzen 5~のスペックがあれば十分です。4K動画など重い動画を編集する場合は、Core i 7/Ryzen 7以上のスペックが必要です。
メモリが8GBあれば、動画編集ソフトを動かすことはできます。しかし、動画編集しながらブラウザを立ち上げる等のマルチタスクをこなそうとするととたんにパソコンが重くなります。余裕を持ってフルHDの動画編集をしたい場合は、16GB以上のメモリがおすすめです。
ストレージは動画を保存することを考慮し、大容量がおすすめです。1~2TBの容量があれば困ることはないでしょう。データを読み込む機会が多いため、処理速度が早いSSDがおすすめです。
動画編集のおすすめパソコンの選び方は、下記記事でも詳しく解説しています。
動画編集に必要なCPUを紹介。併せて重要なパーツや中古の注意点も解説>>
ゲーミングPCは動画編集に使える?違いやおすすめスペックを解説>>
パソコンを買うなら、少しでも安く買いたいと思いますよね。最後に、パソコンを安く買える時期や、安く買える場所について紹介します。
パソコンを安く買うなら、大型連休前や年末年始のセール時期がおすすめ。また、モデルチェンジ時期や決算期等もパソコンが安くなります。家電量販店の決算期は、9月と3月が多く、3月は進学時期とも重なるため、最もパソコンを安く買える可能性が高い時期です。パソコンを少しでも安く購入したい場合は、3月を狙いましょう。
パソコンが安い時期に関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンが安い時期はいつ?BTOパソコンの安い時期も解説>>
パソコンを安く購入するなら、メーカー直販サイトがおすすめです。メーカ直販サイトでは、クーポンが配布されていたり、頻繁にセールが開催されたりと安く購入できる可能性が高いです。また、パソコンのスペックをカスタマイズして購入できるため、自分に合ったパソコンを予算に合わせて購入できます。
パソコンを買う場所やおすすめメーカーに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。
パソコンを買うならどこがおすすめ?メーカーや家電量販店など解説>>
パソコンの選び方の基本は、まずパソコンを使って何をしたいのかを考えることです。パソコンの用途が決まれば、用途に合ったスペックのパソコンを購入できます。
パソコンの用途を決めないでパソコンを購入すると、後からやりたいことができず、すぐにパソコンを買い替えることにもなりかねません。長くパソコンを使うためにも、用途をよく考えてパソコンを選びましょう。
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