オフィスだけでなく家庭においても、さまざまなシーンでパソコンを使う機会が増えています。 電気料金も値上げされている昨今ではPCの消費電力が気になる人もいるのではないでしょうか? パソコンの消費電力は気にするほどではありま
オフィスだけでなく家庭においても、さまざまなシーンでパソコンを使う機会が増えています。
電気料金も値上げされている昨今ではPCの消費電力が気になる人もいるのではないでしょうか?
パソコンの消費電力は気にするほどではありませんが、節約する方法はあります。
この記事では
について解説していきます。
目次
消費電力とはW(ワット)とあらわされ、電化製品を動かすため必要な電力です。
基本的に家庭にある電化製品は、消費電力を表示することが義務付けられています。
電化製品の目立たないところにワット数の『〇〇W』が記載されていますので、一度確認してみるとよいでしょう。
W(ワット)の数値が大きいほど、消費電力も大きくなります。
パソコンの消費電力を含め、電気代の計算方法を解説します。
パソコンの電気代の計算式に必要になるものが消費電力です。
電気代は
【パソコンの消費電力×電気代の単価×時間】 で計算できます。
このときに使用する電力の単位は『kWh(キロワットアワー)』です。
1kW(キロワット)=1,000Wなので、1kWhは1,000Wの電力を1時間消費した時の消費電力量を示します。
電化製品を使用するときに、一時間当たりの消費電力に実際使用した時間をかければ電気代を算出することができます。
ちなみに電気代の単価は1kWhあたり27円で計算します。
これは全国家庭電気製品公正取引協議会の、新電力料金目安単価からの金額です。
パソコンの消費電力を調べるためには電力計(ワットチェッカー)を使います。
パソコンの電源ケーブルと壁に挿すコンセントの間に電力計を設置することで、内蔵のディスプレイで数値を確認できます。
電気料金の値上がりが進む昨今では、電力計もさまざまな種類のものが販売されているので、用途に合ったものを選ぶとよいでしょう。
パソコンの消費電力も種類などで異なります。
ここではパソコンの種類によるパソコン別の消費電力について紹介します。
デスクトップパソコンの消費電力は50〜150W程度が目安です。
1か月間、1日10時間の使用をした場合は330〜990円程度電気代がかかります。
この数値はあくまでも一般的なデスクトップパソコンでの目安ですので、高性能な装置などをつけた場合は消費電力が高くなります。
ノートパソコンの消費電力は20〜30W程度が目安です。
1日10時間程度の使用を1か月間続けた場合、電気代は132〜198円程度です。
ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも機能面では劣りますが、必要な消費電力はノートパソコンの方が少なく、電気代もお得です。
ゲーミングPCとはゲームをするために必要な性能を備えたパソコンです。
ゲームのグラフィックスの進化に伴って、他のパソコンに比べて映像の美しさが格段に違います。
そのため高速処理を可能にする装置(CPU)や高性能なグラフィックボードを搭載しています。
CPUとグラフィックボードの性能により数値が異なりますが、ゲーミングパソコンの消費電力は280W程度です。
1日10時間程度の使用を続けた場合、電気代は1800円程度です。
機能が高性能な分、消費電力は一般的なパソコンに比べて大きくなる傾向です。
パソコンの消費電力が大きくなるのは下記のようなタイミングです。
消費電力が大きくなるタイミングを把握しておき、無駄な消費電力を抑えましょう。
パソコンの消費電力や電気代を抑える方法はいくつもあります。
ディスプレイの明るさを抑えることによって、消費電力を抑えることができます。
マイクロソフト社が調査したところ、画面の明るさを100%から40%に抑えると約23%の節電になったそうす。
ただし、暗くしすぎると目に悪いので適度な明るさにしましょう。
マイクロソフトHPより引用:節電しながら賢く PC を使うには?
スリープモードとは消費電力を抑えて、再起動に必要な電力のみでPCを維持することです。
通常の状態よりも大きく消費電力を抑えることができるのが特徴です。
一方で、シャットダウンは完全に電源が切れる状態になります。
パソコンはシャットダウンするときと再起動をするときに最も消費電力が大きくなります。
短時間作業をしないなどでシャットダウンや再起動を繰り返すと、余分な電気代がかかってしまいます。
マイクロソフト社が調査したところ、パソコンを利用しない時間が90分以内のときは、スリープモードの方が電気代を節約できたそうです。
90分以上であればシャットダウンがおすすめですが、もしプリンタなどの周辺機器を使っている場合は周辺機器もシャットダウンを忘れないようにしましょう。
マイクロソフトHPより引用:ちょっと離席、休憩の時にも賢く節電するには?
パソコンは本体を冷却するために冷却ファンによって熱を逃がしていますが、通気口にはほこりが溜まります。
ほこりがたまるとファンが回り続け、電気代がかかってしまいます。
また、パソコンの熱がこもると出火の原因になったりショートを起こすなど不具合が発生し、パソコンの寿命が縮みます。
ですので、パソコンの熱がこもらないようにパソコンの周辺は風通りをよくすることをおすすめします。
パソコンの省電力モードやバッテリーの節約機能を活用するのも効果的です。
節約機能を設定すると、あまり使っていないアプリやメールやカレンダーの自動同期などの機能を一時的にオフすることができます。
パソコンのパフォーマンスも抑えられるため、電力の消費も抑えられます。
時間帯によって電気量あたりの単価が割安になるプランが、電気会社によって設定されている場合があります。
契約で割安な時間が設定されているならば、ノートパソコンの充電を割安な時間帯に行う方がよいでしょう。
割安な時間にノートパソコンを充電しておき、割高になる時間帯はコンセントを抜いて使用すると電気代が節約できます。
上述のように時間帯によって電気料金が異なる場合、パソコンを使う時間を見直すことによって電気代を節約することができます。
特に動画の編集やオンラインゲームなど消費電力が大きなものは、安い時間帯を選ぶことも有効です。
電力自由化に伴い電力会社が増えたことによって、使う会社を自由に選ぶことができます。
電力会社を見直すと以下のようなメリットを受ける可能性があります
ただし、電力会社をのりかえる際に気を付けておきたいこともあります。
解約金が発生したり契約年数の縛りがあることがありますので、契約前に必ず確認するようにしましょう。
また、電力会社をかえずプランを見直すことで電気料金を見直すことも可能です。
使用する量だけでなく、どんな使い方をしているかによって定額タイプを選ぶのも効果的です。
また、自宅がオール電化住宅などの場合、夜中に畜電する機能が設置してあることが多いため、夜間の電力量料金が割安で使えるプランを利用するのもよいでしょう。
割安な時間帯やプランをいろいろ比較して、自分に合った会社やプランを見つけましょう。
一般的な電化製品と同様、新しい製品は省電力になっています。
マイクロソフト社によれば、2006年モデルと2013年モデルを比較するとデスクトップPC同士なら50%、ノートPC同士なら30%も消費電力が抑えられるという結果が出ています。
性能は新しくなるたびに向上していますが、消費電力はかえって抑えられています。
長く使っているパソコンを持っているときは、買い替えを検討するのもおすすめです。
マイクロソフトHPより引用:最新のPCに買い替えてスマートな節電生活を
今回はパソコンの消費電力と電気代に関して解説しました。
スリープモードの活用やモニターの明るさを下げることで消費電力を抑えることができます。
また今使っているパソコンがかなり古い場合は買い替えも有効な選択肢です。
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